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入塾するまでの自分
浪人を決めるまで、わたしは 人生で悩むことはほとんどありませんでした。
物事を楽観的に考える性格で、
いつも「まあ、なんとかなる。」「とりあえず、やるしかない」
と思って生きてきて
実際、なんとなくやるだけで要領よく人並みくらいにはこなせてきました。
この塾に入塾するきっかけも
お母さんがすすめてくれた
というところからで
なにか特別な想いがあったわけではないです。
世渡り上手の良い性格みたいに聞こえますが、
この性格は、受験生としては結構困りました。
はじめて、うまくいかない出来事
受験の前半期は、ほとんど先生に質問や相談に行けなかったです。
とにかく、計画に沿って勉強していく。
うまくいかないことももちろんあるけど、
あまりひきずることなく、やっていく。
結構スムーズでした。
そんな自分が秋の共通テスト模試で人生ではじめて落ち込みました。
浪人してから5ヶ月間ずっと勉強し続けたのに、模試の結果は
去年より悪かったんです。
やるしかないけど、進まない。。
表面的に世渡り上手な自分は、通用しなくなりました。
「成績が下がるぐらいだったら、浪人せずに受かったところに進学すればよかったんかな」
「このまま勉強を続けても成績が上がる気もしない」
こんな言葉が、頭をぐるぐる回りました。
ここから、何かすごいことがあって、抜け出せたっていうわけじゃありません。
でも、今できる勉強を続けて、とにかく踏ん張っていました。
大人に頼る経験
共通テスト模試で、点が取れなかったことから、
「先生に勉強の相談や報告にいかないといけないな」と、より感じるようになりました。
そんな中、秋の綾部合宿で、毎日、先生と生活をともにする期間がありました。
(京都府綾部市の宿泊施設での勉強合宿)


そこで講師の阿部さんと、
自分の考え方や性格にいくつか共通点があることがわかって
親近感が湧きました。
それからすぐ、11月の進路相談で阿部さんに
「もっと報告や相談にくるように」と言われました。
自分もそう感じてたのですが
なかなかできてなかったので
「これはチャンスだ!」と思って、
そこから先生に勉強を見せに行くように
意識していきました。
でも、
これまで人に報告や相談にいくことがなかったので
どういう時に人に相談すればいいか、
どれぐらいの頻度でいくのかが
よくわからない。。。。
色々と会話を重ねていくうちに、
阿部さんがそんな自分を見抜いてくれたのか、
「水、土曜日に見せくるようにしたら?」
と曜日を固定してくれて
より先生とコミュニケーションが取りやすく
人を頼りやすくなりました。
講師との関係性の中で、乗り越えられた。
これまで人にみせることを避けていた分、
自分の苦手な勉強が後回しになってしまっていました。
特に古文、漢文の勉強が
なかなか進んでいませんでした。
阿部さんに相談すると、
古文と漢文の教材を一冊ずつ渡され
「毎日一題解いて見せにくるように」と言われました。

(実際に渡された教材)

(自分を鼓舞するために自習席に張っていたメモ)
それからコンスタントに問題を解いては
先生に見せに行きを続けることができて
本番の共通テストでは、
古典は満点を取ることができるまでになってました。
また、英語もどちらかといえば苦手教科で、
現役生の時は、共通テストの点数が51点でした。
受験の前半期は先生にいわれたとおり
毎日、バイブル本や音読を続けて
基礎を固めていきました。
12月にはいったころ、阿部さんに
一週で13年分、共通テスト過去問を解く計画を
たててもらいました。
これまで使っている教材の反復やほかの科目の過去問をしながら、
一日に2題過去問を解いていく。
全然時間がたりなくて
正直、この計画をやりきるのはめっちゃきつかったです。

(実際解いた共通テストの過去問題の数)
それでもなんとかやり切れたのは
先生に立ててもらった計画をやり切りたいと思う
意地や根性がはたらいたのかもしれません。(笑)
結果、共通テストの英語は82点。
現役生の時から31点も点数があがりました。
嫌な記憶が蘇っても・・・
そんな感じで結構順調に点数は上がっていたのですが、
試験前は頻繁にメンタルの調子が下がりました。
理由は
「自分は本番に弱い」
「本番ではいつも失敗する。」
と思ってしまうからでした。
昔から本番に弱くて、本番がうまくいった覚えがほとんどありません。
小学生のときのリコーダーのテスト。
いつもはうまく吹けるのに
みんなの前でテストをしたときは変な音ばっかり鳴ったし。
とか。
現役生の時の共通テストも本番が一番点数が低かったし。
とか。
12月には、共通テストで7割以上はコンスタントに点数がとれるようになっていたのに
(今回はまぐれ点数がとれたんじゃないか。)
(今、これだけ点数がとれていても、
本番はまた点数が下がるんだろうな。)
と思ってしまう。
共通テストの週の月曜日からは
もう最悪に調子が悪かったです。
そのときも阿部さんに相談し、下がりながらも
勉強を続けていました。
直前に解いた過去問の点数も
いつもとれていた点数にくらべると低かったですが
最後には
「やるしかない。」
と思えたおかげか
無事、第一志望の岡山大学に合格できました。
受験を振り返って
よくある言葉だけど、
この一年でほんとうに成長できました。
これまでの人生は、
自分と向きあう機会なんてそんなになくて
何となくで乗り切って来たけど
今年一年は、全然うまくいかなかった。
なんとかなる精神では受験は乗り越えれなかった。
だからこそ、
これまでの自分だったらしなかったことに挑戦しながら
嫌なこと、避けてたことにしっかり向きあった一年でした。
なんとなくじゃなくて自分で考えて、
人を頼って、目標を達成できた経験はすごく大きかったです。
一年間、ありがとうございました。