計算ミスよ、さようなら!受験生が劇的に成績を伸ばした2つの裏技とは!?

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弓場汐莉

弓場汐莉

京都大学農学部卒。E判定から大逆転勉強法を実践してわずか3ヶ月でA判定を取る。数学・化学・生物などの理系科目を担当。一見難しく見えることでも「図解(ビジュアル化)」することでシンプルにすることで、多くの受験生に「分かりやすい!」と好評を得る。YouTubeチャンネル「リケジョの相談室」は登録者数7万人を超える。

こんにちは。講師の弓場汐莉です。

今日は、受験生にとってつきまとう課題、「計算ミスがどうしても減らない」という悩みにお答えしていきます。

▲塾の5階からの景色。夕焼けがキレイ♪

わたしも計算ミスが多かった受験生でした

じつは、わたしも計算ミスがすごく多いタイプの受験生でした。

計算を3回やると、2回くらいはケアレスミスで間違えてしまうのです。

たとえば、

カッコを展開するときにマイナスをかけ忘れたり、

約分や筆算でミスをしたり、

問題文の式を写し間違えたり、

自分の書いた字が雑で読み違えたり…。

このような小さなミスが絶えませんでした。

そこからミスをなくす工夫を重ねた結果、7〜8回に1回ミスをするというくらいの頻度にまで減らすことができたのです。

ミスを劇的に減らす2つの方法

ケアレスミスをなくすために、いろいろとアドバイスをもらったり、自分で工夫したりして試していました。

なかでも劇的に効果があった、2つの方法をご紹介しますね。

1. ミスノートを作る

まず1つ目は、「ミスノートを作る」ことです。

ミスノートとは、これまでに自分がやってしまった計算ミスの記録を取って、それを反復練習し、同じようなミスを防ぐというものです。

ノートの左側にはミスをした計算式を、右側にはどのようにミスしたかという原因と、正しい模範解答を書きます。

書いて終わりではありません。

同じミスを防ぐためには、ここから反復することが大切です。

何度も反復していけば、同じような計算式に出会ったとき、「ここは前にミスしたところだから、気をつけなきゃ」と気づけるようになります。

わたしの場合は、この方法でミスが半分くらいになりましたが、それでも3回に1回はミスをする程度だったので、まだまだ減らさなくてはいけませんでした。

たとえば、共通テストのような試験で計算ミスをしてしまうと、そのミスがあとに響いてしまい、その後の問題をすべて失点することになってしまうからです。


▲塾ダイニングでの指導風景



2. 1行書くごとに見直す

ミスノートを作って反復したとしても、それ以外の部分でやはりミスは起きてしまいます。

そうしたミスをなくすために、わたしが最終的にたどり着いたミス撃退法が、「計算を1行進めるごとに見直す」でした。

やり方はごく単純。1行計算式を書いたら、かならず1回は見直すようにします。

これがとても効果的でした。

とにかく、1行書くごとに本当に合っているのかを見直すだけなのですが、

そうすることで、書いた直後なので記憶に新しい状態で確認でき、ミスに気づきやすくなるのです。

さらに、正しい計算結果を使って続きを解き進めることができるため、「(1)で間違えた結果、(2)も(3)も(4)も全部間違えてしまった」という大失敗を防ぐことができます。

この方法で、過去にたくさんの塾生が計算ミスを克服し、成績アップにつなげていました。

秋に入り、模試を受けたり、共通テストや2次試験の過去問演習をする機会がこれから増えていきますね。

1点でも多く取るためのコツを知って、身につけていくことが大事ですよ。

このブログを読んでくれたあなたも、ぜひ実践してくださいね!

▲塾生たちと公園で体操しているようす

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