【直感を大事にして生きてきた】
中学生の時から僕は親の影響で大手の塾に通っていました。
成績は低いけど、志望校のレベルは高い僕は、塾が学力別にクラス編成をして、上位層のクラスの生徒には熱心に指導することを知って、ここで勉強する意味があると思えず塾に対して不満を持ってました。
実際にビジネスモデルとして成り立っているけど、大手の塾には勉強の真髄はないと直感で感じていました。
高校受験では思うよう成績が伸びず、第一志望に落ちて、後期で受かった高校に入学しましたが、下のクラスでした。
それでも僕は諦めず、高二から上のクラスに上がるために、入学前の3月からほぼ毎日、映像授業の塾で英語と高校数学を勉強しました。
一学期の期末テストでは高得点をとることができ、ノリに乗っていました。
高校では勉強して上のクラスに上がって、高偏差値大学に行って、大手企業に就職できれば幸せだなと、狭い世間(知り合い)によって形成された幻想に憧れて、勉強を頑張ってました。
高校では自分と波長が合う人と出会えると思っていたけど、全くそんなことは無かったです。
ここには書けないくらい悲惨な状態でした…
当時の僕はこんな冷たい環境の中で1人熱く生き続けられる人じゃなかったので、高1の秋頃から直感で「学校を辞めた方がいいな」と思ってました。
僕自身、それまでは学校教育によって形成された常識に縛られていたので、学校を退学することには抵抗がありました。
また、僕には直感があるだけで大人を説得するだけの知性と教養がなく、日々、誰かの人生を生きてるような感覚で心と身体が分離した状態で、生きた心地がしませんでした。
肉体的には生きていても、精神的には自分を殺して生きていたのです。
動物園状態の授業に耐えられず勝手に教室を抜け出して図書室に行って、読書したり内職をしたり、無断で帰宅したり、学校を休んだり、どんどんエスカレートしていきました。
学校の先生からは何度も呼び出され、必要以上の罵声を浴びせられたり、嫌がらせもされました。
クラスメイトからは「問題児」と言われていました。
親からは「学校をおろそかにする奴が受験で上手く行くとは思えない」と言われ、周りに僕の事を理解、共感してくれる人はいませんでした。
周りの大人が言ってることは間違っていると自己正当化するために、ひたすら勉強法を調べたり、受験情報を集めたりしていく中で、よなたんの動画がきっかけで大逆転勉強法を知りました。
直感で「この塾に行ったら自分を変えられる」と思って、本気で高校を退学してミスターステップに行きたいと思いましたが、親を説得できませんでした。
大逆転勉強法などの書籍すら手に取って貰えませんでした
「環境のせいにして逃げたくない」という思いから、何となく東京の大学に行って一人暮らしをして、自分の人生に自分で責任を持てるようになりたいと思い、本気で大学受験をしようと思いました。
親を説得するためにMARCH志望にしました。
高一の終わりの文理選択では、親の影響で理系を選びました。
理科は苦手だったけど、逆境に立ち向ってみたくて理系を選びましたが、直感でワクワクするようなyoutubeを見たり、実用書、自己啓発本を読んでいくうちに理系という選択自体、親の刷り込みだと気づき、高二の途中から勝手に文転しました。
クラスは変えられないので授業中ほぼ内職してました。僕が実際にできたのは基本的な暗記、仕分けだけでした。
帰宅後は自己正当化のために受験情報をひたすら調べたり、勉強法を調べたり、受験情報を集めて、まともに勉強してませんでした。
この過去を受け入れるだけの大きな器を持てる人になれるように、僕はこれからももっと勉強して、知性と教養を磨き熱く生きて行こうと思います。
この合格体験記を書いている今は当時の考えを言語化できますが、当時の僕は直感で「学校に行きたくない」と思って反発していただけで、親を説得し味方にすることができなかったので、学校を休んで最低限の出席日数だけでやり過ごすという手段は不可能でした。
結局、一定の時間と集中力を要する長文読解には取り組めませんでした。
「僕が勉強できないのは、周りのせいだ。環境が悪い」
他人のせいにしたり、組織のあり方に腹を立てたり、環境を理由に逃げていたのです。
結果 全落ちしました。
せっかく大逆転勉強法と出会うことができたのにこのままでいいのかなぁ・・・
ミスターステップで1年間、浪人して自分の弱点を克服させ、大学受験も人生も大逆転したいなと思いましたが
親からは「大阪で一人暮らしできるか不安」という理由で、4月から行くことはできませんでした。
(4月から入塾までの期間の出来事は話が発展しすぎるので、省きます)
結局、入塾できたのは10月でした。入塾できて良かったけど、あまりにも遅いんじゃないのかという”焦り”、1年間というスパンでここで受験勉強をしたかったなとうい”後悔”、親のせいで余計な時間とエネルギーをもらして多くの機会を損失したという”憎しみ”。
かなり複雑な気持ちでした。
でも入塾してで毎日、
無添加で手作りのご飯を食べたり
