奈良女子大学(理学部)☆合格☆石川結愛さん

綾部合宿で変われた!共テ物理0点からの大逆転合格

わたしはステップアップでの受験を通して、「できない」と逃げていたものを、ちゃんと「知ろうとする」ことを学びました。

その姿勢が変わったら、現役時代はどれだけ勉強しても成績が上がらなかっのに、半年で苦手を克服して合格できました。

変われたキッカケは、綾部での勉強合宿です。

勉強してもしても、成績が上がらない

ステップアップに来る前は、勉強時間はとっているのに全く成績が上がりませんでした。

全教科苦手で、特に理系科目は定期テストで赤点を取るレベル。

それを、学校や当時通っていた塾が私に合わないのだと、周りのせいにして、色々な言い訳をして、ひたすら逃げていました。

いつも「明日変わる」「来月変わる」と、問題を先送りしていました。

宅浪になってからは、ずっと勉強漬けだった反動でゲームにスマホ、カラオケ、映画、と遊びほうけるようになります。

勉強できていないことを親には内緒でしたが、勘づかれていたと思います。

前は浪人させる費用がないから、とステップアップに行くのは却下されていたのが、親の方から「入塾するか?」と言ってくれました。

現実を直視する

入塾したのは8月。

そこで、自分の負けパターンが分かりました。

たくさん勉強しているのに成績が上がらなかったのは、間違えた問題の解説を読まず、見て見ぬふりをして放置していたせいでした。

ステップアップでは、間違えた問題はむしろ抽出して何度も反復するように指導されます。

わたしはあせっていたので、それをやってたら進みが遅くなるのがイヤだったのですが、「時間をかけても、1個1個つぶしていくことが大事!」と言われて取り組んでみることにしました。

今まで理科はどれだけやっても上がらず、手がでないほどニガテだったので、初学者向けの簡単な問題集からスタート。

10月の模試ではまだ知識が未完成で、物理は0点でした。

講師のけいさんは「ここからだね」と言ってくれました。

運命が変わった綾部合宿

模試のすぐ後、京都綾部の合宿に参加しました。

わたしは化学を重点的にやろうと思い、化学の参考書を1冊だけを持って行きました。

綾部の自然の中で勉強をしていたら、びっくり。

妄念妄想が出てこず、思ったよりもサクサク進んで行きます。

文明から離れてスマホもテレビもなく、情報といえば持ってきた化学の参考書しかありません。

すると、まるで昔の人になったみたいに「学べるのがありがたい」という感覚になってきました。

学ぶことが純粋に楽しいと初めて思えたのです。しかも、一番苦手な化学で。

この体験は、その後の受験だけでなく、わたしの運命が変わる大きな転機となりました。

キライなものがなくなった

合宿の後は、世界の見方がまるで変わりました。

「これは苦手」と自分でレッテルを貼っていたのが、全部取れたんです。

化学で1冊カンペキにできたから、他の科目でもできるでしょ。

そう思えて、偏見なく取り組めるようになりました。

むしろ、「わからないものほどやってみよう!」という気持ちになれました。

「できない、向いていない」のではなく、自分が知ろうとしていなかったんだと学べたからです。

この先どんなに難しい理論を学ぶことになっても必ずできるようになる、と思うことができたので、大学は数学や物理学の専攻がある学部を志望しました。

共テで理系科目が上がった!

数学・物理・化学は、結局、難しい問題集には手を出せず、簡単な問題集を共通テストの直前までかけてやっと完成できました。

講師の阿部さんに5問を選んでもらい、満点が取れるまでやるというミニテストも2、3日に1回続けました。

その結果、共通テストは数学が6割、物理で5割、化学6割。

赤点だったのを思うと奇跡です。

簡単な問題集を完璧にすることで自信をつけられたのと、行き詰まっていた部分を丁寧に理解したことが勝因だと思います。

自分では難解だと思っていた考え方(数Ⅲの概念、物理の現象、化学ではどの情報に着目して解くか)も、講師や参考書の著者の感覚を追うことで理解できました。

しかし、まだ途中段階。

二次までは、どんな出題をされても解けるように、過去問演習と今まで解いてきた問題集を繋げていくことに取り組みました。

分からないところは、阿部さんに質問すると自分にはなかった着眼点で、汎用性のある回答してくれます。

それを聞くと、「なんだ、それだけか!簡単じゃん」と思えるんです。

知識の欠如とか、使い方がわかっていなかったとか、高いカベではないんだなと。

塾全体に「絶対に伸びる!」という空気感があって、それに乗っかってやり切りることができました。

人生最後の日まで、学び続けたい

受験を振り返ると、自分は弱い部分があり、逃げる癖があると自覚できてからは、全てにおいて成長が加速したように感じました。

現実を直視することで、自分の弱さを淡々と見つめられるようになりました。

だから、日々変わっていきたいし、人生最後の日まで学び続けたいと思います。

大学に進学したら、今以上に頭を使って学び、昔の人が考えてきたことをひとつ一つ理解して、数学・物理の真髄を見てみたいです。

そんな道に進もうと思えたのも、先生たちに偏見なく関わってもらったおかげです。

的確なアドバイスをもらったり、時には怒ってもらったりして、価値観のとらわれから解放されました。

悩みが起きにくくなって、感情がブレることが減り、勉強も人間関係も好き嫌いがなくなりました。

ステップアップで学ぶと、本当に世界の見方が変わると思います。