東海大学 医学部 合格体験記|宮﨑玲子さん

1日目の大失敗からの逆転合格!東海大学(医)合格 宮﨑玲子さんの対談動画


【他の合格大学】
大阪薬科大学

私は中学校から中高一貫校に通い、中高を6年間は定期テストの直前の詰め込み式の勉強だけで何とか乗り切っていました。特に大学受験を意識せず、気づけば今後の進路を決める時期になってしまっていました。

そのまま内部進学で大学に行くか、受験をするか迷っていましたが、 このまま流されるように生きていてはダメだと思い、諦めかけていた医学部受験にチャレンジすることに決めました。

高校卒業し、2年間は別の予備校に通っていたのですが、夏を過ぎたあたりから心身ともに不安定になり、受験後半期は勉強にほとんど手をつけられない状態になっていました。そして三浪目が決まった時、初めは他の大手予備校か医学部専門予備校で迷っていました。

そんな時、父が与那嶺さんのブログを見ていて、ミスターステップアップの名前を見つけ、知り合いに卒塾生がいたことを思い出し、入塾説明に申し込んだと言われました。正直入塾するつもりはなく、半ば強引に連れてこられたという感じです(笑)。

入塾説明を一通りうけ、入塾するかどうかという話になった時、今日知ったばかりで塾のことを全く知らないし、今まで見てきた予備校と違って授業がないしと不安な事だらけでしたが、もうこれ以上迷ってる時間はないと次の日から入塾し、一人暮らしも始めました。

私は入塾時、勉強を続けていく中で抱えていた主な課題は生活面のこと、英語の成績、周りとの関係性の三つです。

・生活面
入塾前は食事をする時間が不規則で、ジャンクフードやコンビニエンスストアの食事をとることが多かったため、体重の増減が激しく、周りの人には心配されていました。夜は寝る時間が日に日に遅くなり、昼夜逆転したり、布団ではなく椅子で寝る日が続く時も多くあり、体調崩し、 勉強に打ち込めず、精神的にも疲れている状況でした。

入塾してからも すぐに改善できたわけではないし、朝起きられないし、過去のことを思い出してネガティブになる時もありました。自分で解決出来ない時は先生、大学生、GTスタッフの方に相談したり、ゆにわマートのグッズを紹介してもらったり、毎日手帳を見てもらって、できてない部分を指摘してもらったりしていました。



私の場合は特に家に帰ってからやるべき事を済ませ、すぐに寝るということがなかなか習慣づけられませんでした。何度も指摘されるだけでは変わらないと思ってか、突き放される時もありましたが、自分を見つめ直すきっかけにもなり、徐々に改善されていき、睡眠の質の向上とともに生活リズムも整っていきました。

食事も毎日食堂スタッフの方々が作ってくださる自然食の体に優しい、愛のこもった美味しいご飯を食べることができ、お腹だけでなく心まで満たされ、勉強のエネルギー源のひとつとなり、体調を大きく崩すことなく、一年間勉強を続けることができました。

・英語の成績
英語の苦手意識が強くセンター試験は5割から6割取るのがやっとで、それもなんとなく解いているという感じでした。 秋頃までには、ほとんどの成績の変化が見られず、センタープレテストでも6割程度の成績でした。

「結果は気にするな大事なのはプロセスだ」とわかっていても時期的に結果を気にしてしまい、辛くて逃げ出したくなる時もありました。

それでも最後まで諦めずに勉強を続けることができたのは、結果が出ない時期でも粘り強く勉強し続ければ、飛躍的に感覚が変わる時が来ると言ってくださった村田先生、過去問を解く中でなかなか解き方のコツがつかめず悩んでいる時に解いているところを見せてくれた柏村先生、 暗唱例文をなかなか覚えきれずにいた時に毎週テストをしてくれた阿部さん、たくさんのスタッフの方々の支えがあり、人生を変えるには、ここで諦めずに突っ走るしかないという思いになれたからだと思います。

・周りとの関係性
元々周りの目はすごく気にするタイプで、なるべく人の迷惑にならないように常に気を張り詰めていました。限界突破の会で私と同じような人の話が取り上げられることがありました。

その後は村田先生に自分も周りに気を使ってしまうと言うと、「今年はそんなこときにしなくていい、多少ずうずうしくてもいいから」と言われ、少し気持ちが楽になり、 自分の勉強にだけ集中するようになっていきました。

そうしていくと他にも周りの環境で気になっていたこと(周りの人が立てる音、他の人の勉強の進み具合)も自然と気にならないようになり、むしろ集中しづらいなと思う場所で過去問を解くようになっていきました。

もう一つ これは今も克服しようと奮闘中ですが…。

不安になると人に頼ってしまうところがある、しかも エネルギーが漏れてしまうような頼り方をしていると言われることがありました。自分では意識したことがなかったので、すぐには受け入れられず、戸惑っていました。

何度か同じことで注意され、ある日試験が終わり村田先生にその日の報告をした後に言われた言葉「もう少しで合格できるところまで来てる。医学部を受験する人は死に物狂いで合格を狙いに来る。まだまだ必死さが足りない」で自分なりにやってきたつもりがまだまだ甘かったんだと悔しさがこみ上げてきました。

そこからは先生やスタッフの方々ともほとんど会話せず勉強に没頭しました。

試験の結果が次々と発表され…
一次試験の結果が出る中、不合格や、他の一次試験と被り二次を受けにいくも 補欠合格と苦しい時期が続きました。心が折れそうになり涙することもありました。そんな中で迎えた東海大学の1次試験の1日目。

得意なはずの数学が全く解けず、もう目の前が真っ暗になりました。塾に帰ってきてから村田先生に報告すると、解けなかった数学の問題を目の前で解いてくれました。

その後、勉強会も開かれ、どのようにして問題文を読み解いていったのか、書き出す問題だったので、効率の良い書き出し方をどのように模索したかを教えていただきました。それに加え先生が受験生だった時、どのように数学と接していたのかも聞き、自分の中で何かが変わった気がしました。

言葉では表現しにくいのですが…。翌日、 二日目を迎え、また数学の問題で解けない状況に陥りました。一日目と違っていたのはそこで焦ることなく、妙に冷静になれたことです。一度その問題を飛ばし、他の問題を全て終えて、その問題に戻ってきました。

村田先生の感覚を思い出すようにその問題文を読み解き、時間ギリギリまでひたすら書き出しました。A41枚分ぐらい割り算しました。何か近道する方法、綺麗に解ける方法はないかと頭の中で考えるだけだった今までとは違い、泥臭い方法でもいいから一点でも多くとりたい、そんな気持ちでした。

そしてその気持ちが合格通知となり私の手元に届いたんだと思います。今試験をすべて終え、完璧な一年ではなかったけれど、後悔はしていません。

受験の終わりはゴールではなくスタートだと思ってます。この1年間、ミスターステップアップで学んだことを大学に入ってからもその後の人生でも決して忘れることなく、世のため人のために尽くしていきます。

最後にはなりましたが、一年間支えてくださった家族、塾スタッフの方々本当にありがとうございました。




宮﨑さんの体験記(直筆)