勉強にのめり込めるのは今しかない
私がミスターステップアップへの入塾を決めた最大の要因は、今振り返ると「親から離れて勉強したい」と思ったからだったと思います。
浪人が決定して予備校探しをしていた時、母が見せてくれたのが、よなたんチャンネルの動画と、柏村先生のメールマガジンでした。
その時に読んだメールの内容は詳しくは覚えていませんが、読み終わった私がぼろぼろと涙をこぼしながら、「変わりたい」「ここに行って、自分を変えたい」と母に訴えたのは確かです。
入塾当初の私は、極度の人見知り。
合格手帳を先生に初めて見せるまで一週間もかかったほどです。
自分から誰かに話しかけることが、なかなかできませんでした。
一人で自主的に勉強するという習慣がなく、入塾した4月から1ヵ月ぐらいは、なんとなく教材を眺めるばかりでした。
当時、付き合っていた彼氏や親からの連絡も続いていて、それへの返信を考えているだけで、疲れて勉強できない、そんな日が続きました。
このままでは、ミスターステップアップに来た意味がなくなる、と、悩みに悩んだ挙句、そのことを紙に書いて塾の目安箱に入れました。
次の日、村田先生から、目からウロコが落ちるような話をたくさんしてもらいました。
その上で、「勉強にのめり込めるのは今しかない」と言われ、彼氏とは別れよう、と決意しました。
どんな悩みでも先生のもとへ相談に
しかし、それでスッキリとし、勉強に集中できるようになったかと言われれば、そうではありませんでした。
最初に勉強のスタート地点から、大学合格までの道のりを紙に書いてもらったのですが、私はその計画どおりに進めることができませんでした。
特に、数学が進まず、手帳も書かなくなり、どうしたらいいのかわからない、誰とも何も話したくない、何もしたくない、とネガティブ一色の思考回路でいました。
ある日、気晴らしに行ったウォーキングで、ふっと気が緩んで大号泣した私に、大学生、他部署のスタッフさん、そして柏村先生が、ずっと寄り添っていてくれました。
その時に思ったのです。
この人たちなら、私を本当の意味で理解してくれる。
この人たちになら、自分がどんなに目を背けたいと思う嫌な面も、受け止めてくれる。
その日から、どんな悩みも村田先生に相談し、その度に、色んな解決法を教えてもらっていきました。
そうしていく内に、勉強の正しい進め方、やる気が出ない時の回復の仕方…など、自分では分からないことをたくさん教えられ、それをできる限り実践していったのです。
すると、今までほとんど自分で勉強してこなかった私が、音読をし、セルフレクチャーをし、過去問を解き…自分で勉強していけるようになったのです。
無意識に根づいていた社会からの「刷り込み」
そもそも、私にとって「勉強」とは「言われたからやる事」「やらなければ人に認めてもらえないもの」でした。
塾に来る前は、私の周りにいた大人は、大体がそういった同じことしか言わなかったのもあると思います。(もちろん、みんな悪気はなかったと思います。)
勉強ができれば幸せになるし、周りも幸せにできる。
そんな“刷り込み”を無意識にされていると、先生達は教えてくれました。
本当に大切なのは、ただ勉強をして良い成績を取るのではなく、「思考のプロセス」を学ぶことだと。
入塾した春から秋ぐらいまで、難解な現代文をひたすら考え続ける思考訓練の勉強会で、特にその思考法を学んだと思います。
けれど、冬になって、センターの過去問を解いていくと、思うように高い点が取れませんでした。
英語は良くて140点台、悪いときは100点ギリギリで、国公立を目指していた私は「もっと取らなきゃ国立の大学にいけない」と焦っていました。
学費の高い私立大学には、裕福でもない私の家からはいけない、と思っていたのです。
過去問では点数は上がっていったものの、本番では思うような結果にはなりませんでした。
「どうしてこんなに低いんだ」
「今までの1年はなんだったの」
「これじゃ国公立に行けない」
「(つまり)大学生になれない」・・・
そんな負の感情でいっぱいになり、「二浪目が決まったも同然だ」と、全てを諦めながら、村田先生に相談しに行きました。
「大学に行けない、私立には行けない……」と号泣する私に、村田先生はその原因を突き止めてくれました。
それは思いもよらなかった、私が克服したとばかり思っていた、「刷り込み」でした。
しかも、自分で自分に「私は国公立に行かねばならない」という暗示をかけていたのです。
先生は、それに気付かせてくれました。
