立命館大学(産業社会)・龍谷大学(文)☆合格☆新田真優さん「全落ちからの大逆転。受験勉強を通じて、自分自身も一回り成長できました」

 

この塾は何かが違う!私もここで勉強したい

 

高校生のとき、YouTubeの『よなたんチャンネル』を見て、

ミスターステップアップのことを知りました。

 

そこから本屋さんで『大逆転勉強法』『限界突破勉強法』『合格する人だけが知っている秘密の習慣』を見つけ、夢中で読みました。

 

そこに書いてあった「基礎から反復する」などの勉強法にとても惹かれて、

「これなら私にもできるかも」と思い、

高校3年生のとき、通信コースに入りました。

 

その結果、現役で大学に合格でき、一時は進学も考えました。

 

ただ自分の中に、何だかわからないけれど、

すごくモヤモヤする感じがありました。

 

「わたしは、本当にこのままでいいのだろうか・・

今の自分がこのまま大学生になったら、後悔するのではないか・・?」

 

浪人してもう一年がんばってみよう。

 

そう思った私は、迷わずミスターステップアップに入塾することを決めました。

 

心が決まったのは、大阪にあるミスターステップアップに

実際に行かせていただいた時です。

 

私はそれまでにも、地元のいくつかの塾に通った経験がありました。

 

ですが、ミスターステップアップの塾生たちの雰囲気を見て、

「ここの人たちは何かが違う!!!」

と感じたのです。

 

本当に集中して勉強している、というか。

私もこんなふうに勉強してみたい!と強く感じました。

 

また、入塾説明を受けたときに、村田先生が、

受験に向けた1年間の計画表をその場で作ってくださいました。

 

村田先生は、線を引くにも定規を使わず、すべて手書きで書いていたんですが、

それがものすごくきれいで、すごく驚きましたし、感動したことが印象に残っています。

 

〝習慣本〟を心の支えに自分自身の課題と向き合う

 

塾に入ったばかりの頃は、少し緊張もありました。

それでも、ほかの塾生の子たちががんばっている姿を見ると、私も頑張ろうという気持ちになりました。

 

それでも、何を目標にしたらいいのかわからなくなった時は、

『合格する人だけが知っている秘密の習慣』

(塾では「習慣本」と呼ばれています)の最後に書いてある、

柏村先生の言葉をいつも読んでいました。

 

そこには、

本当に一番いい習慣は「人の幸せを祈る」ことだと書いてあったのです。

 

一部ページを抜粋すると・・

 

「最後に、私がいちばん大事にしている習慣について。

 

それは、人の幸せを祈ることです。

 

何を突然、と驚かれたかもしれません。「それって宗教ですか?」と思われる方がいらっしゃるかも。けれど、人の幸せを切に願う気持ちに、宗教宗派も、国境も、あるのでしょうか。

 

自分のためではなく、人のために涙を流し、世の中の悪に怒(いか)れる。

理屈ぬきに、人の幸せを、まるで自分のことのように喜べる。

見ず知らずの人の笑顔を見て、自分も笑顔になれる。

 

そのように、人として最も美しい心の形を、私は祈りと呼んでいます。」

 

それまでの私は、自分の気持ちを言語化したり、

人と本音で話すことができませんでした。

 

だから、何を目標にしたらいいのかわからない時、

「もっと熱くなりたい!」と思った時、

「他の子はできるけど、自分はできない」と落ち込んだ時などに、

そのページを繰り返し読むことも、心の支えになっていました。

 

そうやって、塾での生活を続けるなかで、先生や塾スタッフとの関わりも増えていき、自分自身も少しずつ変わっていった気がします。

 

それは自分の本心じゃなかった、と気づけた瞬間

 

実は私は、塾に入ってから理系から文系に進路変更をしています。

 

きっかけは、理系の必須科目である「数Ⅲ」の勉強が一向に進まなかったこと。

 

それで、講師の阿部さんに相談したところ、

「なぜ理系を志望したの?」と聞かれたのです。

 

私は即答できませんでした。

 

「なぜだろう?」と考えても理由が出てこない!

