卒業も危うかった高校生活
ミスターステップアップのことは、
私の兄弟が『大逆転勉強法』を読んで、
第一志望に受かったので知っていました。
「こんな受験生になれたらなあ」と思って、
通信コースに入り、スクーリングコースも使っていたのですが、
高校生活で、精神的に調子を崩してしまいました。
だんだん学校でも課題を出さなくなって、
そのうち行かなくなり、
2ヶ月くらい休んで、ボロボロで、、、
通信コースもやめてしまい、
家で、大好きなペットと、ずーっと遊んでいました。
でも高3の夏になり、もうちょっと頑張りたいなと思い、
入塾を決めました。
神戸の家から片道1時間半かかっても、塾には毎日行きました。
獣医になりたい想いが強くて、
このままじゃいけないと思ったからです。
コースも、途中で大逆転から限界突破に変えて、さらに本気でやりました。
学校も卒業が危うかったので、
課題や定期テストもやりながら、必死に受験勉強していました。
好きな自習席で勉強していたり、
講義室に行って、ずっと音読していた時もありました。
化学の教科書丸暗記が、本番で出た!
獣医学部を目指す上で、化学を上げないといけなかったのですが、
私は単語集の『一問一答』だけでは、うまく基礎が埋まりませんでした。
そこで、弓場先生から、
「教科書を反復して、丸暗記をするように」と
言われました。
といっても、化学の教科書は全部で600ページぐらいあり、
残り時間も少なかった自分にとって、
全部を覚えるのは難しかったです。
そのため、弓場先生に範囲を絞ってもらいました。
理論分野を中心にして、
その中でも、平衡分野や、気体の分野といった
化学の全体的な理解やイメージをつけられるところを
重点的に覚えました。
「ヘンリーの法則って?」
「化学平衡の法則を説明して?」
など、テストを出してもらったりもして、
理解が進んでいきました。
酪農大の入試の時は、自分が覚えていた、
「白紙法」の知識がそのまま出題されました!

実は酪農大の受験では、
向かっている最中に、
交通機関を変えなければいけない
ハプニングもありました。
でも、試験や問題形式が変わったり、
何かに巻き込まれて慌ててしまったとしても、
すぐ答えられるぐらいに基礎知識を固められたことで、
本番も得点できました。
「どうして信じてくれるんですか?」
秋ぐらいになった時、
弓場先生と一緒にごはんを食べた後、
私は思わず聞いてしまいました。
「弓場先生は、どうしてこんなに、
私のことを信じてくれるんですか?」
夏に入って、まだ数ヶ月しか経っていないのに、
自分の勉強だけじゃなくて、相談もとことん付き合ってくれて、、
どうしてこんなにしてくれるのか、
気になっちゃったんです。
弓場先生は、向き合って話してくれました。
〝信じることが当たり前だからだよ。
裏切られても、自分がしっかりしてたら大丈夫だし
嘘ついてたら、何か事情があるんだなって思う。
目の前の人が、腹から声出せるようになったら嬉しいし、
その人の、1%の「神がかっているところ」を、信じたい〟
生き方がすごい!って思いました。
私もこうなりたいなぁって思うと、勉強できるようになりました。
弓場先生は、私の中の強さを、信じてくれてました。
なので耳の痛いことも、何回言われたか覚えてないぐらい、
言ってもらいました(笑)
でも、信じてくれる弓場先生のことを
私も信じて、ついていきましたし、
自分の弱い部分も、隠さず見せていました。
踏ん張って、戦ってよかった
もともと卒業も危なくて、
学校に行ったら、
先生から、もうこれ以上休んだらダメだと言われたり、
周りの子が進路が決まっていったりして、
気持ちのアップダウンもありました。
高校を辞めようかとも思いましたが、
辞めずに踏ん張って合格できたから、
何があってもしがみついて、
やり切ったのがよかったなって、今は思います。
大学に行ったら留学をして、
国際的な獣医になりたいと思っています。
今までの生活や受験を通して、
辛いことを乗り越えてきたから、何かあっても大丈夫って、
思える気がします。
獣医にどんな役割があるのか、
大学で広く、学んでいきたいです。
ありがとうございました。