【センター国語9割突破勉強法】|現代文・古文・漢文攻略のポイント
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【センター国語9割突破】|現代文・古文・漢文の勉強法

2019年8月24日

2019年9月22日

こんにちは。ミスターステップアップの柏村真至です。

今回の記事では、「センター国語9割突破 現代文・古文・現代文」ということで、

センター国語で9割を突破するための具体的な勉強法についてお伝えしていきます。

センター国語の問題には、着目すべきポイントがあります。

その着目すべきポイントに気づくことができると、素早く正しい正解を導き出せるようになるのです。

具体的な勉強法、解き方のコツ、オススメの参考書など、余すところなくお伝えしていきます。

動画版はこちら

1.センター国語試験の特徴

センター国語は、試験時間が80分で200点満点の試験になっています。

問題構成と配点は以下の通りです。

  • 第1問 評論文 設問数6 マーク数11 配点50点

  • 第2問 小説文 設問数6 マーク数9 配点50点

  • 第3問 古文  設問数6 マーク数8 配点50点

  • 第4問 漢文  設問数6 マーク数8 配点50点

各分野で50分ずつの配点になっています。

受験生がよくやりがちな失敗として、本文の内容を理解しようと努めるということがあります。

それ自体が悪いわけではないんですが、限られた試験時間という緊張状態の中で、受験生が初見ですぐに読んで理解できるような評論文というのはほとんど出題されません。

たまたま自分が好きな本や、興味のある分野が出題されたならまだしも、そうでない場合は、本文を100%理解しようとすれば時間がかかりすぎます。

もっというなら、時間をかけた上で、しかも完璧な理解などできていないということは、当然のように起こってしまうわけです。

ですので、本文の理解というのは優先させるべきではありません。

あくまでも設問を解くにあたって大事なことは、傍線の近くにある「だから」とか「しかし」などの接続詞をチェックしたり、その傍線部内、傍線部前後の助詞、代名詞をチェックしたりすることであって、本文の内容を完璧に理解するということは必要ありません。

ですので、本文の内容の理解はそれほど気にせずに本文を読み進めていく、ということがスピードアップの為には必要です。

2つ目は何かというと、選択肢同士で見比べる時間を極力減らすということです。

多くの受験生は、5択あるうちの「これは違うな」「これは違うな」「これは違うな」「じゃあ残り二つのどっちかな?」というような感じで、ずっとそれともう一個の方と見比べてどっちかなというふうに考えてしまうんですけど、この解き方は良くありません。

なぜなら、設問というのは「本文でどういっていますか?」ということを聞いているのであって、「これとこれを見比べてどうですか?」という風に考えてしまっては時間がかかるのは無理はないからです。

例えば、選択肢が二つあったときに、どちらか迷ってしまった時は、その2つを比べるのではなく、もう一度本文に戻る、本文の中でこの設問を解くための根拠はどこにあるのかということを考えます。

