近畿大学(医・医)・金沢医科大学☆合格☆渡部誓くん

人間不信だった高校時代。

 

僕が合格できた理由は、

ひとえに村田先生がいたからでした。

 

僕は、ミスターステップアップで2年過ごしましたが、

この受験生活の中で、何度も村田先生に叱咤激励してもらい、

ときには厳しい言葉もかけられながら、

合格まで導いていただきました。

 

この合格体験記では、

その村田先生とのエピソードを書かせていただきたいと思います。

 

 

僕は高校時代は、人間不信でした。



学校生活や部活で理不尽なことが多く、いつのまにか、目上の人が苦手になり、

しゃべるのもイヤになりました。

 

人間関係のわずらわしさから、

(誰かと関わるくらいだったら、

自分で一人で生きていける力をつけたい、、)

とまで思っていました。

 

そんなときに、部活で足のケガをして、引退することになりました。

手術を2回もすることに。

 

手術中に、お世話になった医師の先生が、

モニターなどを見ながら、僕の足がどうなっているのか、どうすれば治るのか、的確に話してくれる姿を見て、カッコイイなと憧れを感じました。

 

それをきっかけに、僕は医学部を目指すと決めて、予備校を探していました。

 

そんな時に本屋で出会ったのが、

『限界突破勉強法』でした。

 

この本はスゴイ!と思って、家で何回も読みました。

 

特に、古市くんの合格体験記を読むと、自分と重なることも多く、

勇気をもらいました。

 

そして、

「ミスターステップアップのスクーリング(短期合宿コース)に行ってみたい!」

と思ったのです。

 

スクーリングの時に、先生から返ってきた意外な答え

 

高3の秋のスクーリングのときに話したのが、

与那嶺先生(以下、よなたん)でした。

 

よなたんが元々起業して、ネットビジネスをしていたことを知り、

一人で生きていくために、お金を稼ぎたい気持ちもあったので、

 

「ネットビジネスでどれくらい稼げるんですか?」

と質問したんです。

 

その時、よなたんがしてくれた話がすごかった。

 

「ビジネスをするなら、誰と一緒にするかが大事なんだよ」

 

から始まり、僕が今まで考えたこともないような、

ビジネスの世界の話をあれこれとしてくれました。

 

自分にはない視点が多く、世間でよく言われることとも違っていて、

すぐに引き込まれました。

 

その時の僕は、これから何をすればいいか、

分からないままでした。

 

生活するためにはお金が必要だから、お金を稼ぐのがいいはずだけど、

そのために何をやればいいか分からない。

 

でも、ステップアップなら、答えが見つかりそうだ、と思ったのです。

そうして、この塾に入塾しようと決めたのです。

 

僕が選んだのは、限界突破コース。

 

このコースは、塾にいる間は私語厳禁で、

自分の限界に挑み、人生を変えるためのコースだと聞いて、

 

僕のためにあるコースだと思いました。

 

疑心暗鬼が抜けない日々

 

入塾してからは、モチベーションアップの会といって、

先生の話をたくさん聞く機会も多くありました。

 

そのたびに「ここの先生は、他の大人とは違うな」と思うのですが、

いざ自分を変えようとすると、壁を感じるのです。

 

(先生のいうこともわかるんだけど、できない。

信じきれない、、)

 

と。

 

入塾したものの、そんな疑い深く、頑固な自分と向き合わないといけなくて、

苦しい日々が続きました。

 

そうして、一浪目は勉強に集中しきれず、

前期試験で、早くも医学部に対して実力不足を痛感し、

後期まで受けることを諦めてしまいました。

 

しかも、直前期の一番大事な時期に、

黙って塾を3日休んでしまったのです。

 

3日ぶりに塾に行ったとき、村田先生に

 

「逃げずに、自分の弱さと向き合え!」

 

と、叱咤激励されました。

 

自分の中では、前期の結果がダメだったし、エネルギーを全て使い尽くしたから、励ましてくれるのを期待していたのですが、

 

まったく逆で、予想以上に怒られました。

 

その当時は、なんでこんなに怒られるんだろう?

と思ったのですが(笑)

 

今にしてみれば、僕を奮い立たせるために、

あえて厳しい言葉を投げかけてくださったのだと分かります。

 

勉強をやりきれなかった僕は、もう一年勉強して、

途中で合格を諦めてしまった、医学部を目指すことを決めました。

 

厳しい指摘の後の決意

 

そのように、自分の殻を破らないと、と思っていたのですが、

実際僕はなかなか変われませんでした。

 

二浪目のあるとき、数学の「総合的研究」という教材に取り組んでいましたが、

難しくて挫折しそうになりました。

 

それを村田先生に相談しにいった時に、

 

予想以上に、厳しく怒られたのです。

 

「他人任せの雰囲気がある」

 

と、自分のよくないところを指摘されました。

 

その言葉通り、内心僕は、

成績が上がらない理由を教材のせいにしていたのです。

 

教わった勉強法を実践できていなかったので、

心の奥底では

(やっぱり、成績が上がらないのは、自分の姿勢の問題だよな、、)