 

その時、「自分は絶対に理系に行きたいわけではなかったんだ・・・」と気づきました。

 

よくよく考えてみると、

「何でもよいから資格がほしい」という理由から、理系にしていたのです。

 

資格にはいくつかの候補があったのですが、

それも、なぜその資格なのか?という理由はないんです。

 

ただ「手に職をつけたい」とか、そんな感じだったので、

モチベーションが上がらなかったのかもしれません。

 

そう気づいた時に、あらためて文系を選択肢に入れてみると、

「文系もいいなあ」と思うようになりました。結果、進路を変更することに。

 

すると今度は、理系の時は勉強していなかった、古文や漢文が全くわからない、という新たな課題も出てきたりしましたが(笑)、

塾の先生やスタッフさんに相談するなかで、やるべきことを一つ一つ、明確にしていきました。

 

調子を崩したときこそ、相談に行くタイミング

 

受験勉強に日々取り組むなかで、調子の良い時もあれば、そうでない時もあります。

 

塾では

「悩んだ時や調子が悪くなった時こそ、まわりの人に相談するタイミングだよ」

と教わっています。

 

私も少しずつ、相談できるようになってきたとはいえ、

「これを言ったらこう思われるんじゃないか?」

という弱気な自分といつも闘っていました。

 

そんな自分を一歩抜け出せた出来事があります。

 

それは、模擬試験で失敗してしまった時です。

 

私は気落ちした状態のまま、塾スタッフの阿部さんに、

「ダメでした・・・」と伝えました。

 

すると阿部さんは、次の日会った時、

「そのあと、どう?」と声をかけてくれたんです。

 

私は「これから頑張ろう」と思っていましたが、

うまく言葉を返せず、黙ってうなずいただけ。

 

阿部さんも、それ以上は言葉を発することなく、そのまま立ち去りました。

 

その時、ものすごい後悔の気持ちが襲ってきました。

私は、過去にもこういうことを繰り返していたんじゃないか、と。

 

私は、阿部さんを探しにいきました。

そして、「さっき声をかけてくれた時、うまく言えなかったことがあるんです」と伝えました。

 

調子は良くないけれど、頑張っていきたい、と。

 

この時、「後悔したくない」と思って自分の気持ちを伝えに行ったことで、

これが〝伝える〟ってことなんだな!」と実感。

人に気持ちを伝えることのハードルが下がりました。

 

なぜ行動できたかと振り返ってみると、

これまでたくさんお世話になったからだと思います。

 

伝えることが苦手、と何度も相談して、アドバイスももらっていたけれど、

それを実行できずにいました。

 

「いつも相談にのってくれる皆さんのためにも、今こそ乗り越えたい!

変わろう!」

 

その気持ちがふくらんで、自然と体が動いたのだと思います。

 

受験直前期、「下線部和訳」を毎日添削してもらい、自信がついた

 

勉強の面では本当に親身に指導していただきました。

思い出は数え切れないくらいあります。

 

たとえば、国公立前期試験が迫った頃のこと。

 

「英文和訳をもっと強化したい」と相談したところ、

柏村先生から、下線部和訳を中心とした参考書を紹介していただきました。

 

その日から毎日、参考書の問題を解いて、柏村先生のもとに報告に行っていました。すると、その場で添削をしてくれるんです。

3週間くらい、毎日欠かさず行いました。

 

柏村先生は、英語を添削するだけでなく、

受験前の緊張感をときほぐすような話をしてくれるので、毎日報告に行くのが楽しみでしたね。

 

「今日は昨日より良い報告ができるように頑張ろう」みたいな感じで、

どんどんモチベーションも上がっていきました。

 

最後の試練。先生に背中を押してもらい、無事合格

 

そんな私ですが、実は、前期試験で全滅してしまったんです。

全力でやってきたつもりだったけれど、結果が出ず、この時はすごく焦りました。もうあとがない・・・。

 

最後の10日間は、ずっと泣いていました。

 

そんなとき、塾の外で一人で泣いていると、弓場先生が来てくれて、

 

「過去に対する後悔とか悔しさ、やり切れない気持ちとか、全部をエネルギーに変えていこう。

そういう気持ちがあるからこそ、前に進めるんじゃない?」

 

と背中を押してくれました。

 

その言葉で気持ちが少し楽になり、

後期の試験には落ち着いてのぞむことができました。

 

ここまで来たら、やっぱり気持ちが大切ですね。

無事、志望大学に合格することができました。

 

限界突破とは?私がこの塾で学んだ大切なこと

 

受験勉強中は、「限界突破の会」が週1回あって、そこでいろいろな講師の先生が話してくれたことも、大切な学びの時間でした。

 

この会では、受験勉強にのぞむためのマインドセットとなるお話を、

いろんな講師の先生が来て、話してくれます。

 

その時の音声は、繰り返し聞くようにしていました。

 

そこで教わった大切なことは、

 

「限界突破とは、講師を絶対信じること。

言われたことに対して、とりあえずやること」

 

言われたことに対して納得できないことや、理解できないこともたくさんありますが、まずはその通りにやり続けることで、

ふと、〝自分の枠〟を超えられる時が来る、と。

 

私自身、以前は、調子を崩しているときほど自己流に走りがちでした。

でも、それだと同じところから抜け出せない。

今の自分を超えることはできないんだなと、今では実感できるようになりました。

 

どんな時も、高い感覚を持つ人に自分から合わせることで、少しずつ、今までは見えなかった景色が見えるようになり、できなかったことが自然とできていたりするのです。

 

今までの自分は、漫然と生きていたな、と気づきました。

今日の生き方が自分の人生につながる。そう思って、毎日、高い目標を持って勉強に取り組めるようになりました。

 

そんな先生たちやスタッフに見守っていただけたことに、心から感謝しています。

 

心を和ませてくれた、毎日のごはんやお茶

 

勉強以外で楽しみにしていたのは、毎日のごはんです。

 

食堂があって、講師の先生や塾のスタッフさんが、

いつも「一緒に行こう」と誘ってくれました。

 

食堂のごはんは本当に美味しいので、それこそ

「お昼ごはんまで頑張ろう!」といつも思いながら勉強していました(笑)。

 

塾で勉強している時や、相談にのってもらっているとき、ふとした瞬間に誰かが美味しい紅茶を淹れてくれて、テーブルにそっと置いてくださったりするんですね。

 

実家を離れて一人暮らしをしていることもあり、そうやって、まわりの人たちが、常に気にかけてくれ、見守ってくださっていることが、とても心強かったです。

 

勉強も、勉強以外のこともいろいろ学んで成長できた

 

塾で学んだ1年間を通して、自分でも「変わったな」と思うのは、最初の方でお話しした「人の幸せを祈る」ということが、自然とできるようになっていたことです。

 

1年前は、本を読みながらも、心の底では

 

(自分も頑張らないといけないのに、

どうしたら人のために頑張れるんだろう)

 

と思っていたと思います。

人と自分を比べては、焦ることもありました。

 

ですが、塾で勉強していくうちに、いつしか、周りで勉強している仲間に対して、「〇〇さんには、絶対に合格してほしい」と心から願うようになっていたんです。

 

限界突破コースは、自分がやるべき勉強に集中するために、

私語厳禁という決まりがあります。

 

ですから、塾生同士がおしゃべりすることは、一切ありません。

 

ですが、ほかの塾生が、先生たちに泣きながら相談していたり、

自分の弱いところと闘いながら必死で勉強する背中を見て、心から応援したいと思ったし、私自身も頑張れるようになったのです。

 

それに、先ほどもお伝えしたように、私もいろんな方に応援してもらい、信じてもらった、応援してもらった、そんな実感があるから・・・。

 

これからは、自分が応援する側になっていきたいと、そんなふうに思っています。