何冊も英文法の教材に手を出したあなたへ
英文法は、ぶ厚い文法書や説明の詳しい教材は、
辞書として使うにとどめて、反復練習が効率的です。オススメは、これです。
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- 『英文法レベル別問題集①〜⑥』安河内哲也・著(東進ブックス)
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英文法レベル別問題集 (6) (東進ブックス―レベル別問題集シリーズ)
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この本は、①超基礎編〜⑥難関編まで分かれていますので、自分に合うレベルのものを選びます。
高校1年生でも①なら十分ですし、まだ時間に余裕のある高校2年生なら、今から始めれば6冊とも全部できます。
早稲田・慶応・上智を志望して、基礎に自信のある受験生は③、④、⑤、⑥を。英文法の問題は共通テストのみでOKという高校3年生の場合は(①、②)、③、④で十分でしょう。
どのレベルから始めようかな、と迷った場合は、自分の実力よりも1つ下のレベルのものを選ぶようにしてください。
もちろん、今あなたが使っている教材が使いやすければ、それでもかまいません。
大切なことはどんな教材であれ完ぺきに身につくまで、反復練習することです。
わざわざ、消化不良をおこすほど、難易度の高い教材にチャンレンジする必要はありません。
まずは、基礎レベルのものを完ぺきに仕上げましょう。
『英文法レベル別問題集①〜⑥』を反復練習する際に、気をつけて欲しいことがあります。
ついつい、受験生が、よくやりがちな失敗は、単なる丸暗記です。
「ここの答は、たしか、これだったな」と、よく理由も考えずに、
ただ答を覚えているだけの、バカ丸出しの丸暗記。
これはダメです。もちろん、受験勉強には、丸暗記が必要な場合もあります。
しかし、それと、これとでは、意味がちがいます。
ひどいのになると、答だけを、ただ上から順番に覚えただけ、という場合さえあります。
これではいくら反復練習を重ねても、成績が上がることはありません。
必要な丸暗記と、バカ丸出しの丸暗記。その違いは何か?
目的意識があるか、ないかです。目的意識を持ちましょう!
「なぜ、反復練習をするのか?」
その目的は、合格するため。入試本番で正解するため。本番で応用対処するため。
すべての問題練習の裏に、こういった目的意識があって、はじめて、
合格に直結したトレーニングに、なりえるのです。
これは、あなたの潜在意識を動かす、極意です。
さて。これは、南極老人が、高校生の頃のお話です。
英文法の勉強をしようと思って、あれやこれやと迷いながら、10冊以上の英文法の参考書・問題集を買い集めて、
いろいろ手をつけて、けっきょく、ものにならなかった、という経験があるそうです。そのとき、
- 買うだけで、結局やらなかった本
- 難しすぎて、挫折した本
- ページが多すぎて、挫折した本
- 説明が詳しすぎて、挫折した本
が脇にやられて、結局、『試験に出る英文法』という本に行き着いたそうです。
それまでは、英文法は得意ではなかったそうですが、『試験に出る英文法』を4回ぐらい反復練習して、
それでも間違えた問題ばかりをノートに書き出して、何十回も読んで、心に焼き付けたそうです。
それ以来、「英文法で失点することは、もはや、なくなった」とのこと。
ある日、駿台・東大実戦模試の英文法で満点をとったそうですが、
ほぼ『試験に出る英文法』に書いてある問題だった、とか。
それにもかかわらず、東大にラクラク合格するような連中でも、ぜんぜん解けていなかった……。これはどういうことか?
天下の東大に合格するような秀才でも、当時、最もメジャーだった『試験に出る英文法』すら完ぺきにマスターできていなかった、ということです。
この事実を知っているか、知らないかで、あなたの勉強法は、大きく変わるはずです。
つまり、秀才だから、偏差値が高いのではないのです。
1冊の本を、完ぺきにマスターしたから偏差値が高いのです。
英文法を得意にするための勉強法
英文法の苦手意識を克服するための勉強法とは?
英文法が苦手な受験生がよくいます。しかし、なぜ苦手なのでしょう?
細かいことはともかく、何をどうしていいのか分からない!
そんな受験生に、アドバイスを。まず自分にあった英語文法の参考書を選びましょう。
そのときのポイントとしては問題数はそんなに多くなくて 何度も反復練習できそうなものがベストです。
参考書を選びあなたの目の前にあれば、さっそく実践練習です。ポイントは毎日やること!これに限ります。1日・一週間・一ヶ月やらないと、せっかく芽生えはじめた英文法の知識が すぐに、枯れてしまいます。
必ず毎日練習できるようにノルマを決めましょう。
最低一日必ず10問は解く!5分でもいいから毎日解く! など、自分のなかで目標を立ててください。自分が「必ずできる」というノルマを決めるのです。
効果的な反復方法は、まず、問題集にある全ての問題を○、△、×という風にわけていきます。(○:解けた、△解けたけど理解はあやしい、×間違えた、わからない) そして、少なくとも三、四回は同じ問題集を繰り返し練習します。
その過程で、できる問題に時間を割かずに できない問題だけ解くようにするのです。
こうして一冊だけでいいので、完璧に解ける!というような 参考書を作ってみてください。
これは、今後勉強する上で、大きな自信となります。あなたの、英語の原点となるでしょう。
※英語の文法の参考書はたくさんありますが、そのときに選ぶポイントは 解説が少ないものを選ぶこと。解説が多いとわかった気にはなるのですが、実際に解こうとすると解けなかったり、もしくは解くのが遅かったりとなります。
いくら詳しい解説があっても、本番ですぐに判断する力が身につかなければ それは英文法を習得した。
とはいえません。解説は少なくていいので、反復練習できるような参考書を選んで挑戦してくださいね。
当塾では『英文法レベル別問題集』安河内哲也・著(東進ブックス)をオススメしています。