【世界史】京大卒が教える!世界史の効率的な覚え方と勉強法
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【世界史】京大卒が教える!世界史の効率的な覚え方と勉強法

2019年11月23日

2019年11月25日

1.はじめに

こんにちは、ミスターステップアップの柏村です。

今回は、「世界史の効率的な覚え方と勉強法」というテーマでお話ししていきます。

世界史については、範囲が広い為になかなか覚えられない、イメージがつきにくい、といった相談をうけることがよくあります。

社会の科目選択をする上では、その科目にまずは適性があることが前提です。

ですから、世界史に適性があると判断して、その上で覚えるのに苦戦している場合の、覚え方のコツについてお伝えしていきます。

2.なぜ世界史を覚えられないのか

2-1.何を覚えられないのか

まず、世界史の内容が覚えられないといったときに、単語だけを丸暗記しようとしているケースがほとんどです。

主に出てくるのは、基本的な用語、用語の内容、人物名、場所、年号などです。

特に、ヨーロッパであれば戦争の名前、中国であれば皇帝名や漢字など、似ている語に関する区別をしっかりとつけておく必要があるでしょう。

2-2.世界史が覚えられないのは、“用語だけ”を覚えようとしているから

世界史などの歴史の科目では、まず「全体像」を把握することが、もっとも重要になります。

全体の流れが掴めていないと、いくら「部分」だけを覚えようとしても、頭には入ってきません。

なぜその出来事が起こったのか、その出来事の背景には何があったのかなど、因果関係をきちんと把握していくことが重要になります。

世界史が覚えられないのは、まず一問一答から始めてしまっていて、“用語だけ”を覚えようとしている場合が多いのです。

その結果、全体像や流れがわかっていなかったり、一繋がりがわかってなかったりする為に、いざ初見の問題にあたったときには対応できないということが多くあります。

その対策としては、例えば教科書の太字だけを一気に見たり、流れや全体像がわかる参考書を短期間で一気に読むことがおススメです。

そうやって、まずは一通りの流れを掴むようにしてください。

一番オススメしたいのは教科書ですが、絵などが入っていた方がイメージがしやすい場合には、世界史の漫画や、小学生が読むような漫画のシリーズでも構いません。

3.世界史を覚えるスケジュール

この章では、世界史を覚えるスケジュールについてお話していきます。

 3-1.世界史を覚える勉強スケジュール

世界史の勉強は、基本的なスタンスとして、学校の授業をきちんと聞いて、定期テストの勉強や日頃の復習をよくしておくことが重要になります。

学校の授業である程度の土台を作っていることを前提に、文系の受験生は夏休み頃から理系の受験生は秋頃から、勉強を始めていきます。

もし、基礎固めが不十分だと感じる場合には、もっと勉強する時期を早める必要があります。

 3-2.インプットとアウトプットのバランス

インプットとアウトプットのバランスですが、序盤の時期には、全体の流れを確認するようなインプットの勉強が中心になります。

基本的には、『序盤』『中盤』『終盤』に分けたときに、『序盤』の勉強にあたるのがインプットの勉強、『中盤』の勉強にあたるのがアウトプットの勉強になります。

まずは、しっかりとしたインプットがなければ、アウトプットもできません。

そういった意味では、インプットで基礎がきちんと固まってから、アウトプットに移行するというスタンスで良いでしょう。

ただし、インプットの勉強をするとき、例え問題を解かなかったとしても、「アウトプットを前提としたインプット」を意識するようにしてください。

覚えた知識が、本番でどのように使われるのかという視点は、持っていた方が勉強の効率も上がります。

3-3.他の科目との兼ね合いと勉強時間

勉強時間については、個人差はありますが、普通の高校生であれば、土日に1~2時間位を目安にしておくと良いでしょう。

高3の11~12月頃になって、世界史の点数だけが極端に低いと言った場合には、多く時間を取るなどして調整してください。

4.世界史の覚え方<インプット編>

世界史を覚えるときには、インプット型の勉強とアウトプット型の勉強があります。

インプット型の勉強では、主に「全体像」や「流れ」を確認する勉強が中心になります。

アウトプット型の勉強では、「一問一答」や「過去問演習」など、インプットした知識を使って、問題を解いていくことが中心になります。

4-1.世界史のインプットの勉強法

