プロ意識で食べ物を選ぼう
もし「自分って集中力ないな」「なんでヤル気が続かないんやろう?」って落ち込んで、なかなか回復できないとしたら、その原因は体調のせいです。さらに言えば、食事です。たとえばプロスポーツ選手とかプロの職業人たち、みんな食生活に気を付けていますよね。
食生活がしっかりしているからプレッシャーに強いんです。だから受験生のみんなには受験の間、何を食べるかまで意識してほしい。
いくら良いモノを食べても、同時に悪いモノを食べていたらプラマイゼロです。じゃあ、その悪いモノとは何か? ハッキリ言うと、脳に悪いモノの代表格が「白砂糖」です。
なんで? 甘いものは脳の栄養になるんじゃないの? と思う人も多いでしょう。確かに「糖」は脳のエネルギー源です。ただし、どんな糖でもいいワケではありません。害になる「糖」があるから、ちゃんと選べる人になってほしいんです。
精神に影響を与える白砂糖の怖い話
まず前提として、いま日本で一般的に使われている砂糖のほとんどは「白砂糖(上白糖)」という化学的に精製されたものです。これは精製の過程で、さまざまな化学薬品が用いられて、自然本来のビタミンやミネラルのバランスが失われているんですね。
つまり、自然界には存在しない、「人工的な食品」になっているということ。ちなみに「グラニュー糖」や「三温糖」も白砂糖の精製過程で二次的に作られるものですから、ほぼ同じものだと考えていいでしょう。
市販のお菓子は、そのほとんどに白砂糖が使われていますから、それが脳に悪いなんて言われても信じられないかもしれません。けれど、現代人が抱えている、うつ病などの精神疾患、不安やイライラの大きな原因になっていると、多くの専門家が指摘しているという事実があるんです。
白砂糖は「甘い麻薬」!?
白砂糖の特徴は、身体への吸収が異常に速いこと。摂ると、体内で血糖値が急激に上がります。すると、それを抑えるためにインスリンという物質が分泌され、血糖値を下げます。
結果として低血糖を引き起こしやすくなります。すると、頭がボーっとして、眠気や疲労感に襲われます。受験生でいうなら、ヤル気がでない、頭がまわらない状態になる。次に人の身体は、下がった血糖値をまた上げようとアドレナリンという興奮物質を分泌するんですね。これがまた問題なんです。
アドレナリンは緊急時に分泌されるホルモンです。それをある医師は「Fight or Flight」つまり「戦うか、逃げるか」と表現しました。例えば、急にジャングルで虎に遭ったとしたら、戦うか逃げるか、ですよね。アドレナリンが出るのは、これぐらいの非常事態ですから、人は異常な興奮状態になるんです。
白砂糖を食べすぎると、緊急事態でもないのに、同じような興奮状態に脳が陥ります。すると、冷静さを失ったり、思考力や集中力が低下したり、短気でキレやすくなったりしてしまうというわけです。受験生にとっては致命的ですよね。
さらに恐いのは依存性。白砂糖にはまるで麻薬のように、食べたらまた無性に食べたくなる性質があり、「甘い麻薬」と呼ばれることもあるくらいなんです。
人工甘味料ならいいの?
人工甘味料ならカロリーも低いし大丈夫だよね、って思うかもしれませんが、実は、もっと怖い。どういう害があるか未知数だからです。コンビニで販売されている食品の大半にアスパルテームかスクラロースという人工甘味料が入っています。これらは化学を勉強した人が分子式を見れば、すぐ「毒」だと分かります。
今の世の中で砂糖や人工甘味料を使っていない食品はほぼないでしょう。たとえば市販のジュースの食品表示ラベルを見てみてください。そのほとんどに「ブドウ糖果糖液糖」という危険性のある甘味料が使われています。角砂糖に換算すると驚くような量が入っているのが事実なんです。
合格する受験生は、食べ方が違う
受験生が最も守るべきは「集中力」や「精神力」です。ですが砂糖を摂ると、情緒不安定になってキレやすくなる。そうなると受験勉強どころではありません。だからこそ、受験生には砂糖の怖さを知ってほしい。この一年間、受験に挑戦すると決めた以上は「甘いものを断つ!」ぐらいの気迫を持ってください。もちろん完全にゼロにするのは厳しすぎますから、体に悪くない甘味ならOKです。
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化学調味料、添加物、防腐剤、酸化防止剤は全く入ってないですからね。そういうものを選んでください。卒塾生たちを見ても、毎日12時間以上、密度の濃い勉強を続けられた生徒たちは、食べ方にこだわっていました。
そして、難関大学合格を手にしていったのです。もし、ジャンクフードでストレス発散していたら、すぐ密度の薄い毎日になっていたでしょう。「食事への意識を高めて勉強をスタートする」、これこそ合格する受験生の極意なのです。