宣言〟で自分を鼓舞し、最後の一秒まで闘いぬいた
印象に残っているのは国立二次試験です。
二日間あったのですが、一日目が、例年とは異なる問題形式になっていてパニックになりました。
「もうムリ…」 と負けそうになったのですが、これではダメだと思い、その夜、塾に電話しました。
先生と話していると、心がどんどん落ち着いてきて元気になり、最後には「あきらめません!」と宣言。
そうして、二日目の試験は、最後の1秒まで手を止めず、やり切れました。
あの時、先生と話せなかったら、この合格はなかった、と思っています。
一日を一生のごとく生きる!
後悔のない勉強をし続けた記録
現役のときからの課題が、負の感情を引きずりやすいこと。
気持ちの切り替えが下手で、後悔ばかりしていました。
それを先生に相談したら、「一日一生」と言う言葉を教わりました。
「一日を一生のごとく生きる」という生き方のこと。
わたしのための言葉だと思いましたね。
それからは寝る前に、
・今日一日、後悔のない勉強はできたか?
・どれだけ努力し、何を学んだのか?
とふり返り、合格手帳に書くようにしました。
ポジティブなことだけを書いて一日を終えるのです。
そのおかげか、一日の勉強量も、勉強の中身も、どんどんあがっていきました。
先生と一緒に新聞を読み、思考力が鍛えられた
九州大学の二次試験で必要になるのが、英数と小論文です。
小論文を書くには、広い視野と自由な発想、順序だてた論理思考力がどうしても必要でした。
その対策として役立ったのが、先生と数人の塾生とで新聞を読みながら議論した経験です。
どんなギモンにも答えてくれる元研究者の先生と、追求心の高い仲間たちと語り合ったことによる気づきは深く、多岐にわたります。
おかげで思考も緻密になっていきました。
知識と知識が繋がっていくおもしろさは、何物にも代えがたい喜び。
この感動を忘れず、世のため人のためになる研究をしていこう! と思いました。