大阪公立大学(医・リハビリテーション)・立命館大学(生命科学)☆合格☆谷口琴美さん

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わたしの心に初めて火が灯った

 

〝いい子ちゃん〟

それがわたしの課題でした。

「周りに迷惑をかけないように、

 ちゃんとやらないと、、」

「学歴社会だから、

 いい大学に行かないと、、」

と言い聞かせ、

心を置き去りにして

無理やり机に向かっていたわたしは、

まったく勉強に身が入らなかったのです。

 

勉強する意味が見いだせず、

部活に明け暮れる日々、、

そんなとき出会ったのが、

『限界突破勉強法』です。

本の中では、

ストイックに勉強に打ち込んで、

圧倒的な量をこなし、

次々と難関大学に合格していった受験生が

紹介されていました。

 

もちろん、それもすごいと思ったのですが、

〝受験を通して、自分と向き合っている〟

ことが伝わってきて、衝撃を受けました。

「ここに出てくる受験生は、

 〝周りにどう思われるか〟じゃなくて、

 〝自分がどうしたいか〟で生きているんだ。

 カッコいいなぁ、、、

 自分も、こんな受験生活を送ってみたい!」

 

それまで、

どこを目指したらいいか分からず、

学歴は生きていくのに必要だからと、

何とかそこに当てはまるように、

勉強をしなければならないと思っていましたが、

 

〝受験を通して、自分を磨く〟

という考え方を知って、

「わたしの求めていたのはこれだ!!」

と、視界がパーッと明るくなりました。

 

「これが〝合格する受験生〟の基準なんだ…!」

 

自分が目指す方向が見えた後、

ステップアップには通信コースがあると知り、

高校3年生の夏から入りました。

絶対に欠かさなかったのは、

毎日配信されるラジオです。

 

ラジオでは、

合格する受験生の考え方や、

落ち込んだときの立て直し方、

各科目の勉強法、

日常のおすすめ習慣など、

さまざまなテーマで、

いろんな講師の先生が話してくれました。

(ラジオを聴き続けていたら、

 いつの間にか、

 明るく、積極的な性格になっていたんです!

 これには本当にビックリでした)

 

加えて、

よなたんの共通テスト英語のリーディングや、

英語の教材の解説音声、

憩(けい)さんの共通テスト数学の動画を見て、

「うわぁ、、自分と全然違うや、、」

と感覚の違いに圧倒されました。

とにかく食らいついて勉強しましたが、

共通テストは6割に留まり、

通信コースを使いながら、

宅浪することになりました。

 

わたしの成績を伸び悩ませていたもの

 

〝いい子ちゃん〟でいることが

成績が伸び悩んでいる原因だと分かったのは、

秋に行った

スクーリング(短期合宿)

でのことでした。

 

塾長の村田先生に

勉強を見てもらったときに、

「じゃあ、ここの問題を

 セルフレクチャーしてみて

 (解法を口で言ってみて)」

と言われ、

すでに8回以上反復していたので

簡単に解けるだろうと思ったのですが、

全然できなかったのです、、

 

▼そのときの問題は、今でも覚えています。

    できなかった悔しさとともに、

    この問題は完ぺきにしました▼

問題を深く考えずに、

なぞるように解答を読むだけだったわたしに、

村田先生は、

「教材は進んでいるのに、

 表面的な勉強になってしまっているね。

 『ちゃんと解かないと』

 『いい大学に行かないと』

 という焦りや不安が強くて、

 本質的な勉強ができていないのではないかな?」

と投げかけてくださったのです。

 

ハッとしました。

 

無意識に、

(できない自分は見せられない、、

    できる自分であらねばならない、、)と思って、

「勉強した」という事実を残すために

反復していたと気づいたのです。

 

そのあと村田先生は、

わたしが抱えている不安や恐怖について、

何時間も相談に乗ってくださり、

ここまで向き合ってくれる大人がいるんだ、、

と感動しました。

 

それは、村田先生だけじゃなくて、

講師の先生みんなそうで、

ここで入塾しなかったら一生後悔する!