という気持ちもありました。

 

しかし、そんな自分の感情を消化しきれず、

その後、僕はすねてしまったんです。

 

塾では、先生にできるだけ顔を合わさないように、

タイミングをずらすようにしたり。

 

声をかけられても不愛想にして、ほっといてくれって態度を見せたり。

 

振り返ってみると、かわいくない塾生だったなと思います(^_^;)

 

それでも、こんなダメな甘えた自分でも、

ここの先生やスタッフは、変わらず応援してくれていることも、肌で感じ取っていました。

 

そんな日々を過ごしているうちに、

 

「こんな自分はもう嫌だ、、!変わりたい!」

 

と思うようになったのです。

 

「本気度は目で伝えろ」

その後、村田先生と話す機会がありました。

僕がすねて、閉じこもってしまった理由を聞かれたとき、

 

村田先生の言葉を誤解して、

自分はこの塾にいない方がいいんじゃないかと思った

 

と本音を伝えることができました。

 

すると村田先生から、

 

「目を見ないから、誤解するんや」

 

と言われたのです。

 

続けて、

 

「誰かが目の前にいても、自分の頭の中だけで考えていたら、

それはコミュニケーションにならへんで。

 

コミュニケーションは、目と目でするんや。

 

だから、あなたの本気度も、目で伝えろ」

 

と。

 



僕は、人の目を見るのが苦手でした。

 

いざ目の前に人がいると、どうしても目が泳いでしまうので、

そもそも人とコミュニケーションを取ること自体を避けていました。

 

苦手なことから逃げてしまう。

 

これも、僕にとっての壁でした。

 

2年目の前期の受験では、一つ医学部に受かっていました。

 

といっても、第一志望ではありません。

 

本当に行きたい大学は、後期で受ける大学でした。

 

一つ受かった安心感から一瞬、

後期受験へのモチベーションが下がりそうになりました。

 

でもその時ふと、

 

「本気度は、目で伝えろ」

 

という、村田先生の言葉を思い出したのです。

 

このまま、前期の大学に行くことになってもいいのか?

 

「本気度を目で伝えろ」って先生に言われていたのに、

本気出さずに逃げるのか?

 

そんな自分の問いに対して、僕は、こう答えました。

 

今年は、絶対に逃げない!

 

本気で勝負する!

 

自然とそんな思いが溢れ、目にも力が入り、

 

「最後までやりきろう!」と思ったのです。

 

そして、後期で受けた、第一志望の大学に合格できました。

 

この合格は、入塾してからこれまで、

 

村田先生に叱ってもらったおかげだと、本当に感謝しています。

 

人を信じられるようになった

これからは、「志をもって熱く生きていきたい」。

 

村田先生のように、誰かの相談にのったり、

勇気を与えたり、アドバイスをできるような人間になりたいと思っています。

 

ステップアップで学んでいるうちに、自然とそう思うようになりました。

 

入塾前は、お金を稼がなきゃ、医者は稼げるからいいな、

と思っていたのが、うそみたいです。

 

医者も人を救うことのできる、カッコイイ職業だと思っています。

 

僕の足のケガを治してくれたお医者さんのことも、憧れを感じていました。

 

でも今は、村田先生の方が、

もっとカッコイイと思うようになりました。

 

村田先生と話すと、塾生一人ひとりのことを本当に大事に考えていてくれるんだなってことが伝わってきます。

 

本当に、相手のことをずっと考えてないと言えないようなことを、

何度も言ってくれました。

 

こんなスゴイ先生には、今まで出会ったことはありませんでした。

 

ステップアップに入塾して良かったこと。

 

それは、人間不信だった僕が、心の底から信頼できる人に出会えたこと。

そして、目標としていきたい、憧れの人を見つけられたことです。

 

これからは、塾でしてもらったことを、

誰かにしてあげられるよう成長していきたいと思います。

 

食堂は、僕のこころに、人を信じる土台を育ててくれた

 

最後に、僕にとって癒しと安心を与えてくれて、大好きな場所だった、

食堂を紹介させてもらいます。

 

食堂のスタッフの方はみんな明るくて、

塾生一人一人の名前を呼んで、声をかけてもらえました。

 

思うように勉強ができず、落ち込んだ状態で食堂に行っても、

食べ終わって食堂を出るころには、いつも元気になっていました。

 

とはいえ、入塾したての頃は、食堂に行くのは億劫でした。

 

人と一緒に話しながら食べるのが、とにかく苦手だったのです。

 

なので、講師の先生や塾のスタッフの大学生と同じテーブルにならないように、

と時間をずらして食べに行っていました。

 

でも、そんな僕の不安や心配とは関係なく、

食堂のスタッフはいつも明るく、笑顔で迎えてくれていました。

 

それが毎日積み重なっていくうちに、

 

「食堂は、こんな僕も来ていいんだ」

 

って気持ちになれて、安心して来れるようになり、

いつの間にか、食堂は大好きな場所になっていました。

 

みなさんにも、ぜひ足を運んでもらいたいです。

 

ありがとうございました。

 

↓誓くんが使っていた教材