京都産業大学(法)☆合格☆森凱斗くん

中途半端だったあの頃の自分 

嫌なことから逃げ、どんなことにも中途半端。

これがミスターステップアップと出会う前の自分でした。

部活動では顧問の先生と合わないからという理由でボイコットをし、受験でも推薦受験に失敗したからという理由で、まだ可能性のあった一般受験を諦めました。

ミスターステップアップとの出会い

浪人が決まりどうするか悩んでいたとき、母がよなたんのYouTubeを見つけミスターステップアップを知りました。

その後、書籍『大逆転勉強法』を読み南極老人の存在を知りました。

その時の僕は、「そんなすごい先生や実際に大逆転を果たした講師の方々がいるのか」と憧れを抱くと同時に「ほんとにいるのか?」と疑う気持ちもあり、好奇心交じりで入塾しました。

考え方が180°変わった…!

ミスターステップアップでの受験生活は僕の勉強における考え方を根本から覆しました。

まず一つ目は、勉強法です。

今まで「この大学に行くんだったらこの参考書をしないといけない」と思って序盤からしっかりと基礎もできてないのに自分のレベルより二つも三つも上の参考書に手を出していました。

なので、しっかりと身につくはずもなく苦戦して途中で新しい参考書に手をだす、というのを繰り返していました。

こんなことでは、勉強を楽しいと感じるはずもありませんでした。

しかし、塾では僕の勉強の進捗状況やレベルを相談し、今の自分に合う参考書を選んでくれました。

そのおかげで初っ端からつまずくことなく勉強を始めることができました。

自分が知ったこととして、僕は数学が得意で英語が極度に苦手なのですが、序盤期の勉強で数学の参考書に『express短期集中ゼミ』を受け取ったとき、この簡単なレベルの問題なんて今さら必要ないと思っていました。

しかし、いざ問題を解いてみると、できない問題が出てきました。

逆に英語の参考書に『レベル別英文法』や『レベル別英語長文』などを受けとったとき、英語に自信がなかった僕はどうせ二ヶ月くらいかかるだろうと思っていました。

しかし、実際はすいすいと問題を解くことができ、一か月足らずで一冊終えることができました。

「講師の先生たちの言う通りにすれば受かるかもしれない」と思った瞬間でした。

二つ目は自分の悩み事に対する向き合い方でした。

今までは、勉強の最中に悩み事が浮かんできたり、過去の出来事がフラッシュバックしたりするのは自分の心の弱さだと思っていました。

しかし、自分の悩みを先生に打ち明けた時それとの向き合い方と、これからの心持ちなどを日付が変わるまで話をしてもらい吹っ切れることができました。

今でも忘れられない相談が二つあります。

まずは憩さんに相談に乗ってもらい初めて涙を流したことです。

勉強への意欲が沸かず自分のことが分からなくなっていたとき、「本気でするってなんですか?」と聞きました。

南極老人や村山聖の話、さらには憩さん自身の話をしてもらいました。

中でも一番感動したのは、憩さん自身も共通テスト数学や二次数学で高得点をとれるにもかかわらず、

「僕は講師としてみんなに勉強を教えたりするけど、僕はまだまだ足りてない。

100点を取ったのは彼女や」と言って、村山ゆかさんを指していました。

この時こんな人たちのような大人になりたいと思っていました。

次は、柏村先生に過去の出来事を相談した時です。

この時の僕は正直慰めてもらえる、肯定してもらえると思っていました。

しかし、柏村先生は一言「ダサいねん」でした。

確かにその時の僕は過去の悪い出会いを塾の先生方に当てはめて、自分勝手に怯えていました。

この言葉を聞き、自分の気持ちに気付かされました。

柏村先生には「たとえ自分にひどいことをした人であっても感謝をしなさい」と言われました。

自分では絶対に考えもしないものでしたが、柏村先生の話はなにか心に刺さるものがありました。

それからは寝る前に感謝をするようになり、だんだんと気持ちも晴れていきました。

塾での環境は素晴らしく良いものでした。

環境なんて勉強できるスペースだけ確保できれば、ごはんなんていつでもカップ麵などの手間のかからないものでいいと思っていました。

しかし、そんな考えは全く違うものでした。

塾では周りはいつもきれいにされておりただただ勉強だけをしていていいという状況で、さらにごはんでも健康面を第一に考えられていて、不自由のない一年を過ごせました。

僕は一度塾に対して裏切りの行動をしてしまったことがありました。

他の塾生が頑張っている中、僕は軽率な行動をしてしまいました。

正直僕は受験生以前に人として全員に見捨てられたと思っていました。

しかし、塾の方々は誰一人として僕を見放さず受験を支えてくれました。

この時熱くってくれた村田先生や話をしてくれた柏村先生、他にも講師の先生の皆様の言葉は忘れません。

自分の弱さや甘えと向き合えた出来事でした。

塾には感謝しかありません。

受験はもちろんですが今までの凝り固まった価値観を変えることができ、人としての成長を見ることができたと思います。

塾に入って6月に受けた模試は忘れもしません、英語の点数が27点でした。

正直甘く見ていて高校も時よりは伸びるだろうと思っていました。

しかし、結果は散々でした。

その後、講師の先生方の教えの通り勉強していくと着々と点数は上がっていきました。

僕はミスターステップアップでの浪人生活を終え、嫌なことから逃げたり中途半端に終わったりする性格が良くなった気がします。

そして、他の自分の中にある課題や人生の指針が見えたように感じました。

その課題はまだまだたくさんありますが、今後の人生で乗り越えられるようになりたいと思います。

最後まで応援してくれた塾の先生方や大学生の方々、スタッフの方々、両親には感謝しています。

これから大学生になりますが、この一年教わったことを胸に過ごしていきたいと思います。