と決意し

塾に行けるか難しい状況でしたが、

奇跡的に、11月から下宿をして

塾に通わせてもらえることになりました。

 

「甘え上手」になる

 

入塾してからも、

わたしの〝いい子ちゃん〟の課題は続きました。

質問しに行きたくても、

「他の塾生さんも質問したいと思ってるから、

 自分がそこまで時間を取ってもらうのは悪いな」

「質問をしても、

 自分で考えたら分かることかもしれないし、

 講師の先生の時間を奪ってしまったら良くないから、

 やめとこう」

と遠慮して、

ぜんぜん聞きに行くことができませんでした。

 

それは、1月に入っても続いており、

(限界突破したくて塾に来たのに、

 なかなか、その一線が越えられない、、)

と悩んでいました。

 

その時です。

「おじいちゃんが亡くなった」

と連絡があったのは。

 

大事な家族が亡くなり、

気持ちがブレブレになって

全く勉強に集中できなくなってしまいました。

それでも、おじいちゃんが

わたしの受験を応援する言葉を遺して

息を引き取ったと聞いて、

「とにかく前向きに頑張らなきゃ、、」

と勉強を続けました。

 

数日経って、

ついに悲しみが抑えられなくなり

泣き出したわたしに、

村田先生が話をしてくれました。

 

「生きるとは何か」

「死ぬとは何か」

「生きている間に、

 目の前の人とどう向き合えばいいのか」

 

という死生観は、

これまで考えてもこなかったことで、

村田先生の話を聞くうちに、

気持ちがスーッと落ち着いてきました。

 

その様子を見た村田先生は、続けて

〝本当は、

 もっと早く相談したかったんじゃない?〟

と言いながら、こう話してくれました。

「あなたはいつも、

 本当は助けてもらいたいのに、

 誰かの手を借りるのは悪いから、と

 一人で頑張って、苦しくなっているよね。

 それは、受験勉強に限らず、

 生きる姿勢、全てにおいてそうだ。

 でもね、

 本当の〝自立〟とは何だと思う?

 それは、

 〝人に迷惑をかけないこと〟ではなく、

 〝困ったとき、ちゃんと助けを求められること〟だよ。

 生きてりゃ、必ず迷惑をかける。

 誰かとの関係性の中で生きている人間が、

 誰にも迷惑をかけずに

 生きていけるわけがない。

 だから、

 何かをやってもらったときは、

 感謝したらいい。

 そして、迷惑をかけたと思う分、

 自分もまた、

 誰かにお返ししたらいい。

 これを、

 ペイ・フォワード(恩送り)

 と言うよ。

 そうやって人は、

 いただいた恩を感じながら、

 生きているんだ。

 * 

 もっと、

 〝甘え上手〟になりなさい。

 それが、あなたの成績が上がる、最短の道だよ」

 

そう言って村田先生は、

わたしを優しいまなざしで見つめてくれました。

 

頑なに

「甘えてはいけない」

と思っていた気持ちが溶けていくように、

(わたしも、甘えていいんだ、、)

(誰かを頼っていいんだ、、)

と思えました。

 

わたしの成績が急に上がり出したのは、

その後すぐでした。

これまで反復してきたことと、

勉強会でやった内容がバチッとつながって、

「本番でできる人は、こんなふうに解いてるのか!」

という感覚が流れ込んできたのです。

 

気づけば、

去年は6割だった共通テストで、

数学も国語も、

8割以上取ることができました。

 

二次試験の前も、

勇気を出して自分から

よなたんに質問に行きました。

 

マンツーマンで、

目の前で大阪公立大学の入試問題を解いてくれて、

英語を解く感覚がガラッと変わりました。

 

間違いなく、

村田先生から話してもらったことのおかげでした。

 

▼二次試験に向けて作っていた過去問研究ノート▼

▼ダイニングが好きな場所で、よく音読していました▼

「安心感」と共に戦えた本番当日

 

試験本番は、

驚くほどあっという間でした。

 

「できるかな、、」という不安も焦りもなく、

ただ目の前の問題と向き合っていたら、

試験が終わっていました。

 

合格通知を手にしてみて、

ずっと自分は学歴にとらわれて、

have  to(ハフトゥ)で勉強していたけれど、

want  to(ウォントトゥ)で勉強できたとき、

こんなにもエネルギーが湧いてきたんだ、

と驚いています。

 

他人の軸に合わせて〝いい子ちゃん〟になり、

「いい大学に行かないと」

と思っていましたが、

自分の軸が立って、

「受験を通して自分を磨くぞ」

と思って受験勉強できたとき、

密度も、スピードも、こなす量も、

全く別モノになりました。

 

この塾で、

「自分の人生を主体的に生きる大切さ」

を学ばせていただいたので、

大学に行っても、

いろんな分野を勉強したり、

憧れの先生方のように、

誰かを元気づける人間に成長できるよう、

自分を磨いて生きたいと思います!

ありがとうございました。