京都橘大学(文学部)合格「私に足りなかったものが、ここにあった」大友 彩香

先生たちに支えられ、不安を克服

大逆転勉強法との出会い

高校1年生のとき、それまでの勉強した分は点数に反映されるという考えが通じなくなり、私の成績は急降下していきました。

どうにか成績を上げたいという一心から書店に出向き、何気なく手に取った本が『大逆転勉強法』でした。

その後、本に書かれていたことを1つひとつ実戦していくことで成績は上向き、型が身についていきました。

 

しかし、成績が頭打ちする日々がやってきました。

ある日、「私はこの勉強法の真髄を理解できていなかったのかもしれない」と思いました。

私は本から読み取れなかった真の姿を見つけるべく、ミスターステップアップで1年間やっていこうと思いました。

 

塾に足を踏み入れて

最初に足を踏み入れた時はとても暖かくて、明るくて、エネルギーに満ち溢れていました。

そして、どこか懐かしい気持ちになり、なぜか安心したのを覚えています。

 

そこにいる塾生は、あらゆる面で私の想像を超えていました。

勉強している姿はとてもエネルギッシュでかっこいいなと思いました。

 

実際に音読や反復も私自身が実践していたものよりもはるかに高い基準で、試行錯誤しながらやっていて、

「やっぱり。どこかで感じていた私の足りなかったところはこれか!」

と思いました。

 

それと同時に、自分1人でやっていたころよりも塾生と同じ空間で勉強することで自然と勉強がはかどり、発展的な思考ができるようになりました。

 

自分の甘さを知った秋

しかし、そんな受験生活の中でも肌寒くなり、秋風が吹くようになったころ、暗雲が立ち込め始めました。

 

「ちゃんとやってきたのに、模試で点数が取れない」

 

…衝撃でした。 慌てて先生のところへいくと、

「テストをしてもらいなさい。本当にすらすら、よどみなく、はっきりとできていましすか?」

と。 実際、テストをしてらうと抜けているところがあり、無意識に基準が下がり、自分の甘さや弱さを痛感させられました。

 

先生の言葉に自分を取り戻した

テストを皮切りに入試が本格的に始まり、 結果が返ってき始めた2月後半― 私は混乱していました。

1つも受かっていなかったのです。

もう、私はどうしたらいいかわかりませんでした。

 

1年間なにをしてきたのだろうか― 何がいけなかったのだろうか― そんな言葉が頭の中をぐるぐる回っていました。

 

「考えそうなことは、全部、僕たちが考えてるから大丈夫。」

 

―だから、残りの試験を受け切ろう。 柏村先生にそういわれたとき、素直に大丈夫だと思えて前を向けました。

 

ラストスパートに現れた救世主

3月に入り、私はまだ結果を出せずにいました。

自分の足りないところですらわからなくなって、全く思考が働いていなかったようにも思います。

 

そんな私を見かねて

「解いた問題を見せてごらん」

と声をかけてくれたのは、大学生スタッフでした。

 

彼は、完全に思考停止していた私に必要なことや指針を示してくれました。

当時の私にとって、彼の登場は闇の中に差しこんだ一筋の光のようでした。

そして、私のミスや甘さ、性質を見抜き 「焦ったら、一度ペンを置いて、目をつぶって、深呼吸をすること。」 というアドバイスをしてくれました。

これは、その後の試験や生活の中でとても重要な役割を果たすものでした。

 

受験生活最後のアドバイス

受験最終日の前日に、私は村田先生に呼ばれました。 正直、何を言われるのか不安でした。

しかし、村田先生は優しくかつ真剣に今までの受験生活やいま自分が考えていることに長い時間耳を傾けてくれました。

 

そして、最後に「あなたは自然に思考が広がっていく性質があるから、1つのことを深めるといい」 と言ってくれました。

 

そして、その日は数人の大学生の手を借りながら1つの過去問を深める、向きあうということを徹底的にしました。

後になっても、私は生活の随所で村田先生のアドバイスに助けられることがありました。

 

私の世界を大きく変えてくれた2人の講師

〇松本先生

私が初めて松本先生の授業を始めて受けたのは4月のことでした。 最初は話がぶっ飛んでいて理解できない授業もありました。

しかし、松本先生の英語や生徒に対する熱さやどこまでもまっすぐな姿勢に惹かれたのを覚えています。

 

年齢を感じさせないエネルギッシュな人でした。

しかし、松本先生はとてもフランクで勉強というものに対する謙虚さを持ち合わせている人で、すぐに私を受けいれてくれました。

そして、時には私たちと一緒になって勉強したり、音読したりと同じところまで下りてくださりました。

 

松本英語には松本先生自身の生き様が反映させているように感じました。

そんな先生だからこそ、英語を好きになり、私が一番本気で思ったことを言い合えたのではないかと思います。

 

〇武田先生ことやっし

やっしはどこか温かく、安心感のある優しいオーラをまとった存在でした。

どんな質問でもどんな話でも拒むことなく、答えてくれて、化学に限らずいろいろなものに関連性やつながり、意味があることを教えてくれました。

 

日常生活の何気ないものから話がつながっていくのはまるで魔法のように感じました。

 

そして、やっしはわからないといったことに対して徹底的に教えてくれました。

時には、数時間にわたり教えてくれたこともありました。

それと同時に、どんな時もそっと見守ってくれていて気づけばそこにいるやっしの存在は1年間を通して受験生活の大きな支えになっていたと思います。

 

先生方、大学生スタッフのみなさん、ミスターステップアップに通わせてくれた両親にも、本当に感謝しています。



ありがとうございました!