こんにちは。Mr.ステップアップの弓場です。
今回は、『生物基礎早わかり一問一答』と『生物早わかり一問一答』の教材の使い方について解説します。
この教材は、生物の基本事項を徹底的に暗記したい人にオススメです。
シリーズで2冊ありますが、文系の人は「生物基礎」の方だけでOKです。
生物早わかり一問一答について動画で解説!
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生物早わかり一問一答で基礎をマスター
かなりコンパクトに見えますが、中身を全部覚えてしまったら医学部でも、京大・東大でも十分通用する知識量を身につけることができます。
医学部だったら、マニアックな暗記事項が出題されることもありますが、合格最低点を取る分には、この2冊だけで十分です。
この2冊で完璧に覚えた基本事項は、中盤・終盤での過去問の研究や、中盤・終盤の教材を解説していくときに重要になります。
序盤のうちにしっかり覚えられたら、生物にはかなり強くなれるでしょう。
生物早わかり一問一答の使い方ポイント1
見開きページを活かして反復のスピードアップを目指す
では、この2冊のテキストをどう使っていけばいいのかを説明しましょう。
この教材は、見開きで1つのテーマに関する問題が10題~14題ほど掲載されています。
左のページに問題が書いてあって、その答えが右ページの下にまとまっているので、問題と解答が閲覧しやすくなっています。
まずその点がこの教材の活用ポイントです。
問題と解答をみて、反復スピードを徐々に上げていけるのです。
問題を解けた時、解けたけど自信がない時、解けなかった時で、二重丸◎、一重丸◯、三角△を付けて仕分けをしてください。そうして各小問ごとに解いていきましょう。
生物早わかり一問一答の使い方ポイント2
教科書を併用し、図を見てスピーディに理解する
次に、効果的な反復の仕方です。
反復するときのポイントは、必ず教科書を併用することです。
生物は暗記が非常に多い教科です。
ただ、工夫次第で暗記にかかるコストと時間がかなり削減できます。
その方法が教科書に載っている図を利用していくことです。
たとえば、「光合成」は問題数が25題くらいあります。
ですが、この2ページだけを勉強しても、光合成のイメージや全体像はつかみにくいでしょう。
「生物」は、図を見ることで全体像を把握できる分野がかなり多いので、一問一答だけで勉強するには不向きなのです。
なので、こういった一問一答を攻めいていく上で、「何これ?」「何のことを言っているの?」となったときは、同じ分野の教科書全体を読んでください。
教科書の図をまるまる覚えるようにしてください。
テキストの見開き2ページ分の内容を、教科書の図で一気に覚えてしまう方が早いです。
「生物」という科目は、そういった性質があります。
どの単語をどう覚えたらいいのか、というのは、この一問一答で知ることができますが、単語と単語の繋がりを視覚的に覚えた方が早い場合もあります。
それを確認するために、教科書を併用しながら進めていってください。
たとえば、腎臓の分野でいえば、教科書には「毛細血管から腎小体に血流が流れて脳ができるまでの過程」がまとまった図が必ず載っています。
その図を見てまるごと覚えた方が絶対に早いです。
テキストでは、腎臓について1,2ページ載っていますが、それを解くと同時に、教科書の図を覚えるようにすれば、この2ページは完璧になります。
こうして時間を短縮できるというわけです。
生物早わかり一問一答の使い方ポイント3
序盤からどんどん暗記を進めていく
このテキストの一問一答は、早い段階で完璧にしてしまうことのメリットは大きいので、どの章もその状態を目指していきましょう。
もちろん、暗記していく上での鉄則として、ブツブツと声に出して音読するのも忘れないでください。
特に、最初の3回ほどは声に出しながら覚えたほうが理解しやすいです。
ただ、問題文の中には長い文章のものがあるので、反復が進んだら飛ばしていってもかまいません。
全体はA・B・Cの3つのランクにわかれていますが、全部を一気にやろうとするとマニアックな知識まで入るので、自分が進めやすいところから反復していってください。
序盤の時期ならAランクとBランクの章のみを進めても大丈夫ですし、さらにBランクも飛ばしてAランクのみ反復するだけでもOKです。
ただ、序盤から暗記を進めていった方がいいのは確実なので、取り組んだページは完璧に覚えるようにしていってください。
以上、
『生物基礎&生物 早わかり一問一答』の使い方3つのポイントでした。