こんにちは。
今回は、入試本番に影響を与える「直前期の過ごし方のポイント」についてお話します。
直前期は、勉強はもちろん、メンタルを整えることと体調管理が特に大切になる時期です。
勉強に集中し、本番をベストコンディションで向かえるために心がけたい「メンタル術」と「体調管理」のポイントをお伝えします。ぜひ実践していってください。
入試本番で実力を発揮するための3つの鋼のメンタル術
入試直前期になると、急に緊張がおとずれ、「なかなか勉強に集中できない」とか「本番大丈夫かな」と、不安を感じる受験生も多くいます。
そこで、直前期に実践してほしい「3つの鋼のメンタル術」をご紹介します。
実力発揮率を高める「メンタル術」と「体調管理術」を動画で解説!!
鋼のメンタル術1:どんなときも「平常心」
直前期に心がけてほしいメンタル術、一つ目は「平常心」です。
どんなときも、「平常心」を保つことが大切です。
どんなときも、と言うのは、「直前期」も、「本番前日」も、「入試本番」も、「第一志望の入試日が終わってから」も、ということです。
たとえば、一つの入試が終わっても、まだ他に入試が残っているなら、「あぁ~終わった~」と油断するのではなく、その後も常に「平常心」を心がけて勉強を続けていくことが大事なのです。
A判定が出て喜びすぎて、油断しすぎていたことに気づいたら、浮き上がった心を真ん中に戻していくことです。
逆に、E判定がでて落ち込んだり、ヤル気をなくしたり、過去問解けなかったりしても、すぐ心を「平常心」に戻すのです。
喜びすぎ、悲しみすぎず、落ち込みすぎず、です。
もちろん、誰でも日々の出来事によって気持ちの波はあるものですが、その「波」の上がり下がりが大きくならないようにするのです。
良い時も悪い時も、できるだけ心の波の浮き沈みを小さくしていってください。
特に、トラブルに巻き込まれたり、体調不良になったりして、気持ちが焦ってしまうとうまく「平常心」に戻せないかもしれません。
ですが、そんな時は、「こんな時だからこそ丁寧にやろう」と考えるようにするのです。
仮に、風邪をひいたとしても、「これぐらいなら大丈夫、なんとなる」、と思っていたら、案外うまくいきます。
なぜなら逆に、「風邪だから、丁寧にやろう」という意識が強く働くので、ミスを防げたり、注意深くなったりして、普段よりもうまくいくのです。
ですので、いつもと違う何かが起きたとしても、「大丈夫」と自分に言い聞かせ、「平常心」を保つことを心がけてください。
鋼のメンタル術2:「Never Give Up 」の精神を忘れない
直前期に心がけてほしいメンタル術、二つ目は「Never Give Up」です。
Never Give Up には、2つ目的があります。
たとえば、過去問がうまく解けない、思うように成績が伸びない、予定どおり進まないと、不安になって志望大学を下げようか、と考えたくなるかもしれません。
でも、もしまだ、やっていないことがあるなら、やれるだけのことを精一杯やり尽くしてください。最後までベストを尽くしてください。
結果を待つのは、それからです。
これが一つ目、入試直線期のNever Give Up です。
もう一つは、入試本番でわからない問題が出てきたときです。
「どうしよう、こんな問題わからない!」と瞬間的に思っても、あきらめたり、ヤケになったりせず、とにかく1点でも多く取ろうという精神でいてください。
満点〇はもらえなくても、部分点△がもらえることもあります。
共通テストなら、どれか一つは必ずマークできるのです。
とにかく1点でも多くとるために、やれることは全部やってください。
これが二つ目の、入試本番中のNever Give Up です。
鋼のメンタル術3:「開きなおり」でなんとかなる
直前期に心がけてほしいメンタル術、三つ目は「開き直り」です。
これは、非常に大事です。
入試本番が来てしまったら、そこでガタガタ言っても仕方ありません。
入試本番で実力を発揮できる人は、
「ここまで精一杯やってきたんだ。もう、どうにでもなれ!」
と思える人です。
そう思えるようになるためには、“万全の準備”が要ります。
勉強の準備、健康管理の準備、精神面での準備。
そのような様々な準備を、できる限りベストを尽くしてやってきた人が最後の最後で開き直る権利をもっているのです。
入試本番が来たら、「開き直り」で立ち向かっていってください。
まだ、入試まで準備時間がある人は、「これだけやってきたんだ、もう、どうとでもなれ!」 という気持ちになれるまで、万全の準備が必要です。
「3つの鋼のメンタル術」
1:平常心 で勉強し続ける
2:ネバーギブアップ の精神を忘れない
3:開き直り で、ベストを尽くす
これを読んだ今日から本番まで、この3つのメンタル術を忘れないでください。
入試本番でも、必ず心がけてください。
この3つのメンタル術が実践できれば実力発揮率120%になるのはまちがいありません!