万福さんにボディーワークを教えてもらったり
憩さんから熱く生きる事を学んだり
よしくんが何度も厳しいテストをしてくれたり
むらっちがアファメーションを考えて作ってくれたり
カツオお兄さんが1発芸の披露してくれたり
本当にたくさんの人から支えてもらいました。
周りに僕の事を理解してくれる人が居なく人間関係で悩んでいた僕は、エネルギッシュで明るいスタッフがいるミスターステップのおかげで「自分の身に起こる出来事は全て必要、必然、ベストなんだ」と前向きな思考が生まれるようになってきました。
【自分の弱点と向き合うきっかけ】
高校生の時から基本的な暗記、仕分けはしてたので長文に対して苦手意識はなかったのですが、環境のせいにして集中して長文を解くことから逃げていました。学校はうるさくて集中できないし、家ではスマホに気を取られ、様々な誘惑に負け集中できてなかった。入塾してから、音読、反復、仕分けはやってましたが、長文読解には取り組んでいませんでした。
理由は自習席で集中できなかったからです。
僕の自習席は人目に触れやすく、ドアの音、足音、話し声などの音を拾いやすい位置だったので
常に背後が気になっていました。
もしかしたら、誰から目を付けられているんじゃないだろうか、誰が来たのか、それを確かめるために毎回振り向いていたら目の前の勉強に集中できません。
不在の視線はやがて僕のうちに内面化されていき、「自分は周りからどう思われてるのかな」など自意識的なことを頭でグルグル考え、自習席に座ってること自体嫌になりました。
高校生の頃から環境を理由に勉強から逃げてた僕にとってこれは向き合うべき問題だなと勝手に解釈していましたが、毎日、集中できなくて妄念妄想をしたりダラダラ勉強していました。
別の階の空いてる自習席に勝手に移動して、勉強したりしました。
その時は確かに集中できていました。
というより、別の階に移動しないと長文を解けなかったという方が正しいです。
結局、毎日荷物を持ち運びするのに疲れて、別の階に移動することを諦めました。
長文から逃げ、また自分の自習席で妄念妄想をしてました。
別の階で勉強してる時、柏村先生が心配して話かけてくれたこともあったし、開示する機会はいくらでもありました。
僕は自分の言いたい事を本音で言えず自立できてなかったのです。
その結果、私立前期は滑り止めで受けた大阪学院大学以外、全部不合格。
過去問を解いてその目先の点数に一喜一憂して、現状を分析することができてなかったので、過去問で合格点を取れたり取れてなかったり波がある状態で、試験を迎えたので他の併願校にも落ちました。
私立大学の前期が終わった頃、弓場先生から聞かれました。
「自習席、使ってる?」
僕は事情を説明してもどうせ誰にも共感してもらえないよなぁ・・・
どんな環境でも目の前に没入没頭できない自分の愚かさ、目的意識の低さを指摘されるんだろうなぁ・・・
と自分の本音を言うことを諦めていました。
僕は半ば諦めで、自習席で集中できないことを弓場先生に話しました。
するとこう言われました「そんなんはよ言ったらいいのにー、奥の方に空いてる席あるけど移動する?」
まさに僕にとっては鱗から目
その日に移席することができました。
僕は次の日から今まで逃げていた過去問研究に取り組みました。
やっと今までダラダラ取り組んでいた長文と向き合いました。
憩さんからタコに耳ができる程言われた「現状をちゃんと認識してそれを受け入れる」ことも忘れず、点数に一喜一憂せずに現状を分析し受け入れ過去問と向き合いました。
結果、後期で関西外国語大学に合格しました。
もし弓場先生が僕にあのタイミングで話しかけてくれなかったら、過去問から逃げて、自分の弱点と向き合わないままだったし、関西外国語大学に合格できなかったと思います。
本当に弓場先生のお陰で今があると思います。
ありがとうございます。
一浪で関西外国語大学という結果にも、入塾してからの自分の勉強量にも納得できない気持ちもありますが、色んなスタッフと話して真剣に考えた結果、関西外国語大学に行くことを決めました。
僕のように「今の自分の環境」を変えたい!と思う人は、この合格体験記を見てくれてる方の中には多くいるのではないでしょうか?
あなたの直感を信じてください。
禅の言葉で「二念をつがず」という言葉があります。
釈迦坊主も「直感で生きた方が未来は明るい」と言ってます。
後から浮かんでくる余計な思考、周りの意見、常識、概念、つまり二念は捨て、直感を大事にしてください。
みなさんも直感でワクワクするようなことに取り組んでいる時、すごく楽しいなと本当の意味で生きた心地を味わった経験があるのではないですか?
僕はよなたんのyoutubeを見たり塾の書籍を読んで「この塾に行ったら自分を変えられる」という直感を大事にして来たからこそ入塾できて今があると思います。
今まで大事にして、研ぎ澄ましてきた「直感」が関西外国語大学の試験で発揮された場面があったと思います。
自分の直感を信じ、大事にしてください。
(ダサい靴と弱音はかない)橋本拓磨