ここでは、インプット型の具体的な勉強方法についてお伝えしていきます。

4-1-1.世界史の全体像を掴む

世界史の全体像について世界史ではタテの流れとヨコの流れを掴む必要があります。

世界史での「タテの流れ」とは、各国史ごとに、捉えることです。

日本史と同じ要領で、ある国について、時間の流れに沿って勉強していきます。

そのためにオススメは漫画などを読んで全体像を掴むこと、もしくは教科書等を使って細かいところはこだわらずに太字赤字などを中心に読み進めていくことです。

大逆転勉強法では重要語句だけを集めてそれらを音読したりリスニングをしていく数珠つなぎと言う勉強法を紹介しています。

世界史の場合は最後まで一通り勉強することによって知識がつながっていきますので、あまり細かいところにこだわるのではなくてどんどん進めていくと言うことを心がけて下さい。

4-1-2.世界史のタテの流れとヨコの流れを意識する

まずタテの流れとヨコの流れをB4用紙一枚にまとめます。

世界史は日本史と異なり、広大な地域を扱います。

同じ時代でも、重要な事件が同時に起こっているのです。

そのため、同じ時代に他の地域では何が起こっていたのかを知る必要があります。

これが、「ヨコの流れ」です。

特に大航海時代以降(1500~)は、世界は一層関わりが濃密になってきます。

ヨーロッパで起きた事件の影響を受けて、その植民地であったアジアにも影響が出る。

ある地域だけに注目するタテの歴史だけではなく、同時代の世界に注目するヨコの歴史を学ぶことが不可欠です。

世界史の勉強を進めるときは、常に「タテの流れ」だけでなく「ヨコの流れ」をも意識して、バラバラに覚えないようにしましょう。

主要な出来事だけで構わないので頭の中でそういう地図ができている状態になっておくとそのあと一問一答とか問題演習をやるにあたって細かな知識が入ってきます。

「それっていつの時代なの?」「どの地域なの?」「その時世界では何が起こっていたの?」とういことをわかっている状態で勉強を進めていくというのが特に世界史では重要になってきます。

それにあたって教科書を使っていくことがおすすめです。

実際にミスターステップアップの受験生でも教科書を完璧にして、あとはセンターの過去問だけで8割9割取れる受験生もいるくらい、ある意味、教科書は最強の参考書といっても過言ではありません。

4-1-3.細かい記述にとらわれず流し読みをする

世界史の全体像を掴むために最初は細かなところは見ずに流し読みをします。

流し読みをして「この教科書にはこういうことが書かれているんだ」というのを把握します。

最初から最後まで読んでみると意外と自分が知ってたとか好きになれる時代とか地域とかあったりするので、最初は覚えるというより読書するくらいのつもりで読んでください。

4-1-4.各章の太字に注意する

これは一回目を読み終わった後の話になります。

2回目、3回目と読んでいく時に何に注意すれば良いのかというと、章の中に書かれている太字に注意して読みます。

太字ということは重要な部分で入試で問われやすいです。

特に太字に対してどういった内容なのかということがスラスラ説明できる状態にしておきましょう。

難関私大の場合は教科書の端に書いてあったりとか、場合によっては教科書に載っていないこともありますが、センター試験や国公立二次の論述では太字やその説明が一番大事になってきます。

第二段階までちゃんとやっておくだけでもセンターで7割8割くらいは十分に取ることができます。

4-1-5.目次を見ただけで簡単に説明できるようにする

例えばフランス革命という文字を見たら、フランス革命の背景から顛末まで説明できるようにします。

一問一答や問題集でなかなか磨けないのが流れです。

しかし教科書は文章になっているので流れが掴みやすいです。

その流れがちゃんとわかっているかの確認として簡単に説明できるようにするということが良いと思います。

目次を見ただけで「その時代はどうだったかな、どういうことがあったかな」とスラスラ説明できてる状態が、まさに世界史の教科書で全体像を掴むということができている状態になってきます。

4-2.インプットにオススメの参考書

序盤の勉強では、流れを掴むことが重要だとお伝えしましたが、まずオススメするのは学校の『教科書』です。

学校の授業でも使う教科書で覚えられるようであれば、教科書を使うことをオススメします。

教科書だけでは足りない、あるいは、イメージがしづらいという場合には、『ナビゲーター世界史』と『NEW青木世界史B講義の実況中継』のどちらかの参考書が良いでしょう。