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風邪をひきやすいこの時期こそ大事! 直前期の体調管理3つの対策
直前期は、ますます勉強に精が出る人も多いです。
勉強も大事ですが、本番で実力を全て発揮するには、普段からどれだけ体調管理ができているかが決め手になります。
一日の使える時間は、全て勉強時間にあてたいと考える人もいますが、健康管理ができている人の方が、結局、勉強時間が増えて、本番でもコンディションが整い、実力発揮率が高まります。
そこで、本番に実力を100%発揮するために何をすればいいのか、入試直前期の過ごし方3つの体調管理のポイントをご紹介します。
ポイント1:早寝早起き
入試本番は朝7時か、場合によってもっと早朝に起きないといけません。
脳は、起きて2~3時間は経ってからの方がより回転するといわれているので、できるだけ朝型生活、早寝早起きを実践していってください。
「夜になって勉強がはかどってきた時」とか、「ここまで終わらせてから寝たい」とか、日によってはそういった気持ちがあると思いますが、それでも直前期は早寝早起きを優先して、生活のリズムをつくっていくことが大事です。
ミスターステップアップの塾生も、直前期は朝6時に塾に来て朝型生活をしていくようにしていました。
そうして生活リズムを切り替えていくから、入試本番にベストを尽くせるコンディションが生まれるのです。
なかなか早寝早起きのリズムが整えられない人もいます。
そんな人は、早寝早起きしようと決めたら、まず1回、朝早く起きてください。
朝、起きるのが遅いのに、夜、早寝するのは難しいですから。
最初の一歩が難しいかもしれませんが、まず、早起きを第一歩として始めてください。
直前期になって、「寒くなると朝、布団から出られない」とか、「つい二度寝してしまう」などで早起きしにくい人は、できるかぎり朝、部屋を暖かくしておくようにしてください。
部屋が寒いと布団の中にいたいと思ってしまって、そうするうちに二度寝してしまうので、負のサイクルになってしまいます。
だから部屋を温めておいて、布団から出てもそんなに寒くない環境を作ることで、二度寝を防げます。
早起きが苦手な人も、このような早起きできる工夫をしてください。
自分が気持ちよく早起きできれば、入試本番がベストコンディションとなるのです。
目的を忘れず、生活リズムを調整していってください。
ポイント2:風邪予防
入試本番の日に風邪をひいてしまわないよう、予防対策は早めから心がけてください。
基本は、「手洗い」「うがい」です。
また、電車やバス、人込みの中にはできるだけいかないようにしましょう。
とは言っても、学校、塾、試験会場には行かないといけませんから仕方ないですが、できるだけ、不必要に人込みに近づかないようにしてください。
どうしても行くなら、マスクをすること。
自分は大丈夫、と油断せず、できるかぎりの風邪予防を徹底してください。
もう一つは、乾燥対策です。
冬は空気が乾燥するので、喉を痛めます。
室内でも暖房をつけると湿度がさがり乾燥します。
そのままの部屋で寝てしまうと、次の日には喉を痛めてしまいます。
できれば寝室には加湿器を置くようにしましょう。
特に大事なのは、遠征の日ですね。
遠方の大学に受験に行く場合は、ホテルに泊まる人も多いと思います。
眠る部屋には湿ったバスタオルをかけて、干しておくなどの対策をしましょう。
喉の調子と入試が関係ないことはありません。
体調で気になる部分がないから、入試問題に集中できるのです。
本番でベストを尽くせるように、風邪予防対策は早めにスタートしていってください。
ポイント3:冷え対策
朝、起きられない理由の一つが、部屋が冷えていることがあります。
部屋が冷えている以上に、身体が温まっていない状態だと、布団から出て立ち上がることができません。
ですので、冷え対策も心がけてください。
首、手首、足首をしっかり温めてください。
靴下は、5本指ソックスをはいて重ね履きするぐらいでちょうどいいです。
締め付けない程度に、重ね履きしてください。
手先、足先を冷えから守ることは大切です。
足元が温まることで、温かい血液が上にあがっていきますので、下半身が温まれば温かい血液が循環し、身体全体がポカポカするのです。
また体温が低いと、風邪をひきやすくなります。
体温が上がると免疫力が活性化し、風邪予防につながります。
夜のお風呂ではしっかり湯船につかって、身体が温まった状態で布団に入るよう徹底してください。
まとめると、入試直前期の体調管理は、
ポイント1:早寝早起き
ポイント2:風邪予防
ポイント3:冷え対策
この3つのポイントがおろそかになると、身体が冷えてしまいます。
身体が冷えると、集中力が落ちたり、不安になったり、風邪をひきやすくなります。
早寝早起きの習慣がないために、本番の日も朝寝坊してしまい、慌てて起きて、慌てて家を出る、などの状態になっては、実力発揮率が下がってしまいかねません。
せっかく頑張ってきたのに、これでは意味がありませんね。
入試本番に近い直前期だからこそ、健康管理も心がけ、準備万端の状態で本番に臨んでいってください。
以上、「入試本番で実力を発揮するための直前期に心がける3つのメンタル術と体調管理」についてお話しました。