九州大学(工)・名古屋市立大学(薬)・同志社大学(理工)☆合格☆O・Kさん

中途半端な自分を卒業

高校生のとき進学校に通っていて、「自分はできる」と変に自信がありました。

それで、「これくらいできるはずだ」と自分を追い込むものの、実際にはできず、現実とのギャップに落ち込む日々。

現役時代はあまり、受験勉強に集中できなかったんです。

浪人してステップアップに入塾してからも、しばらくは人と比べてしまったりして、あまり勉強に身が入りませんでした。

そんな中、講師の先生方にいろいろ相談し、安心して勉強ができるようになっていきました。

印象に残っているのは、阿部先生が、

 

「楽しんで勉強したらいいよ。僕らがちゃんとサポートしていくから。」

 

と言ってくれたこと。

わたしは今まで、「勉強しなくちゃいけない」と思っていましたが。

「have to」ではなく「want to」が大事なのだと気づくことができました。

 

入塾して変わったこと

現役生の頃は、「これくらいでいいかな」とすぐに満足するクセがありました。

それが、ステップアップでは、「上には上がいる」と思わされましたね。

「これくらいやらないと、受からないんだな」と、いい意味で刺激がありました。

たとえば、英単語だったら、「これくらいのスピード感でやろう!」と講師の先生から発破をかけられるのですが、求められるレベルが全然違うのです。

塾の先輩である大学生も、参考書の内容が、反射的に口からスラスラ出てくるくらい、完璧に覚えている・・・。

「合格する人って、ここまでやってるんだ!」とある意味ショックでしたね。

「自分はできる」なんて思っていたのが恥ずかしい。

自分の現状を認め、「今年こそ徹底的にやろう!」と強く感じたのです。

 

共通テスト86%取れた勉強法

現役生の頃、共テは70%台だったんですが、今年はなんと86%取れました。

去年と何が違ったのか、振り返ってみると、勉強面のポイントは2つあったように思います。

ひとつは、過去問を徹底的に解いたこと。

現役時代は自分が「できる」と思っていたので、「過去問なんて解かなくても大丈夫!」と、受験を甘く見ていたんです。

でも今年は、阿部先生に問題を解くペースなどを決めてもらい、ひたすら解いてはフィードバックをもらい、繰り返し過去問と向き合いました。

やはり過去問をしっかりやるのとやらないのとでは、手応えが違うなと感じました。

もうひとつは、基礎をしっかり身につけたこと。

これも阿部先生からの指摘。

わたしは考えることが好きな反面、暗記などの基礎を学ぶことから逃げていました。

いわゆる受験の〝バイブル本〟とされる、基礎を網羅した参考書や問題集に、これまで取り組んでこなかったんですね。

でも阿部先生から、

 

「ソラで言えるくらい、基礎が身体にしみこんでいたら、ここぞという時に、余計なエネルギーを使わず、注ぐべきところにだけエネルギーを注げるようになるよ。」

 

と助言をもらい、とにかく徹底的に覚えていったんです。

たとえば化学の「一問一答」や「白紙法」、英語の「鉄壁」、公共倫理の参考書などです。

完璧・・・かどうかは分かりませんが、全部覚える勢いで勉強しました。

今までの自分からは信じられないくらい、覚えたと思います。

 

講師の感覚をインストール

また、塾ではいろんな「会」をやっていて、わたしは「上級化学の会」に参加していました。

化学はもともと得意な方ですが、問題の解き方などフィードバックをもらえたのがよかったです。

講師の武田先生だったら、この問題をどう考えて、どうやって解いていくのか?

と、自分ひとりでは到達できない〝感覚〟がつかめました。

得意な科目を、よりいい状態で維持できたように思います。

 

数字に一喜一憂しない

また、受験勉強に集中するには、メンタルの安定も大事でした。

塾では「モチベーションアップの会」というのがあって、勉強の枠を超えたいろんな話を聞きました。

そのおかげで、落ち込むことはなくなりました。

たとえば、過去問を解いても、普段は8割もとれなかったりします。

でも今のわたしは、ここで落ち込みはしません。

あくまでも本番に焦点を当てたらいいので、日頃の失敗は、本番で点数を取るための失敗なのだと捉えるようにしていました。

失敗してこそ学べるし、自分の弱いところを分析していけば、決して無駄ではありません。

すべては本番のため。

数字に一喜一憂しないと決めたら、メンタルも安定しました。

 

前期試験で不合格・・・からの後期合格!

共通テストで86%とれて、勢いづいていたのも束の間、なんと前期試験は不合格に終わりました。

自分では「受かったかも」と期待していたぶん、不合格とわかった時は正直、ショックでしたね。

実は去年も前期試験で不合格となり、そこで完全に落ち込んでしまったことがありました。

後期試験があるのに、勉強に手がつかなくなってしまったんですよね。

でも、今年はこれ以上、浪人はできません。

それに、

 

去年の失敗を繰り返したくない!

 

自分を変えたい!

 

そんな思いが溢れ出してきたんです。

後期試験に向けて、ギリギリまで勉強を続けることができました。

(↑最後まで、講師の先生に相談しながら、勉強計画を立て直していました)

 

前期試験から後期試験までの間は、これまでやってきた、

 

・基礎の参考書

・過去問を解く

 

を繰り返し行っています。

過去問を解いていると、「今まで勉強してきたことをしっかりやっていけば、解けそう」と感じたので、不思議と焦りはなく、いつも通りにコツコツ勉強しました。

前期試験に不合格だったおかげで、その後、自分で立ち上がるチャンスをもらった。

そこから全力でがんばったら、大きな自信につながりました。

 

わたし、ここまでできるんだ!

 

自分でも驚いています。

この先、何があっても大丈夫、と自信がつきました。

 

ステップアップで学んでよかったことは?

やっぱりメンタルがぶれなくなったことです。

去年は自分が「できていない」ことを受け入れられず、それが落ち込みにつながっていました。

一方、ステップアップでは毎日テストがあるので、受け入れざるを得ない(笑)。

落ち込むこともありましたが、「変わりたい!」という気持ちがいつも勝りました。

一人一人に親身に向き合ってくれる先生、いっときのなぐさめではなくて、わたしの成長を願って声をかけ続けてくれたこと。

塾のスタッフの方が毎朝淹れてくれるミルクティーが、元気の源でした。

 

そのおかげで自分自身が変われたし、合格できました。

 

本当にありがとうございました。