島根大学(医・医)☆合格☆宮尾恭平くん

 

〜入塾しようと思ったきっかけ〜

「勉強法が定まっていない」

現役のときに、

国立大学、私立大学の医学部に全落ちしたときに、

成績が伸び悩んだ原因はこれだとわかりました。

実際、ミスターステップアップに入塾する前の僕は、

この勉強法で進めていこうと決めても、すぐに途中で不安になってしまい、

新しい勉強法をためしてみるというサイクルを繰り返していました。

そして、いつの間にか

中身が疎かになっている状態が日常的に起きていたのです。

しかし、原因は分かったものの、

この癖はなかなか抜けませんでした。

そして、行く予定だった大手予備校に入ったら改善されるのだろうか、、、?

という不安を常に抱えながら勉強をつづけ、

3月の中旬に差し掛かった時に、親からある動画を見てみなさいと言われました。

それが弓場先生の「リケジョの相談室」でした。

 

この中の河野祐一郎くんの動画を見たときに、

僕は国立大学医学部に合格した人と

落ちた自分との差を見せつけられた気がしました。

なんと、祐一郎くんはその動画の中で、

化学の有機分野の反応経路図を全て、頭の中にインプットしていたり、

有り得ない速さで、単語の意味をあるだけ全てアウトプットしていたり、

数学の問題をセルフレクチャーしていたのです。

僕はこれを見たときに、

こんな勉強をしている人に敵うわけない、、、!

と思うと同時に、

(僕もこの勉強法なら信じられるのではないか?

 そしてこの勉強法で医学部に合格したい!)

と思いました。

 

これが僕がミスターステップアップに入塾しようと思ったきっかけです。

 

こうして4月に入塾し、

最終的には、念願だった国立大学医学部に合格することができましたが、

その道のりは全然、順風満帆ではありませんでした。

ここからは、その道のりにおいて、

特に思い出に残っている、2つの出来事について語りたいと思います。

〜自分の甘さを叱ってもらった〜

 

1つ目は、7月に京大実践模試を受けたときのことです。

4月から勢いよく勉強を進め、どれくらい身についているか確認したかった僕は、

講師の阿部くんに相談し、7月に京大実践模試を受けることを決めました。

それに向けて毎日11時間以上の勉強を欠かさずしていましたが、

結果は惨敗。

1番力を入れていた数学も、

1問しか正解できませんでした。

悔しくて泣きそうになりながら、阿部くんに報告にいきました。

 

今考えると、

いつものように慰めてほしい気持ちが、

大部分を占めていたんだと思います。

しかし、この日の阿部くんは、いつもと違いました。

慰めるのではなく、

「もっとかっこいい受験生になりたくないのか?

悔しいんだったら、

慰めてもらいにくるんじゃなくて、

泣きながらでも机に向かって勉強する。

お前にはその姿勢が足りないんやないか?」

と叱ってくれたのです。

僕は自分の甘さを見抜かれてハッとしました。

 

確かに僕は今まで、

慰めてもらうことで悔しさの気持ちを中和し、

いつの間にか普段通りの勉強に戻っていることが

ほとんどだったからです。

阿部くんがこのとき叱ってくれたおかげで、

これ以降の模試で、確実に自分の甘さが減っていきました。

 

結果が良かったときも、悪かったときも、自分と向き合い、

なにが足りていなかったのか、

どうしたらもっと点数を上げることができるのか、考えることが多くなりました。

〜講師を頼ることで、成績が上がった!〜

 

2つ目は、12月に弓場先生に叱られたときのことです。

そのときまで、

共通テスト模試、特に理科の点数が全然上がりませんでした。

7割くらいの点数を取り続け、

どうすれば点数が上がるのか、ずっと悩んでいました。

でも、ずっと自分の中で試行錯誤しているだけで、

周りの講師にはあまり相談しませんでした。

自分の力だけでなんとかできると思っていたからです。

 