そして、私はその日からゴールを「国公立大学に行く」から、「今年で必ず大学に行く」に変え、関西ではレベルの高い関関同立を目指すことにしたのです。
どの大学に行くかより、大学に行って何をするか、どう過ごすかが大事だ。
そう教えてもらい、親に反対されるかもしれない、という恐怖や不安を振り切って、勉強に集中することができました。
苦手科目の克服法
英語はとにかく単語を覚えるのが苦手で、マントラや音読ですらやりたくない、と避けてばかりいました。
そうして自習席に引きこもる私を、弓場さんが連れ出してくれて、「英語を好きになれない」と言った私に、本を何冊か貸してくれました。
その本は、南極老人オススメの英語に関する本でした。
読んでいるうちに、英語に対する考え方が変わっていったのです。
すると、英語は国語に次ぐ好きな教科になりました。
数学は、最後まで伸び悩んだ科目でした。
白チャートの反復が思ったように進まず、夏になっても一周もできていなかったのですが、9月に行った綾部合宿で、ひたすら白チャートの反復をこなすにつれ、苦手意識が消えていきました。
国語は元々得意だったのですが、その得意に慢心し、センターでは130点台。
私は国語ができると思い込んで、感覚的にしか解けていないことに気付き…私大の国語は一層気を引き締めてかかりました。
そして、柏村先生の勉強会を通じて「先生なら本文のどこを根拠にするだろうか?」をずっと考え続け、読解スピード、設問の根拠の捉え方を磨きました。
私を支えてくれた数々の出会い
なにより、ミスターステップアップに来てよかったと思えるのは、先生方、大学生、スタッフのみなさまに出会えたことです。
入塾して一週間後の、ほんのささいなやり取りで、柏村先生のことを一方的に怖がって避けていたことがありました(笑)。
でも、夏に頭が痛くて冷えピタを貼っていたら「どうしたん?」を声をかけてくれたり、体調の相談をすれば、ゆにわマートのグッズを立ち会って紹介してくれたり、観察眼が鋭くて細かいことに気付く凄い人だと分かって、主に身体的な面で困ったことがあったら柏村先生に頼るようになっていました。
弓場先生は憧れの存在です。
明るくて美人で笑顔が素敵で、こんな女性になりたいなと思った人です。
11月。受験が近づくにつれ、精神的に不安定になり、人との接し方、自分の振る舞い方が分からなくなった時、ある大学生に相談しました。
その時「弓場さんみたいになりたい」と言った私に、
「じゃあ、弓場さんならどう考えるか想像したらいいよ。弓場さんは自分のキャラが人にとってどう映ってるのか、なんて気にしてないと思うよ」
と言われ、ハッとしました。
11月の綾部合宿の時、五泊六日間ずっと弓場さんがついていてくれて、頼もしくて気が引き締まったのもいい思い出です。
よなさんは、動画を見ていて顔は知っていたのですが、6月に綾部に行くまで話せなかった先生です。動画では、冗談を言う印象が薄かったからかもしれません。でも、実際はめちゃくちゃ面白い人ですよ!
弓場さんをからかう時なんか、とっても生き生きとして、見てるだけで面白くって、大笑いしていました。
こんなに面白くて、そして勉強は丁寧で分かりやすく、特に長文の英語で息切れしない読み方の話は、聞くだけで、英語を読んで実践したくなるようなものばかりでした。
そして、村田先生と話した時間の全てが私の宝物です。
計画通りに勉強が進まない、自分を好きになれない、数学が苦手過ぎて見るのも嫌…私がどんな悩みをぶつけても、それに真摯に答えてくれました。
先生の言葉はメンタル的に大きな支えになり、一人暮らしの浪人生活を最後まで走り抜くエネルギーの源になりました。
数学の質問を持っていった時、「コレは解けるやろ」とズバッと言われた時、
無意識に「解けない」と決めつけている自分に気付かされて、
「絶対解ける、村田先生が解けるって言ってるんだから」
と奮起したこともあります。
語り尽くせないほど多くの、大きな気付きを、先生からもらいました。
その全てが、受験期の、そして今後の私の人生の学びだと、胸を張って言えます。
最後に、入塾を考えている方へ。
もしあなたが勉強で行き詰っているとしたら、その原因は頭の良し悪しではなく、もっと根本的なものかもしれません。
そういうものを、ミスターステップアップは解決の方法を教えてくれます。
ぜひ、積極的に先生方に悩みを相談してみてください。
消極的な人でも大丈夫ですよ!
先生たちは、どんな人でも受け入れてくれて、応援してくれます。
人生で一度しかない受験の1年を、なんとなくで終わらせず、本気になってみませんか?
あなたの受験が素晴らしいものになることを、心より応援しています。