そして、その根拠と同じ内容・言いたいことを表現している選択肢はどちらなのか、ということを考えるべきなのです。

つまり、見比べるべきはこの2つの選択肢ではなくて、本文の根拠なんです。

但し、本文の根拠というのをしっかりおさえるのに、本文の内容を完璧に理解してないと押さえられないというものではありません。

ですので、接続詞、助詞、指示語などを中心にしっかりと押さえていけば、本文の設問の根拠というのは押さえることができます。

この二点に気をつけて、センター試験の特に評論文を解いていってもらえれば、スピードアップは間違いないでしょう。

ぜひやってみてください。

2.センター国語 解き方のコツ

https://www.youtube.com/watch?v=57XhaCR5G2c?rel=0&showinfo=0

2-1.選択肢から正しい解答を素早く見つけ出す3つのポイント

ある受験生から、「センター現代文の選択問題ではどのようにしたら正解を選べるでしょうか? そのコツはあるのですか?」との質問がありました。

その質問に答えていきたいと思います。

センター現代文において、選択肢から正しい解答を素早く見つけ出す方法が3つあります。

2-1-1.一本釣り

書籍『大逆転勉強法』でも紹介していますが、選択肢の中から偽物と本物を瞬時に見抜けるようになる方法です。

どのようにするかというと、まず、問題文を読みながら、重要だと思われる部分(筆者の主張、まとめ文など)が出てきたら、そこに線を引いて目立つようにします。

さらに、その根拠となる部分もわかるように線を引いておきましょう。

そこに接続詞や指示語も含まれていれば、その接続詞における前後関係の変化や、指示語の意味もクリアにしておいてください。

そうすれば、筆者の論述の流れを順を追って理解しやすくなります。

また、もう一度読み返す時も、自分が線を引いたところ(印をつけた部分)だけをつないでいけば、スムーズにその先のゴール(結論)につながります。

その自然な流れの先にあるのが、筆者の主張なのです。

最後の結論だけ、別の方向にいくはずはありませんから、途中の流れがしっかりつながっていれば、ゴールを予測できるようになります。

そして、設問になる部分は、「それは、どういう意味か?」「それは、なぜか?」と疑問になるように、ハッキリしていない曖昧な部分です。

問題文自体がある文章全体からの抜粋なので、100%筆者の主張が網羅されているわけではありません。

だからこそ、出題者は設問をしかけてくるのです。

正解になる選択肢は、そういったハッキリしない部分、モヤモヤしている部分を、スッキリさせてくれる文になります。

そこで、自分で印をつけた論理の流れで、違和感なく自然とつながる選択肢を選べばいいのです。

自分が感じた曖昧さやモヤモヤした違和感を解消してくれる選択肢があるはずです。

それを一発で見抜くのが、「一本釣り」です。

普段から、本文を読むときは、筆者の主張とその根拠を見つけようとしてください。

根拠にのっとった自然な答えを選べるようになっていきます。

2-1-2.消去法

では、2つ目の解き方に移ります。

「一本釣り」が難しいとき、答えをパッと一つに絞れない時の方法が「消去法」です。



選択肢を一発で選べないうえに、選択肢それぞれの文が長くてややこしいと感じた時は、まずは消去法で、「これは違う」というものから、×印をつけて消していきます。

ただ、その時の消し方ですが、本文と全く同じ文章を探して、全く同じではないから、という理由で消すのはやめてください。



同じ書き方をしていないから、という理由で消していったら、全部×印になってしまいます。

全く同じ文章を探すだけでいいなら、記憶力や見つける力の勝負になってしまいます。

それは、国語力ではありません。

国語力は、言い方(表現)が違っていても、本質は同じかどうかを見抜く力です。



選択肢の表現が、本文の表現と違っても、筆者の言いたいことと同じか異なるかに注目してください。

表面的な言い回しではなく、本質の部分を見抜いて選んでいきましょう。

最期に残った選択肢についても、残ったから答えにするというのではなく、答えになるための根拠を見つけるようにしてください。

