京都大学(医・人間健康)☆合格☆伊藤洋樂さん

 
 
 
 

再受験の決意

僕は一浪目にミスターステップアップで勉強し、

国公立大学の合格はつかみとったものの、

最後まで、自分の弱さと向き合うことができませんでした。

 

僕は、表面的には勉強もスポーツもそれなりにできて、

平均点以上は取れるタイプなのですが、

それゆえ、のらりくらりして、一つのことを極められたことがなかったのです。

 

それは大学に行っても続いていて、

授業に興味が持てず、うだつの上がらない日々を送っていました。

 

(このままじゃアカンなぁ、、)


そう思っていたとき、バッタリ塾の先生に会ったのです。

 

「大学行ってから、ダメダメなんです」と、僕が情けなく言うと、


「何かやり残してることがあるんちゃうの?」と聞かれました。

 

その言葉を聞いて、思わずハッとしました。

 

僕の心に浮かんだのは、浪人時代のこと。

 

受験の苦しさから、本気で勉強することを避けて、

無難にやり過ごした日々が甦ってきました。

 

僕は思わず、「再受験したいです!お願いします!!」と叫びました。

 

先生は少し驚いたように、

「再受験は大変やぞ。自分の弱点と、とことん向き合わなあかん」

と、その厳しさを伝えてくれましたが、

僕はなんとしてでも再受験をしようと、固く決心していました。

 

苦手と向き合う日々

僕の弱さは、表面的になんでもできて、誰とでも付き合えるけれど、

のらりくらり生きて、一つのことを極められないことです。

塾の先生たちは、僕がその弱い自分に勝てるように、いろんな課題を出してくれました。

たとえば、化学計算。

1000題もあって、全部計算パターンが異なるプリントを渡されました。

しかも、半年間毎日、制限時間の厳しいテストまでありました。

「正直、こんな計算ばっかりして、意味あるのかな・・」と、

何度思ったかわかりません。

でも、今までの僕なら、 「計算が得意にならなかったとしても、他の問題が解ければ良い」 と、かわすところでしたが、

再受験をやりきるためには、計算を完璧にするしかありませんでした。

苦しかったですが、マスターした結果、理系科目全部の計算スピードが飛躍して、計算パターンも頭に入って、手が止まらなくなりました。

深い関わりによって、新しい自分に成長できた!

また、僕は同じく京大志望の高橋良汰くんという塾生と、

チームを組むように言われました。

僕は要領が良いけど大ざっぱで、 良汰くんは一つの問題に対して深く突き詰めていくタイプですが、時にはこだわりすぎる側面もありました。

まったく性格が違ったので、激しく言い合うときもありましたが、

答案を一緒に見たり議論する中で、お互いにない視点をつかんでいきました。

良汰くんは、ともに京大合格を目指した戦友であり、彼が京大合格をつかみ取ったときは自分の合格以上に嬉しかったです。

僕のもう一つの弱点の克服!

僕は大人が何よりも苦手でした。

決めつけられたり、頭ごなしに言われるのが嫌いだったからです。

恐怖心もありました。

でも自分では勉強が進められなかったり、

どうにも立ち上がれなかったりしたときは、

勇気をふりしぼって何度も相談にいきました。

どんなときも先生たちはドンと構えて、厳しく優しく、話してくれました。 もう無理だ、と落ち込んでいても、

最後は熱い気持ちで立ち上がることができたし、

大人へのブロックも、どんどん壊れていきました。

自信がついた受験

京大合格はもちろんうれしかったですが、

僕は何より、受験をやりきってゆらがない自信がつきました。  

将来、苦しいこともあるかもしれませんが、

この受験で志を立て直した日々を思い出せば、何回でも挑戦し続けられると思います。

大学でも熱くやっていきます。本当にありがとうございました!!

 

 

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