綾部合宿最終日

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キョウコ

キョウコ

塾スタッフ。塾生さんや、塾生の親御さんと、いろいろなお話をしながら、塾生と先生の間をつないでいきます。そうして見えてきた塾の魅力を、より多くのかたにお伝えしていきます! 

こんにちは、ふゆぴーです。

 

4泊5日の綾部合宿もついに今日が最終日。

 

午前中は、いつもと同じくみんなで体操して、そこから各自、勉強を始めます。

 

そして、お昼のまかないを食べ、少し勉強してから、みんなでお世話になった施設をキレイに掃除。

 

 

ミスターステップアップの掃除の基本は、拭き掃除になります。

 

一般的に掃除というと、掃除機をかけたり、コロコロローラーをかけたりといった立った状態で掃除をしている人が多いのではないでしょうか。

 

もちろん、ミスターステップアップでも、掃除機やコロコロローラーも使うのですが、その後、必ず雑巾を使って、床や壁を拭いていきます。

 

では、なぜ、拭き掃除をやるのかというと、単純に汚れを落とすという意味もありますが、それとは別の意図もあるのです。

 

その意図とは、

 

「頭重心ではなく、ハラ重心にする」

 

ためです。

 

現代人は、頭であれこれ考えますが、ほとんどハラで考えることがありません。

 

ただ、頭ばかりで考えるから

 

・不安

・心配

・迷い

・疑心

・悩み

・恐れ

etc

 

といったネガティブな感情が頭をよぎりやすく、そんなネガティブな感情にたちまち支配されてしまいがちです。

 

こんな状態を「頭重心」と呼び、それとは対照的なのが「ハラ重心」の生き方になります。

 

ハラ重心の生き方とは、覚悟を決めて、決心している状態なので、どんな困難がやってきてもネガティブな感情に支配されません。

 

それどころかそんなネガティブなことですら、前へ進む原動力に変えてしまうことができるようになるのです。

 

受験勉強でも、勉強がはかどらない時というのは、

 

「この勉強法で合っているのだろうか・・・」

 

「他の受験生と比べて、自分は勉強できていないんじゃないか・・・」

 

「模試の結果が悪かったから、志望校に合格できないんじゃないか・・・」

 

といった要らぬ不安や心配で頭がいっぱいになり、勉強に手がつかなくなってしまいます。

 

でも、反対に

 

「この勉強法のまま進めていけば合格できる」

 

「他の受験生は関係なく、自分がやるべきことをやるだけ」

 

「模試はあくまで模試。本番までにいかに点数をアップさせられるかが大事」

 

と、ハラ重心で受験勉強に取り組むことができれば、ネガティブな感情に支配されず、やるべきことだけにフォーカスできる状態を作ることができるのです。

 

そんなハラ重心で生きるためには、頭に偏った重心を下(=ハラ)に落としてこなくてはいけません。

 

そのために、膝を床につく「雑巾がけ」という動作をミスターステップアップでは推奨しているのです。

 

現代人は、どうしても立ちっぱなしか座りっぱなしになってしまいますので、勉強の気分転換がてら自分の部屋の床を雑巾がけするのはおすすめですね。

 

そして、掃除が終わったあとは、綾部合宿を振り返るエンディングセッション。

 

 

庭にあるたき火スペースをみんなで囲って、綾部合宿の感想を言い合います。

 

参加した塾生からの感想には、

 

普段は、明日の起床時間を考えたり、決まった時間に勉強会などがあったりするため、時間を温存している感覚があったけど、綾部では時間を気にすることがないので、自分の限界まで勉強することができました。

 

24時間すべてを勉強だけに使えるから目の前の問題だけに打ち込めることができました。

 

1日目と2日目は塾にいる時よりも勉強の効率が悪いと思っていました。

 

でも、3日目にたまたまスタッフルームから聞こえてきた「もっと塾生が勉強に集中できるようにするには、こうした方がいいんじゃないか」という声が聞こえてきて、こんなにも私たちのことを考えてくれているんだと感じました。

 

なので、それに応えるためにも「もっとやらないと」思い、そこから集中して勉強できるようになりました。

 

