夏の綾部合宿スタート

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キョウコ

キョウコ

塾スタッフ。塾生さんや、塾生の親御さんと、いろいろなお話をしながら、塾生と先生の間をつないでいきます。そうして見えてきた塾の魅力を、より多くのかたにお伝えしていきます! 

こんばんは、ふゆぴーです。

 

今日は、ミスターステップアップの塾生たちと京都の綾部っていうところに来ています。

 

綾部は京都府の中でも北西の方にあって、ミスターステップアップがある大阪楠葉からはちょっと離れたところにある場所です。

 

なのに、なぜ、綾部まで来ているかというと、4泊5日の勉強合宿のためで、綾部にはミスターステップアップの運営母体であるグレートティーチャー株式会社が所有する合宿施設『綾部ゆにわ』があるからなんですね。

 

 

自分たちで合宿施設を持っているため、年に数回、ミスターステップアップでは綾部で勉強合宿を行なっているんです。

 

朝8時に大阪楠葉を出発して、バスに揺られること1時間半。

 

里山の自然の中にある綾部に到着。

 

バスから降りると、澄んだ美味しい空気が出迎えてくれ、豊かな自然の中で勉強漬けの5日間の始まりです。

 

・・・と、その前に、まずはこれからお世話になる施設の隅から隅までみんなで掃除ですね。

 

室内はすでに運営スタッフによって掃除をしてくれているのですが、運営スタッフのこめこさんの指示のもと、塾生は廊下・窓・トイレ・お風呂を手分けして掃除していきます。

 

なぜ、塾生たちで掃除をするのかというと、ただキレイにするだけではなく、これからお世話になる施設に対して「よろしくね」という意味があります。

 

そのため、掃除の仕方も雑巾で撫でるように丁寧に掃除を進めていきます。

 

そして、掃除が終われば、『お米ピッキング』の時間です。

 

お米ピッキングとは、塾生が毎日、まかないを食べている社員食堂ゆにわやベジラーメンゆにわ、御食事ゆにわで使われているお米でも行われている大切な儀式。

 

具体的には、お米を白いバットの上に広げ、一粒一粒見ていきながら、黒ずんでいるお米や割れや欠けがあるお米。

 

真っ白になっているお米や元気がなさそうなお米を手作業で取り除いていきます。

 

お米ピッキングにはたくさんの時間と手間がかかるため、どんな高級料亭でも行なっているところはないのですが、僕たちが毎日いただくお米はすべてこのピッキングを施したお米です。

 

なので、毎日、とても贅沢なごはんを毎日食べていることになりますね。

 

ピッキングの目的は悪いお米を取り除くことだけではなく、一粒一粒のお米を見ることでお米の本来の旨味を引き出すこと。

 

たとえば、周りの人間から「見られていない」と感じる子どもは不安になって、大人の気を引くために問題を起こしがちです。

 

でも、逆に周りの人が子どもを見守ってあげることによって、安心感を覚え、まっすぐ成長していくのです。

 

お米も人と同じで、ピッキングを通して一粒一粒見てあげることによって、お米が本来持っている美味しさを最大限引き出すことができるのです。

 

ピッキングが終わったら、ごはんが炊き上がるまで、村田先生と弓場先生から綾部での過ごし方についてお話がありました。

 

今回は、数学に特化した合宿なのですが、村田先生から早く問題を解くことよりも一つひとつの問題に丁寧に向き合う「一問入魂」を今回の合宿では意識して欲しいという話がありました。

 

その言葉の後、早速、一問入魂で勉強時間の始まり。

 

周りに何もない勉強だけに集中できる環境で、徹底的に勉強と向き合って欲しいものです。

 

ほどなくして、先ほど、ピッキングしたお米が炊き上がり、昼食の時間。

 

ピッキングしたお米をさらに美味しくする秘訣が綾部に流れる水に合わせて特別に作られた浄水システムとお米を炊くためだけに作られた綾部ゆにわ自慢の土鍋です。

通常、土鍋といえば、お米を炊くこと以外にも使われたりしますが、綾部にある土鍋はお米を炊くためだけに作られ、そして、ここに来ても、お米だけしか炊いていない正にお米を炊くためだけに生まれてきた土鍋なのです。

 

そんな土鍋で炊いたお米がこちら。

 

 

普段、楠葉で塾生が社員食堂で食べているお米と種類は変わらないのですが、綾部の水と土鍋によって、一粒一粒が輝いて本当に美味しいごはんでした。

 

これから5日間、毎日、土鍋で食べた美味しいごはんを食べ、周りは山と川に囲まれた環境で一問一問に魂を込めて向き合い、自分自身の限界を突破していきましょう。