2-1-3.比較

消去法で解いていくと、選択肢が残り2つになって、そこから選べない、という風になることがあります。

そういう時、どのようにして2つから1つに絞ればいいかを説明しましょう。

まず、残った2つを見比べて、それぞれが言っているポイントをつかんでください。

そして、どちらが本文の主張の根拠とより近いかを見比べるのです。

この時、気を付けてほしいのは、片方が100%正しい〇で、もう片方が100%間違いの×、ではない、ということです。

選択肢の内容は、どちらもそれなりに正しいのです。

どちらも正しいんだけど、どちらがより本文に近いか?という視点が必要なんです。

100%正しい選択肢というのはなくて、80%正しい選択肢と、60%正しい選択肢が並んでいることがほとんどです。

相対的に、より100%に近いものを見抜きなさい、というのが設問の意図です。

なので、100%正しい選択肢はないと思いましょう。

選択肢をそれぞれを見ると、50%正しい選択肢と、20%正しい選択肢が並んでいることがあります。

そういう時は50%正しい選択肢を選べばいいのです。

80%正しい選択肢と、90%正しい選択肢がある場合は、80%正しい方を選ぶと不正解になります。

そういう微妙な差に気づけるかどうかを問われているのです。

その微妙な差がどこに表れるかと言えば、たとえば「筆者の主張を踏まえているか」「筆者の根拠とあっているか」「程度は同等か」などに表れてきます。

まとめると、選択肢を正しく選ぶ3つのステップは、

  • 自信がある時は「一本釣り」
  • 自信がない時は「消去法」
  • 消去法で残った二つを「比較」「吟味」し、本文に近いものを選ぶ

になります。

この流れで、絞りこんでいってください。

2-2.読解をするときに着目すべき3大ポイント

次の着目すべき3つのロジックについても、注意してください。

2-2-1.同値

同じ値、つまり、同じ内容のことを違う言い方で表現しています。

たとえ話や、具体的な事例や、引用などですね。

もしくは、比喩表現も多く出てきます。

そのような部分があれば、「ここは同値だ」と理解しておきましょう。

2-2-2.対比

対比関係となる両者について述べていることもよくあります。

たとえば「今と昔」「アメリカと日本」「東洋と西洋」などです。両者とも具体的に書かれていることもあれば、片方だけしか書かれていないこともあります。

一方の立場だけを伝えている場合は、その逆の立場を類推する必要があります。

2-2-3.因果

結果を述べている時は、どこかで原因も書かれています。

原因と結果のつながりを探っていくことで、主張の根拠をふまえることができます。

根拠となるような原因を見つけたら、すぐに線を引いておきましょう。

以上が3大ロジックです。

筆者は、これらのロジックをどのように活かして持論を展開しているのか、という視点を持つと読解しやすくなります。

3.センター国語で9割突破するための現代文勉強法

ここからは、センター国語で9割を超えるための、具体的な勉強法について説明していきます。

評論と小説のそれぞれの解き方のコツについても触れていきます。

3-1.読解力アップのための漢字の勉強

ミスターステップアップでは、序盤の勉強を特に大事にしています。

序盤をちゃんとやらないと、中盤・終盤で伸び悩んでしまいます。

知識の種を育てる以前に、まずは脳の中に”知識の種”を蒔かなければなりません。

センター国語における、序盤に必要な”知識の種”は、漢字・現代文用語です。

語彙力は現代文の基礎にあたり、本文の読解にも大きく影響します。

漢字1問のミスで泣く受験生は、毎年8万人もいるのです。

実際、私の友人は、京都大学を1点差で落ちました。

漢字があと1問正解できていたら、彼は京大に合格していたのです。

取れるところで着実に点数を取っておくというのが、合格するための定石です。

現代文に限らず、全教科に共通する定石でもあります。

ですから、漢字・現代文用語の暗記については、中盤~終盤になって慌ててやるのではいけません。

必ず、序盤で半分以上終わらせましょう。

オススメしたいのは、以下の教材です。

『受かる漢字・用語パピルス』出口汪・著(学研)