あるとき、弓場先生がそんな僕の状況を見て、

「本当に困っているときは、

他力(周りの力)に頼ってみた方がいい」

と教えてくれました。

 

そのあと、模試の復習法や間違い方を見てもらいました。

そうすると、

自分自身では気づかなかったことや、

自分でも分かっていたけど、

無意識のうちに避けていたことが次々と出てきました。

成績が伸び悩んでいる理由が、全部姿を現したような瞬間でした。

 

おかげで、共通テストまでの残りの1ヶ月間、

自分が心の奥底で悩んでいることも迷わず相談し、

アドバイスに従って勉強を進めることができました。

 

結果、共通テストは86%、

理科は90%まで伸び、

自力だけではなく、

他力も必要不可欠だということを身をもって感じました。

 

思えば現役のときは、ずっと一人で悩んでいて、

他の人に頼ることはなかったので、

この問題も、去年不合格だった原因の一つだったのだと思います。

〜自分に合った的確な指導をしてくれる!〜

 

ミスターステップアップの良かったところは、

食事や環境などたくさんありますが、特に良かったところは指導だと思います。

講師が時には優しく、時には厳しく、

その人に本当に必要だと思うことを面と向かって教えてくれる。

そして、それを教えてもらえるだけの

信頼関係を築くことができる。

 

それがなかったら、僕はおそらく

国立医に合格することはできませんでした。

  〜1人で抱えていた悩みを講師に相談することで解決できた!〜

最後に、ミスターステップをおすすめしたい人は、

ずっと自分一人で悩んでいて、あまり他の人に相談しない人です。

 

自分の成績が上がらない原因などは、大体自分にとって死角となっていて、

自分ではどう足掻いても気づけないことがあります。

それは、たとえ、他の人に相談したとしても、

本当に自分の状況を分かってくれている人でないと、指摘されません。

この塾では、講師の方と常日頃から手帳を見せ、

フィードバックをもらっているため、講師が全員、自分を完全に理解してくれています。

そのため、的確なアドバイスをもらうことができます。

実際、僕も半年間悩んでいたことが

一瞬で解決できました。

他にも様々な面でサポートしてもらったり、

モチベーションを高めてもらいました。

〜毎日の美味しい食事のおかげで頑張れた!〜

ここでの食事は僕の原動力の一つでした。

毎日手作りの食事が出されるのですが、

メニューが豊富で、かつ全部美味しいです。

そのため、

「今日は勉強したくないな…」

「勢いが上がらんな…」

みたいなネガティブな気持ちでも、

食べたら自然と



「よし、ここから頑張るぞ!」

という気持ちが湧き上がってきました。

 

また、食事を作ってくれているスタッフの方々は

塾生のことを常に応援してくださっています。

時には顔が暗くなっていることを察して

「頑張れ!」など声をかけて、

励ましてくださったりすることもありました。

落ち込んでいても、食堂で食事をし、

帰る頃には逆に明るく前向きな気持ちになっていることが度々ありました。

 

〜心の状態が結果を左右する〜

僕は、受験は「心理戦」と「場外戦」に負けると上手くいかなくなる、

ということを、この一年を通して嫌というほど思い知らされました。

まず、心理戦についてです。

よく「受験は結局、勉強量だろ」

とかいうことを耳にしますが、

僕は最終的には自分のメンタルが大きく関わってくると思います。

もちろん勉強量も大事です。

勉強した分だけ解ける問題は増えます。

しかし、その実力を本番で発揮できるかどうか?は

自分の心の持ちようによって変わってきます。

例えば、僕は現役のときから、

試験が近づくにつれて、不安になる癖がありました。

どれだけ勉強をしても、

「いい点数とれるかな…」

「もしミスしたらどうしよう…」



などの後ろ向きな気持ちが襲ってきました。

これは本番だけでなく、模試のときも同じです。

結果、毎回毎回、不安が試験中の焦りに繋がり、

それが、計算ミスや、

問題文を間違えて理解することに繋がっていきました。

これを克服できたのが共通テスト本番でした。

会場に出発するまで、

僕はいつものように不安になっていました。

心の中で、

「二浪はできない。

ここでダメだったらどうしよう…」と。

 

