こんにちは、柏村です。
今回は、共通テスト英語で8割確保したい方にぜひ挑戦してほしい教材、『英語長文ハイパートレーニング』の使い方についてお話します。
それぞれ、
l レベル1、「超基礎編」
l レベル2、「共通テストレベル編」
l レベル3、「難関編」
となっています。
私は、どんな受験生も(どの大学を志望するにしても)、英語の目標をまずは共通テストで8割とるレベルに設定してほしいと思っています。
そうなると、英語の課題は、この教材の「レベル1と2」を終わらせることになります。
この教材ばかりを毎日解く必要はないですが、定期的にこの教材の長文演習を実践するように計画を立てるのはおススメです。
問題数はどちらも12問ずつですので、2冊で合計24問です。
決して多い数ではありません。むしろ少ないぐらいです。
長文問題は、最低でも100題、できれば200題ぐらいは解いておきたいところです。
ですので、他の問題集や過去問を解いていくことは、もちろん必須課題です。
では、なぜこの教材をおススメするかというと、この教材の良いところを活かせば、一つの長文問題からたくさんのことを吸収できるからです。
では、その使い方のポイントをお話しましょう。
使い方ポイント1:自分の弱点を見つけ、集中的にトレーニングしよう
この教材のおススメポイントの一つが、長文問題ページとは別で、「解答」「精読するためのポイント」「単語リスト」「熟語リスト」がわかりやすくまとめられているところです。
テキストに整理されている情報を活用して、自分の弱点を発見し克服していけます。
どんな長文問題を解いた後も同じですが、
l 単語
l 熟語
l 文法
l 構文
l 和訳
l 音読
l リスニング
l シャドーイング
以上の順で自分の英語力を確認し、鍛えていくことは大切です。
その際、このテキストを使えば、自分の苦手なところ、曖昧になっているところが見つかりやすく、そこに集中してエネルギーを注ぐことができます。
自分の読解力を上げるために今、何を鍛える必要があるかを見つけていきましょう。
使い方ポイント2:直読直解する力をつけてスピードアップしよう
この『英語長文ハイパートレーニング』は、速読トレーニングにも最適です。
長文をスピーディに読むには、返り読みせず英語と同じ語順で理解していく直読直解の力が必要ですが、この本は直読直解の力をつけるための練習がしやすくなっています。
まず英文にはセンスグループごとにスラッシュが入っていますので、それをヒントに直読直解に慣れていくことができます。
さらに、日本語全訳と音声CDも付いていますので、音読トレーニングをするにも使いやすくなっています。
音読をする際は、まずセンスグループがあるページで、日本語・英語の両方を声に出して読んでいってください。
そして、スキマ時間を活かしてCDを使ってリスニングし、自分の発音は合っているのか、どう発音するのが正しいのかに意識を向けてよく聞いていきましょう。
さらに、音読やリスニングに慣れてきたら、次はシャドーイングに挑戦してください。
シャドーイングとは、CDで聞こえた音声の後について発音していくトレーニングです。
影のように後に従っていくため、シャドーイングと言います。
リスニングだけでは、どうしても姿勢が受け身になりがちです。
CDを流すだけでは頭がボーっとしたり、聴きっぱなしになってしまう恐れもありますが、シャドーイングなら自分も発音していかないといけないので、意識的に耳に集中できるようになります。
単語の発音やアクセントも同時に吸収していけるため、一石二鳥です。
音読練習は、難しい長文は音読に向いていませんので、レベル1,2までで十分です。
長文を読むのが遅く、読解スピードを上げたい人は、レベル2までは徹底してトレーニングしてみてください。
返り読みせずに理解できる直読直解の力がつき、長文を読むスピードが格段にあがっていくでしょう。
このように、長文問題は、問題を解くだけで終わってしまうのは非常にモッタイナイのです。
このテキストを使えば、一つの長文問題を使って様々な角度から英語力を鍛えていけます。
ぜひ、「長文に含まれる栄養素を吸収しつくす!」という意欲を持って取り組んでください。
徹底的に吸収しつくせば、英語がどんどん得意になっていきますよ。
以上、『英語長文ハイパートレーニング』の使い方2つのポイントでした。