本当の自分をさらけ出せたから合格できた
高校 3 年間はスポーツ科に所属し、陸上競技に明け暮れる毎日でした。
朝 6 時に家を出て朝練をし、授業を受けて、夜 7 時まで練習
帰ってきて勉強する体力もなく、
高校 3 年の 8 月に入塾するまで、
ほとんどと言っていいほど受験勉強をしていませんでした。
スポーツ科だったので授業のカリキュラムに
地学基礎や数 B.C.Ⅲが含まれておらず、
独学で勉強しなければならない状況でした。
9 月に受けたベネッセ駿台模試では、
544/1000 点、偏差値 49.5 で、第一志望は堂々の D 判定。
「現役では無理かも 浪人したらいけるでしょ」
という弱気な考えが何度頭をよぎったことでしょう。
でも、MR.STEPUP の先生は、
絶対合格できると信じて、
どんな私とも向き合ってくださいました。
入塾するまで、
私以上に私のことを信じて受けとめ
応援してくれている人がいることが、
こんなにも心強いものだとは知りませんでした。
受験勉強の壁
私は、得意科目が国語、苦手科目が英語と数学でした。
高校 3 年の 9 月の模試で英語数学は
どちらも偏差値 40 台、
苦手意識が先行して避けがちになっていました。
数学はバイブル本を一冊作り、
ひたすら反復練習を繰り返す中で
少しずつ感覚が変わりはじめました。
解法がスラスラ浮かぶようになり、
数学って楽しい!
と思えるようになったのです。
それでも難易度が上がると解けないものも多く、
自分には数学はできない…と
落ち込むこともありました。
今思うと、難しい問題の解法と、
バイブル本の中の解法を繋げて考える練習が
足りなかったなと思います。
それでも、数学が楽しいと感じた瞬間は、
数学を最後までやり切る原動力になりました。
直前期にも苦戦しました。
共通テスト 10 日前に受けたプレテストで 30 点台 。
あと 10 日ではどうにもならない…
数学は諦めて暗記科目に時間を使うべきじゃないのか…
塾の先生にも、LINE で
「数学はやらずに他の暗記科目をやっていこうと思います。」
と送ったくらい、
本気で数学を諦めかけていました。
普通に考えて、残り 10 日しかない中で
数学をやるのは非効率です。
でも、何か、ここで諦めたら
全て終わる気がしていました。
実際、卒塾生がラスト 1 週間で
急激に点数を伸ばして大逆転したことも、
「諦めたら終わり。絶対諦めんな!」ということも、
何度もラジオで聞いていました。
「やっぱり諦めたくない!!
たとえ点数が取れなかったとしても、
数学を諦めたら全て終わる気がする。
数学を良い圧に変えて勉強していくしかない!!」
そう腹を括った瞬間、
目の前の 1 秒がとても濃いものになりました。
「なんとか数学を 5 割まで持っていく!
それと同時に他教科も
あと 10 点は伸ばしていかなければ!!」
時間がパツパツな状況で、
それでも数学を諦めなかったからこそ、
とても密度の濃い勉強になっていきました。
数学に本当に苦しみましたが、
数学という圧があったからこそ、
最後まで濃い受験勉強ができました。
英語は、全科目の中で一番伸びた科目でした。
LEAP でひたすら単語を覚え、
1 単語 0.5 秒以内に答えられるように
何度も何度も反復しました。
▲実際に使っていた LEAP
文法もレベル別問題集を①〜④まで徹底して反復し、
答えの根拠まで説明できるようにしていました。
そして、何よりも効果を実感しているのが音読です。
毎日 30 分欠かさず音読をしたことで、
英語を前から理解できるようになり、
長文を読む速度が格段に上がりました。
ネイティブになったつもりで音読すると、
より英語が身近に楽しく感じられるのでおすすめです。
「私は英語ができる!」というマインドになってからは、
反復速度も長文読解速度もぐんぐん上がっていきました。
勉強以外の壁
この受験生活の中で、
親のこと、元彼のこと、
勉強以外のことで本当に悩みました。
今まで弱い自分を見せられないタイプだったのですが、
そんなことを言っていられない状況に追い込まれ、
泣きながら先生に電話をしました。
感情が溢れてぐちゃぐちゃの話を、
優しく聞いてくださり、
アドバイスをくださいました。
どん底の私でも
受け止めてくれる人がいるということは、
何よりも心強いものでした。
その中で教えてもらった
ブレインエネマ(自分の思い・感情をひたすら紙に書き出す)を
実践したり、鼻うがいをしたりするなかで、
自分の湧き上がってくる感情を
客観視できるようになりました。
自分の中の思いに善悪をつけず、
「今自分はこう思っているんだな〜」と
冷静に受け止めれるようになってからは、
感情に呑まれることが減り、
勉強に集中できるようになりました。
絶対的自信
どんな自分も許せるようになり、
さらけ出せるようになってから、
気持ちが安定しました。
共通テスト 1 週間前に
英語リーディングの過去問で 47 点をとった時も、
「本番じゃなくて今でよかった!
なんで 6 割をきってしまったのか原因を探して潰すぞ!!」
と落ち込む暇もなく対策を続けたことで、
本番ではいつも通り 6 割以上取ることができました。
受験は自分との闘いです。
勉強面だけでなく、
これまでの人生で乗り越えられなかったものが噴き出し、
本当に苦しい思いをすることもあると思います。
でも、いつかは乗り越えていかなければならないものであり、
受験期は乗り越える絶好のチャンスです。
そして、MR.STEPUP は、乗り越えるのに最高の環境です!
私自身、本当にあたたかく、
時に厳しく向き合ってもらったおかげで、
合格を掴み取ることができました。
この塾での受験生活は、
私に揺るぎない自信を与えてくれました。
何もなくても大丈夫だと思える、
どっしりとした自信です。
そして、学ぶことの楽しさを教えてもらいました。
この先ずっと、命ある限り学び続けます。
そして、私がしてもらったように、
目の前の人をただ信じて見守る、
器の大きい人になります。
この塾で、本当に大切なことを
たくさん学ばせていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございました。