歴史が分かれば京大英語も解ける!?東京セミナーレポート②

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与那嶺隆之

与那嶺隆之

早稲田大学在学中に起業して、最大級の受験メディアを立ち上げる。英語の神様と呼ばれる、故・松本道弘先生より"英語道"を直接伝授され、圧倒的に高い次元の英語を伝え、数多くの受験生を大逆転合格に導く。チャンネル登録者数8.5万人のYouTubeを運営中。

こんにちは!よなたんです。

今回は、先日おこなわれた東京白金セミナーレポートの後半をお届けします。

前回の記事はこちらです。「大学受験の合否は「実践国語力」にあり!?東京セミナーレポート①」

京大英語の読解:世界史の知識が鍵!?

今回は、実際に京都大学で出題された英語の問題を使って、どのように英文を読んでいけばよいのかを解説しました。

実際の英文がこちらです。


こちらの文章は、普通に読んでいると、たとえ偏差値が70あっても大苦戦します。

 

背景知識の重要性

その理由は、

  • キリスト教のカトリック教会の話
  • コロンブスの新大陸発見の話
  • 当時のユダヤ教やイスラム教が宗教的マイノリティで、キリスト教によって迫害されていたということ

といった背景知識を知っていないと、設問に答えづらいからです。

 

そこで、さらなる背景知識を身につけていただくために、簡単なキリスト教講座をおこないました。

深掘り解説:かつて世界の中心は中東だった?

このあたりは、学校の教科書にも載っていないような、少し踏み込んだお話も交えました。

京大英作文の秘訣:「和文和訳」で得点力アップ

 

次のパートでは、英作文の極意を伝授しました。

ここでは簡単に、英作文のコツをお伝えします。それは「和文和訳」です。



難しい日本語を、やさしい日本語へ

つまり、そのまま英訳すると難しい日本語を、

もっとかみくだいて簡単な日本語にするというものです。

 

たとえば、以下のような日本語です。

  • 損得勘定
  • 見返り
  • 便宜を図る
  • 恩に報いる
  • 情けは人の為ならず

 

こういった日本語を英訳しなければなりません。

まず、日本語そのものが難しいですよね。

 

「損得勘定」を中学英語で書くコツ

しかしこういった一見難しそうな英訳問題も、

中学2年生から中学3年生レベルの語彙で合格点をとれる考え方をレクチャーしました。

たとえば「損得勘定」なら、

 

「利害得失を考慮して打算的に物事を判断すること

⇒つまり、損得を考えること。

⇒つまり、自分のことだけ考えること」

 

というように、小学生でも理解できるくらい簡単な表現に置き換えるのです。

 

ここまでシンプルな表現にすれば、

作文力に自信がないひとでも簡単に書けるはずです。

英作文を書くときは、

ぜひこの「和文和訳」を意識してみてください。

 

夏休みまでに国語力を強化しよう

この記事を読んでいる受験生の皆さんも、

できるだけ早めに、全ての科目の土台である国語力を高めていきましょう。

※本セミナーの映像は、通信コースで全編アップしていきます。