どちらの方が良いテキストですか、という質問を受けることがあるのですが、書店に行って実際に目を通してみて、使いやすい方を選んでください。

ただし、どちらのテキストも、通史で勉強するには4冊必要になり、冊数が多くなってしまう為、時間が掛かってしまう点は、デメリットとして挙げられます。

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これらの参考書は、1日1章進めれば、理想的です。

『ナビゲーター世界史』、『NEW青木世界史B講義の実況中継』は1日章ずつ読んでいきます。

1日目は、第1章を読みます。

2日目は、第1章の付属のサブノートに答を書きこみ、第2章を読みます。

3日目は、第1章のサブノートで復習し、第2章のサブノートに答を書きこみ、第3章を読みます。

4日目は、第2章のサブノートで復習し、第3章のサブノートに答を書きこみ、第4章を読み、本文を読んだ次の日にサブノートに書き込みます。

さらに次の日は書き込んだサブノートで復習します。

サブノートを見ただけで本文を思い出せるのが目標です。

本文をほとんど思い出せる分野はサブノート中心に復習を進めます。

どうしても思い出せない分野のみ、本文をもう一度読み直すようにしましょう。

5.世界史の覚え方<アウトプット編>

ここからは、アウトプット型の勉強方法について、具体的にお伝えしていきます。

 5-1.世界史のアウトプットにオススメの参考書・問題集

世界史のアウトプットにオススメの問題集は、『1分間世界史』石井貴士・著(水王舎)です。

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この『1分間世界史』は、短期間でマスターすることができる分量になっています。

ボリュームのある本を中途半端にやるよりも、コンパクトな本をマスターする(90%以上の正解率をめざす)ほうが、何十倍も効果があります。

さて、進め方ですが、1回目は、答えを紙に書いてみて、漢字も正しいかどうかチェックします。

暗記している用語には小さくマル(○)をつけるようにしてください。

1回でもマル(○)がついたものに関しては、すぐに答えが思いつくようであれば、わざわざ紙に書かなくても、2回目のマル(○)をつけてOKです。

時間をかけずに、パッパッパッと進めていき、何度も反復してやるようにします。

○が3回つくまで、何度も反復練習してください。

とにかく、一問一答は、少々覚えられなくても、気にせず、どんどん先に進んでいくようにします。

はじめから完ぺきに覚えようとすると、いつまでたっても先に進みません。

どうしても覚えられなかったら、進むスピードを下げるのではなく、復習の回数を増やすことです。

5回、6回と繰り返しているうちに、だんだん覚えやすくなっていることに気づくでしょう。

そうやって、1冊の本をあなたの血肉していってください。

5-2.世界史の赤本の使い方

世界史の勉強で、分野毎の対策を行うのであれば、『センター試験への道』をオススメしています。

センター試験への道世界史―問題と解説

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バイブル本を反復練習し、センター試験への道を完ぺきに覚え、過去問演習に入って行きましょう。

