1.はじめに
この記事では、共通テスト政治経済で8割以上得点を取るための勉強法についてお伝えしていきます。
社会の科目については、歴史、地理、公民と、それぞれに適性があります。
特に、政治経済の場合は、ニュースや新聞を毎日チェックしているということが、一つの適性にあたるといえるでしょう。
自分が政治経済に向いているのかを見極めた上で、どのように勉強していったら良いかを具体的に紹介していきます。
2.共通テスト政治経済の出題傾向
それでは、まず共通テスト政治経済の出題傾向について見ていきましょう。
2-1 設問構成と配点
共通テスト政治経済の問題は、大問が4つ、全マーク数が34問で構成されています。
- 第1問 マーク数10 配点28点
- 第2問 マーク数8 配点24点
- 第3問 マーク数8 配点24点
- 第4問 マーク数8 配点24点
出題傾向については、分野毎に出題内容を挙げておきます。
- 現代の政治…民主主義の基本原理とその歴史・発展、日本国憲法と人権保障、統治機構と現代政治、現代の国際政治
- 現代の経済…経済原理とその発展、現代経済のしくみ、金融・財政・国民経済、戦後の日本経済、労働と社会保障、国際経済のしくみ
- 現代の諸課題…日本社会。国際社会
2-2 平均点・難易度
センター政治経済の、過去5年間の平均点は以下のようになっています。
- 2019年 56.24点
- 2018年 56.39点
- 2017年 63.01点
- 2016年 59.97点
- 2015年 54.79点
論理的思考力を問うような問題の出題もありますが、基本的には、教科書の内容をまずはきちんとおさえることが重要です。
奇問・難問が出るわけではありませんが、幅広く、満遍なく勉強することが必要です。
3.共通テスト政治経済8割以上取るための勉強法
それでは、ここからは具体的な勉強法について紹介していきます。
共通テスト政治経済で8割以上の点数を取るためには、どんな勉強をしていったらよいかを順に見ていきましょう。
3-1 共通テストで政治経済を選択するときのポイント(適性)
基本的に、政治経済に向いている人は、普段から新聞を読んでいたり、ニュースを見たりしている人になります。
逆にそれらの習慣がないのであれば、倫理や他の科目にした方が良いです。
現代社会は、倫理と政治経済を足して2で割った中間の位置づけです。
日本史、世界史、地理、倫理・政治経済に比べて暗記する量が少ないので、オススメではありますが、自分が受験する大学が、政治経済で受験できるのかどうかは、必ず確認をしてください。
3-2 共通テスト政治経済 序盤の勉強法
ここからは、あなたに政治経済の適性があることを前提に、序盤の作戦を立てます。
政治経済の序盤は、『教科書』を2、3回通読するか、いきなり『センター試験への道』(山川出版社)を使います。
問題を解きながら、政治経済には、どんな知識が必要で、どんなセンス(思考力)が必要なのかを学びます(序盤では、反復練習する必要はありません)。
『センター試験への道』を一通り終えたら、念のため、『教科書』を通読します。
そうやって往復することで全体像がつかめます。
3-3 共通テスト政治経済 過去問の活用法
まずは、全体像を掴むために、教科書もしくは参考書で勉強するようにしましょう。
ただし、日本史や世界史と違って、いきなり一問一答で勉強しても、ある程度点数を取ることができます。
特に、適性がある人は、普段から政治経済の内容に触れているので、あまり時間がかけられないという場合は、全体像の勉強は少なくて構いません。
一問一答に関しても、一言一句覚えるというよりは、共通テストの過去問が解けるくらいの暗記で構いません。
逆に、一問一答はできるけれど共通テストでは答えられない、という暗記の仕方にならないように注意が必要です。
過去問に関しては、いきなり1年分を通しで全て解くよりも、『センター試験への道』を活用して、単元別に自分の弱点をあぶり出していき、克服していくという流れで進めていくことをおすすめします。
もし苦手が見つかったなら、教科書やバイブル本に戻って、しっかりと確認をして、弱点を埋めていくようにしてください。
センター試験への道が完成して自分の弱点がなくなったという状態になれば、過去問を通しで1年分解いていくようにしてください。
その際の注意点としては、まずは目標点を設定しておくこと、そしてその目標点に対してどれだけ点数が取れていなかったのか、その目標点に到達するためにはどんな勉強をしなければならないのかというところを明確にすることです。
