綾部に松本先生がやってきた

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キョウコ

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塾スタッフ。塾生さんや、塾生の親御さんと、いろいろなお話をしながら、塾生と先生の間をつないでいきます。そうして見えてきた塾の魅力を、より多くのかたにお伝えしていきます! 

こんばんは、ふゆぴーです。

 

綾部合宿4日目の今日は、丸一日勉強できるのが最後の日ということで、塾生の目の色も変わってきましたね。

 

「せっかく綾部まで来たのに、当初立てていた目標通りに進んでいない」

 

そう悩んでいる子が多かったのですが、今日のテーマは、その悩みをどうやって解消するか?

 

ということでした。

 

昨夜、弓場さんから塾生に対して、

 

「せっかく綾部まで来たのだから、今やることをやり切ろう!」

 

と、喝が入ってから塾生のスイッチが入り、今日も朝から前日までとは空気が違いましたね。

 

さらに、昨日までのスケジュールにはない午前中のテストを行い、そのテスト後の再び、弓場さんから塾生にお話がありました。

 

内容的には、

 

「もっと飢えていこう」

 

という話で、この話がさらに塾生に火をつけることになりました。

 

綾部では朝6時に起床して、あまり寝過ぎないよう睡眠時間を少し抑えめにしています。

 

また、食事もご飯と味噌汁プラス一品という粗食メニューにしているため、お腹いっぱい食べるようなメニューではありません。

 

なにも塾生をいじめたいわけでなく、これには狙いがあって、あえて満足しない少しの「不足」を作っているのです。

 

というのも、睡眠も食事も十分取れるような環境だと、満足感が出てしまうからですね。

 

人間、満足感がある状態だと、なにか(今回なら勉強)を頑張ろうとは思わないようにできているのです。

 

スティーブ・ジョブズの言葉にもありますが、

 

「Stay Hungry」

 

常に飢えた状態を作り出すことで、勉強を頑張れるモチベーション作りになるため、あえて、少しの不足を作っているんです。

 

なので、弓場さんの話の中にあった

 

「せっかくこういった環境をたくさんの大人が用意してくれているのだから、もっと勉強に飢えよう!」

 

という一言が塾生には刺さったようで、また一段ギアが上がった感じがしましたね。

 

そして、夕方には、ミスターステップアップの特別顧問である松本先生が綾部に来られることになりました。

 

松本先生は、現在、ミスターステップアップと一緒に進めているプロジェクトのため、たまたま楠葉に来ていたのですが、塾生が綾部で合宿していると聞き、来ていただけることに。

 

松本先生は綾部市の顧問もされているようで、ミスターステップアップと綾部でも繋がるなんて、何か特別なご縁を感じますね。

 

 

そして、夜にはお待ちかねのたき火タイム。

 

綾部に来た初日から雨続きだったので、たき火ができるか心配でしたが、無事に晴れて、たき火をすることができました。

 

 

蛍光灯の下では出てこない、火を囲むからこそ出てくる話題で盛り上がりました。

 

松本先生もおっしゃっていましたが、オンラインでやり取りが完結してしまうこの時代、こうやってたき火を囲んで一緒に話をする塾というのは、ミスターステップアップくらいでしょう。

 

松本先生には、たくさんの話題をお話ししていただいたのですが、個人的に

 

「そうだよな〜」

 

と激しく思ったのは、「これをやる!」と決めたけれど、「やり遂げれないかも?」となった時の西洋人と日本人の考え方の違いでした。

 

西洋人はできないかも?と思ったら、

 

「できなかったら、どうする?」

 

って考えるので、次のアイデアや施策が打てるので、すぐに次の行動にうつすことができます。

 

パソコンのプログラムでも「if」という処理があるように西洋人は、常にどちらの選択肢に進んでも、次の選択肢を用意しているのです。

 

反対に、日本人は、

 

「できなかったら、終わり」

 

と考える人が多いので、そこから先の思考が停止してしまう人が多く、次に進むことができなくなってしまうんですよね。

 

これは、聞いていた塾生たちも激しく同意したようで、綾部にくる前に立てていた目標を達成できなさそうとなったら、

 

「もう自分は終わりだ」

 

と勝手に思い込んでいたようです。

 

でも、受験勉強はこの綾部で終わるわけではありません。

 

むしろ、ここからが本当の勝負です。

 

なので、綾部で立てた目標を達成できなかったとしても、

 

「では、楠葉に帰ったらどうしよう?」

 

こう思えるかどうかで明日からの行動が変わってきます。

 

この考え方の違いは、西洋人がディベート文化なのに対して、日本人は空気を読む文化であることも大きく関係しているともお話しされていましたね。

 

受験生ではなく、仕事にも当てはまる考え方なので、もし、取り組んでいることでできないことが出てきたら、「なら、次はどうしよう?」という問いを常に持ち続けたいと思います。

 

そして、たき火を囲んで話していると、気づけばもう朝の5時!

 

「ほとんど寝る時間もないので、今日は終わりだな・・・」

 

ではなく、

 

「寝れなかったけれど、それならどうしよう?」

 

と考えて、最終日も塾生のサポートをしたいと思います。

 

では!