赤本では、5~10年分くらいの問題を解き、弱点をあぶりだすような使い方をしていきます

知らなかった知識、うろ覚えになっていた知識などがあれば、バイブル本や赤本に書き込むなどして、完ぺきに覚えていきます。

 5-3.MARCHレベルの世界史の覚え方

私立大学を受ける受験生は、Z会の『実力をつける100題』というテキストを完ぺきに覚えるようにしてください。

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この一冊で、私大対策を網羅する形になります。

私大の入試については、英語で高得点を取り、世界史では7割程度を取るというのが基本スタンスです。

英語で稼ぎがある場合には、6割以上の点数で合格できる場合もありますが、7割を目指してください。

逆に8割以上の点数が取り続けられるといった場合には、少しやりすぎですので注意しましょう。

6.世界史を効率的に覚えるためのコツ

ここからは、世界史を効率的に覚えるための具体的なコツについて紹介していきます。

6-1.マンガを活用して覚える

マンガは、序盤の時期に流れを掴むために使うのであればオススメします。

特に、絵が入っていた方がイメージがしやすいという人の場合には、マンガで一度イメージを掴んでおくというのも一つの手です。

6-2.語呂合わせで覚える

語呂合わせについては、普通に覚えられるのであれば、普通に暗記をしていくことをオススメします。

「どうしても覚えられないときに語呂合わせを使う」くらいのつもりでいてください。

くれぐれも、語呂合わせで最初から年号を順に覚えていくなどの、非効率的な勉強の仕方は避けるようにしてください。

6-3.音読して覚える

ミスターステップアップでは、音読による勉強はオススメしています。

『大逆転勉強法』の中では「キーワード数珠つなぎ法」といって、教科書の最初から最後まで、見出しと本文の太文字とその周辺語句を音声に録音する方法を紹介しています。

スキマ時間などに、その音声を聞いて、キーワードの音声が読み上げられた後に続けて声に出して読むことで、全体の流れを把握するのです。

音読に限らず、書いて覚える、見て覚える、聞いて覚える、といったように、五感をフルに活用することで、覚える内容が潜在意識に入りやすくなります。

6-4.読み上げCDを使って覚える

「キーワード数珠つなぎ法」を紹介しましたが、『実況中継』のシリーズの参考書を使った場合には、講師の講義CDが付いています。

そのCDをスキマ時間に聞くことによって、世界史を“耳で覚える”ことができます。

録音された音声やCDであれば、ウォーキングをしながら、体を動かしながら、電車に乗っている最中などでも聞くことができます。

スキマ時間を有効に活用するという意味でも、CDを使うことはオススメです。

6-5.書いて覚える

B4の紙一枚に、タテとヨコの流れを書くという方法をお伝えしましたが、知識を整理するために「書く」という行為は、効果的です。

読んでいるだけ、聞いているだけでは頭に入ってこないという場合にも、手を動かして書くことによって、記憶に残りやすくなるという効果があります。

ただし、あまりに凝ったノートを作ろうとしたり、書くことに時間をかけすぎてしまうと、他の教科とのバランスが崩れてしまうので、ポイントを絞って、ノートを作るようにしていってください。

6-6.姿勢を変えながら勉強して覚える

ここからは、環境づくりについてです。

受験生であれば、机の上で勉強する時間が最も長いと思いますが、机以外でも、勉強することはできます

外に出て移動することが難しい場合には、部屋の中でも、立ち上がってみたり、体を動かしてみたりしてください。

特に、ずっと動かないまま姿勢を変えずにいると、足元の血流が滞ってきます。

足を動かしたり、肩を回してみたり、全身の血流が良くなることによって、頭も冴えてきます。

ぜひ姿勢を変えて、動きに変化をつけてみてください。

6-7.環境を変えて覚える

もし、外に出るなどの移動が可能であれば、場所を変えて覚えることもオススメです。

  • 眠たいな
  • なかなか集中できないな
  • やる気が出ないな

というときは、一人で勉強するよりも、図書館や喫茶店など、人目に触れるところで勉強しましょう

人目に触れるところであれば、思いっきり寝るということは無いでしょう。

そういった活気があるところに行くことで、やる気が出る場合もあります。

例えば、電車に乗っているときも、混雑していなければいっそのこと電車にずっと乗って勉強するのも一つの方法としてですね。

今より状態が良くなる、コンディションが良くなる、やる気が出てくるなら、電車の中でもやれるようにしてみるといいかもしれません。

6-8.時間帯を工夫して覚える

暗記科目の勉強は、夜の時間帯、特に「寝る直前」に持ってくることをオススメします。

なぜなら、暗記系の科目は、朝に勉強すると、日中に起こるいろいろな出来事によって、色々な情報が入ってきてしまい、覚えたことが頭に残りにくくなってしまいます。

また、睡眠中は、脳内の記憶が整理される時間にもなるため、寝る前に暗記すると、記憶の定着率が上がります。

もちろん、その他の時間帯に覚えても無駄になるわけではありませんが、人間の体の仕組みから考えて、夜寝る前に暗記するというのは、非常に理にかなっています。

ぜひ、暗記する時間帯も工夫してみてください。

7.まとめ

ここまでで、「世界史の効率的な覚え方と勉強法」についてお話してきました。

世界史は、ただ暗記するというよりも、覚え方にコツがあります。

出来事が起こる因果関係をよく理解し、流れを把握し、一つの出来事に対して、色々な方向から多角的な視点を持てるようにしておきましょう。

以上、「京大卒が教える!世界史の効率的な覚え方と勉強法」について、お伝えしました。


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