北海道大学(文)☆合格☆小島 隆之助くん【通信コース】


 僕がミスターステップアップの通信コースに入会して一番良かったことは、受験に対する考え方を一新できたことです。

「受験は他者との戦いではなく、己に対する修行である」と考えを改めることができました。

 

 僕はいわゆる進学校に通っていました。

勉強に対する抵抗感もなく、小さい時から「頭が良いね」と言われて育ちました。

これらのことは僕の自信を裏付ける要素でした。

しかしそれと同時に、

「結果を出せなければ悪だ」

「1日10時間勉強しないとサボりだ」

「受験に落ちたら終わりだ」

といった結果主義からくる、受験への強迫観念を持っていました。

 

 高3の9月に入塾するまでの受験生活は、暗く終わりのないトンネルを歩いているようでした。

高2の9月から勉強を本格的に開始したものの、受験への焦りから生活リズムが崩れ出し、メンタルも落ち込み、精神科に通いながら騙し騙し勉強を続けました。

高3になって部活を引退した後は、自分を痛めつけるように勉強する傾向が、さらに加速しました。

昼ごはんはカロリーメイトのみで、朝5時に起きて、寝るのは1時。学校では一言も話さないなど、かなり極端でした。


 そんな生活は長く続くはずもなく、夏休みに入った途端、全く勉強ができなくなりました。

自分の学力と志望校とのギャップと、勉強ができないことでの強い自責の念に苦しめられました。

 

 ミスターステップアップに出会ったのはちょうどその時期です。

ふらっと寄った書店で参考書ついでに、『E判定からの大逆転勉強法』を買いました。

その本を読んで衝撃を受けました。「こんな考え方があるのか!」と。すぐに説明会に申し込み、9月から通信コースに通うことになりました。

そこでラジオを聴き、1月と2月に2回10日間ほどのスクーリングに通う中で考え方が段々と改まっていきました。

 

 1番心に残っている教えは、「受験には人の生き方が出る。結果に執着せず、全力で取り組むことで、受験が己を磨く試金石になる」というものです。

この言葉を聞いた途端、憑(つ)き物が落ちたように心身が楽になり、実体のない不安から解放されました。

そこからは、自分を成長させるため、そして周りの人に感謝の気持ちを伝えるために最後まで走り切ろうと思えました。

 

 結果としては、第一志望ではなく、第二志望の大学に進学することになりましたが、受験に対する後悔はなく、「自分は最後まで受験をやりきったんだ!」という晴々しい気持ちで一杯です。

受験を1つのただの試験ではなく、自身を変化させ人生を好転させる試練であると思わせてくれたミスターステップアップには感謝しかありません。