そして不安がMAXなまま出発するときがきました。

そんな時に、

見送りにきてくれた講師やスタッフの方達が口々に、

「絶対いける!」

「もう充分やってきたよ!頑張れ!」

など応援してくれました。

 

特に、弓場先生にかけていただいた

「大丈夫!私の指導よりは苦しくないでしょ」という言葉は、

今でもよく覚えています。

 

僕はこれらの応援を聞いた瞬間、

気持ちが一気に軽くなりました。

今まで勉強したことや、ここで教えてもらったこと、

そして、弓場先生に叱られたときのことを思い出したからです。

楽しかったことや辛かったこと、

それらがすべて安心材料へと変化した瞬間でした。

不安が0の状態で臨んだ本番では集中力が明らかに高まり、

自己ベストを出すことができました。

あの不安な状態のまま臨んでいたら、

いつも通り、もしくはそれ以下の結果だったでしょう。

勉強をある程度こなしたら、

最後は心の状態が結果を左右することを実感しました。

 

〜身体のコンディションを整えることで、

集中力が上がった!〜

 

次に、場外戦についてです。

僕は入塾当初、勉強さえしとけば成績は上がると思っていました。

実際、成績は上がっていったのですが、

同時に身体のコンディションが悪くなり、成績の伸びが悪くなっていきました。

それは秋頃から顕著にあらわれ、肩や腰が痛かったり、

お腹を頻繁に壊したりして集中できないときが続きました。

そんな時に、夕食を一緒に食べていた柏村先生から

「お風呂にちゃんと浸かってる?

浸かった方が成績上がるよ。」

と言われました。

僕は意表をつかれました。

なぜなら、確かに、

勉強時間を確保したいあまり、

シャワーを浴びるだけのことが多くなっていましたが、

自分のコンディションには何ら関係ないと思っていたからです。

言われた通り、風呂に浸かる時間をとってみると、

数日続けただけで、ずっと悩みだった肩や腰の痛みがなくなりました。

また、お腹を壊していたことに関しても、弓場先生からお白湯を勧められ、

冷たい水を飲むことをやめてからすぐに解消されました。

もし、もっと早く、自分の身体のコンディションを

整える場外戦に目を向けていたら、

どれだけ集中して勉強に向き合える時間が増えていたことでしょうか。

こう考えてみると、ただ勉強だけしとけばいいわけではない、

ということを実感します。

 

〜モチベーションアップの会のおかげで、

メンタルを安定させることができた!〜

 

その名の通り、

勉強のモチベーションを爆上げしてくれる会です。

僕はこの一年間、この会のおかげで、

病むことなく、乗り越えることができたといっても過言ではありません。

実際、受験期間中に、

卒業した高校の先生と何回か電話で話す機会があったのですが、

「多くの浪人生からは、声から気持ちが不安定なのが伝わってくるけど、

君は毎回元気そうなのが伝わるね」

という言葉をいただきました。

合格した今、思い返してみれば、現役のときより、この一年間の方が

精神状態が安定していたように思います。

もちろん、不安になることは多々ありました。

しかし、その度にこの会で、困難な状況をポジティブに考え、

過去に囚われるのではなく、明るい未来に目を向け、

不安を逆に、勉強のモチベーションへと変えてきました。

また、日常の塾生が相談することが多い内容から

トピックを選んでくださっているため、

自分が質問できずに悩んでいたことと

ピッタリあったことを話してくださることも多かったです。

モチベーションが下がることなく、

受験を終えさせてくれた要因の1つであるこの会には、感謝しかありません。

 

↓宮尾くんが使っていた教材