綾部にきて、体がゆるもうとして、すぐに体調を崩してしまったが、体調が戻ってきてからは流れるように勉強できるようになりました。

 

綾部に来る前までは周りと自分とを比べてしまっていたけれど、綾部で一緒に勉強しているうちにみんなで勉強できていることが愛おしくなり、みんなと受験本番まで一緒に頑張っていきたいと思いました。

 

そして、各自の感想に対して、村田先生が答えていくという形だったのですが、どれもこれもためになるような話ばかり。

 

その中でも、印象的だったのが、

 

・塾という「日常」と綾部という「非日常」を分けて考えない

・一人でモチベーションを高めていくのは難しいけれど、一人ひとりの火を集めてまるで炎を作るようにみんなでやる気を高めていこう

・綾部で未消化だったものはこれからの行動のモチベーションにしていこう

 

という話でした。

 

確かに、綾部を自分の中で「非日常」にしてしまえば、日常の塾に帰ったら、

 

「あの時はよかったな〜」

 

で終わってしまいます。

 

そうではなく、綾部で勉強に集中した感覚を塾に帰った時に思い返し、綾部の時の状態を作り出せれば、いつでも集中した状態に入り込むことができるのです。

 

綾部合宿の目的はそこにあり、いかに自分が勉強に打ち込んでいる状態を綾部で作り出し、その状態を普段の勉強でも再現することです。

 

でも、日常と非日常を自分で作ってしまっては、塾に帰ってから、綾部の感覚を呼び戻すことはできません。

 

また、受験勉強は個人戦と考えがちですが、一人で戦うのは限界があるものです。

 

そのため、ミスターステップアップでは塾に関わるスタッフに限らず、まかないを用意してくれる社員食堂ゆにわ・べじらーめんゆにわやお役立ちグッズを紹介してくれるゆにわマートなど多くの大人が塾生をサポートしているのです。

 

今回の綾部合宿を通して、僕たち大人だけではなく塾生同士もお互いがモチベーションを高め合い、支え合う同士のような感覚になれたのは、今後、くじけそうになった時、

 

「決して自分一人で受験勉強に立ち向かっているのではない」

 

と、思うことができるでしょう。

 

人は「自分のため」よりも「誰かのため」の方がはるかに力を発揮しやすいもの。

 

一人ひとりがローソクの火だとしたら、それを塾生全員が集めて一つの炎のようにすれば、大きな力を発揮することができます。

 

そして、一人ではなく、「みんな」で受験本番まで突っ走ることができれば、もし、モチベーションを下げるようなタイミングがあっても、すぐに良い状態に戻ることができるでしょう。

 

また、綾部に来る前に立てた目標通りに進んでいない塾生もいましたが、できなかったことに目を向けてクヨクヨしていては、前に進むことはできません。

 

未消化だった悔しさも、今後、前へ進む原動力へと変えることができますしね。

 

エンディングセッションが終わって、最後はみんなで地面に寝転がってアーシング。

 

 

人間にも電気が流れていますから、こうやって地面に触れて、溜まった電気を淀みなく流さないと身体や精神の不調に繋がってしまうんですね。

 

普段は、素足でこうやって地面と触れることなんてないですから、アーシングした途端、みんな爆睡していましたね。笑

 

塾生たちは、綾部合宿で勉強だけに打ち込める環境の中、自分の限界と向き合い、周りの温かさに触れる体験ができました。

 

この感覚をしっかり自分のものにして、これから受験本番まで突っ走っていって欲しいですね。

 

PS.

 

 

最近、こうやって塾のブログを書かせてもらっていますが、もしかしたら、

 

「ふゆぴーって誰だよ!?」

 

って思っている人もいるかもしれませんね。

 

2019年8月からいろいろなご縁が重なって、ミスターステップアップに関わらせてもらっています。

 

また、改めて僕の自己紹介記事をアップさせていただきますので、しばしお待ちください。

 

画像は、ミスターステップアップの卒塾生である美人歯科医のグチコさんが書いてくれた似顔絵なので、

 

「こんなヤツなんだ」

 

くらいにイメージしていだけると。

 

では!