1回では自分の学力ははっきりしませんので、3回~5回ほど過去問を解いてみて、自分の実力、弱点、改善点を発見していくようにしましょう。
目標点に到達したならば、あとは点数をキープするための維持の勉強を中心にして、他の主要教科に時間をかけていくようにしてください。
教学社
売り上げランキング: 10,782
4.共通テスト政治経済のオススメの参考書・問題集
ここからは、共通テスト政治経済の対策をする上で、オススメの参考書と問題集を紹介していきます。
4-1 共通テスト政治経済のオススメの参考書
共通テスト政治経済のオススメの参考書は以下です。
自分の勉強の状況に合わせて選びましょう。
学研教育出版
売り上げランキング: 14,961
この「パワーアップ版」のテキストについては、全体像を掴むのにオススメの参考書になっています。
学研プラス
売り上げランキング: 94,841
こちらの「ポイント&キーワード パワーアップ版」のテキストは、一問一答形式の位置づけになります。
KADOKAWA (2017-05-13)
売り上げランキング: 325,330
暗記できているものには○をつけて、3回○がつけばOKにします。
90%以上の完成度になるまで反復練習してください。
全体像を把握(はあく)した後、一問一答で知識を身につけ、最後に共通テスト過去問を解いていくのが王道です。その際『センター試験への道』(山川出版社)を再び、今度は丁寧に解いていきます。
公民で、二次私大対策をする場合も、基本的な流れは同じです。
過去問のところに、自分の志望校の過去問が加わるだけですから。
『センター試験への道』と、共通テスト過去問は、二次私大対策にも有効です。
4-2 共通テスト政治経済のオススメのマーク式問題集
時間のある人は、仕上げとして、共通テスト予想問題集の『大学入試センター試験実戦問題集』(代々木ライブラリー)や『マーク式総合問題集』(河合出版)をやってみてください。ここまでやれば、安定して高得点を取ることができるでしょう。
日本入試センター
売り上げランキング: 199,853
河合出版
売り上げランキング: 6,802
5 注意すべき出題パターン
5-1 図表・統計資料問題
グラフや、統計資料の問題では、資料の示す値が何を示しているかを理解することが重要になります。
例えば、折れ線グラフが4本あり、ある4国のそれぞれのGDPの実質成長率の変化について示されている場合、○○年の、どのような出来事が原因で、その値が出てきているのかを理解することが重要です。
日本であれば、1990年代にはバブルが崩壊し、1997年には消費税率引き上げによるマイナス成長が考えられるため、折れ線グラフの数値は下がることが見て取れるはずです。
このように、各国の出来事と関連させて解くことの出来る問題が多い為、大局的な見方で、資料を読み取っていく必要があります。
5-2 計算問題
計算問題は、多くても数問の出題です。
例えば、円と外貨との為替相場の変動による問題が以前に出題されています。
計算そのものはそれほど難しくないため、確実に点数を取っておきたい問題です。
数多くの問題に触れ、計算に慣れておく必要があります。
5-3 論理的思考力を問う問題
論理的思考力を問う問題では、問題文を正しく捉えた上で、論理的に正しい答えを導き出していくことを求められます。
知識問題ではない為、問題文の論理構造が分かれば解ける問題です。
多少時間がかかっても、落ち着いて設問を読んで解くようにしてください。
どのようなタイプの問題が出るのかは、過去問でしっかりと確認するようにしましょう。
6 最後に
社会の目標点関しては、文系理系問わず80点にしてください。
90点以上狙うと、社会の勉強時間が多すぎて他の主要科目の勉強時間が少ない、点数が足りない、ということになってしまう可能性が高いです。
理系の人でどうしても時間がない場合は、70点以上取れれば良いというくらいの気持ちで勉強を進めていくようにしてください。
政治経済にどれぐらい時間を割くのかのバランスについては、まず主要教科が目標点に到達しているかどうかを調べる必要があります。
主要教科の点数が目標点に到達していない場合は、1日1時間程度に留めておいた方が良いです。
主要教科の点数が取れていて、あとは社会だけ点数が取りたいという場合は、2時間、もしくはそれ以上勉強しても良いでしょう。
あくまでも、全体のバランスをとりながら、継続的に80点以上を取れるような勉強をしていってくださいね。