「毎朝、必ず9時までに来る」という挑戦
今思えば、私の浪人生活は長かった。
その間に教育課程は変わり、高校時代の友人は皆社会人になっている。
そんな中、勉強するのは、自覚はなかったが、たいそう大きなプレッシャーになっていたと思う。
朝起きればお腹が痛かったり、食欲が無かったり、なんとなくしんどかったり。
そんな私が、大学受験塾ミスターステップアップでの2年間の浪人生活で、毎日欠かさず行ってきたことがある。
それは毎朝9時までに塾に来るということだ。
限界突破コースの努力目標の中で
「毎日必ず午前9時までに来ること」という項目があり、
私は、朝起きれるタイプだったこともあって、最低でもこれだけは死守しようと決めていた。
一見すると簡単そうに見えるかもしれない。
事実、私も初めは限界突破コースであれば、もっと早くに塾に来るべきではないのかと思ったこともある。
だが、実際にやってみるとなかなかにキツイことがわかった。
初めは新しく4月が始まって気力は十分にあり、突っ走っていくことができたが、
後半になるにつれ、体調も思わしくなく、徐々に塾に来る時間が遅くなっていた。
スタッフのティータイムに助けられて、やり遂げた!
そんな中、私に朝9時までにこれるようサポートしてくれたのが朝のティータイムだった。
スタッフの方が朝早くからおにぎりやラスク、紅茶を8時40分前後に用意してくださり、
それが私に朝早く塾に来るモチベーション与えてくれた。
いくら眠くとも「ティータイムがあるから……」という気持ちが原動力になったこの2年間私を支えてくれたように思う。
また、2年間毎日早朝に塾に来れたという結果は、あまり勉強面での成長に関与していないと思っていたが、毎日やり遂げた、ということが自信になり、辛いときなどに自分を奮い立たせてくれた。
この経験は、私が勉強という1つのことに打ち込んでいられる鍵となった。
私は何か1つのことでも良いので「絶対にやり切る」ということを学んだ。
このことは勉強面にも応用が効く。
1冊の参考書を完璧にできる、1つの分野でわからないことがなくなる、1つの問題がスラスラと解ける、など、様々なところで活用することができた。
この「できた」という感覚が私のこの浪人生活を支えてくれ、目標を見失った時に私を勉強へ向かわせる原動力になってくれたと思う。
最後に、2年間私を支えてくださった先生方、スタッフの方々の愛を忘れず、大学生活に邁進していきたいと思う。