大学入試受かる漢字・用語パピルス1467 (大学受験Vブックス新書)
出口 汪

学研

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3-2. 評論の解き方のコツ

現代文が苦手な人は、「どのように解いたらいいかわからない」といわれますが、解く以前に、問題文をきちんと読みこんでいないといけません。

それができていないまま問題を解こうとするから「解けない!」となるわけです。



では、本文を読むときはどこに着目すれば良いのか、何に気を付ければ筆者の主張を理解できるのか、その「3つのポイント」をご紹介しましょう。

これは国語力の高い低いに関係なく、小学生でも実践できる方法です。

https://www.youtube.com/watch?v=PT8ckMYk4s4?rel=0&showinfo=0

3-2-1.接続詞に着目する

「しかし」「だから」「したがって」といった接続詞が文中に出てきたら注目しましょう。

また、設問の傍線部分の中、もしくは前後に接続詞あれば、その役割を確認してください。

その接続詞をさかいにして、文章全体の前後関係がわかります。

どういう展開になっているか、どんなつながりがあるか、読み解くヒントにしましょう。

3-2-2.指示語に着目する

「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった指示語も、文中に出てきたら着目してください。

指示語が示す内容は、それ以前のどこかにあります。

ですので、さかのぼって見つけておきましょう。

指示語がずれていると誤読につながります。

指示内容をきちんとおさえて読めていると、本文の根拠をつかめるようになります。

3-2-3.助詞に着目する

助詞が違うだけで、意味するところが違ってきます。

たとえば、「私もサッカーが好きだ」と「私はサッカーが好きだ」では、伝えていることが異なりますね。

「私も」の場合は、他の誰かもサッカーを好きなのだ、と分かります。

「私は」の場合は、他の誰かはサッカーを好きではないが、と伝えている可能性が高いです。

傍線部分だけから判断するのではなく、助詞に着目することで、全体の文脈をくみ取れるようになります。

そういった目的をもって、傍線部分を読み解いてください。

やさしい問題になると、これら3つのポイントをきちんと押さえていれば、ほぼ正解を選べるようになります。

ですが、この3つとも傍線部分やその前後に含まれていないことがあります。

3-3.小説の解き方のコツ

小説を解くためのポイントは登場人物の心情にあります。

小説が苦手な受験生の特徴は、入試問題を読むときに主観的な読解になっていることが大きな原因です。

評論文に比べて小説のほうが読みやすい、もしくは普段から読書をしている時は小説を読んでいる、という受験生が多いのですが、小説では「あなたがどう思いますか?」というような感想を聞いているわけではありません

登場人物はどのように感じていたのか、という客観的な読解が必要になってくるわけです。

ですから、そういった客観的な姿勢で読むということは評論文であっても小説であっても変わりません。

特に小説では何が聞かれるかと言えば、登場人物、特に主人公の気持ちだというのが、ほとんどの問題に共通するので、その見抜き方を知っておく必要があります。

例えば、登場人物の気持ちが、うれしかったとか悲しかったという風に、直接的に書かれていてそれを出題するということはありません。

ですから、その気持ちを見抜くための手段というものを知っておく必要があります。

それがこの3つです。

1、セリフ 

2、行動

3、情景描写

その登場人物はその前後でどういったセリフを使っていたのか?

どういった行動を取っていたのか?

そしてその時に天気はどうだったのか?

それはどの場所で言ったのか?

そういった情景もセットでその登場人物の気持ちを見るための手段になるということです。

例えばセリフといっても、一言「バカ」という風に書いていたからといって、必ずしも嫌いというわけではありません。

好きだからこそ「バカ」って言った、好きだからこそ「キライ」って言ったということもありますね。

したがって、そのセリフ一つだけを見て、すぐに気持ちがこういったものじゃないかということを類推するのは危険です。

行動にしても同じですね。

泣いていると書いてあったからといって、悲しいのか、嬉しいのかということは、前後関係とセットで見抜く必要があります。

そして情景というのは、例えば主人公が暗い気持ちになっているのに、天気が快晴ということはあまりありません。

逆に主人公がポジティブな気持ち前向きな気持ちになっているのに、空が曇っているというようなこともありません。

むしろ、主人公の気持ちと情景というのはリンクしていて、主人公が立ち上がろうとした時には、光が差し込んでいたとか、天気は晴れていたというような形で、情景からも気持ちを見ることができるというわけです。

こういった気持ちというのは、直接的には見ることができないので、セリフ、行動、情景といった覗き穴からその気持ちを見てあげるというところが小説のポイントになります。

普段から読解していくときは、設問に関係しようがしまいが、そういった直接的な嬉しい悲しいのような気持ちであったりとか、セリフ、行動、情景というものを見かける度に線を引くなどしていくことによって小説を得意にすることができます。

ぜひやってみてください。

4.センター現代文のおすすめ参考書&問題集一覧

ここでは、センター現代文のオススメ参考書と問題集を紹介していきます。

4-1.センター現代文のおすすめ参考書

ミスターステップアップでは、『田村のやさしく語る現代文』田村秀行・著(代々木ライブラリー)という教材をオススメしています。

『田村のやさしく語る現代文』には、”現代文脳”に目覚めた、田村さんの考え方が100%ウツっています。

ですから、その考え方をあなたの頭の中に丸ごとインストールすることによって、現代文脳が目覚めた状態に飛躍させます。

考え方を丸ごとインストールするためのポイントは3つあります。

①ページ数が少ないこと

②説明が簡潔で分かりやすいこと

③筆者の思考回路が、100%、反映されていること

南極老人が、ありとありとあらゆる現代文の参考書(373冊)を調べた結果、これら3つの条件を一番満たしているのが、『田村のやさしく語る現代文』でした。

何度も反復練習をして、丸ごと頭の中にいれる練習をしてください。

田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式
田村 秀行

代々木ライブラリー

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4-2.センター現代文のおすすめ問題集

過去問の使い方に関しては、後の章でお伝えしますので、ここでは、現代文のオススメの教材を紹介します。

二次・私立に現代文が必要な人は、志望校の赤本(過去問)を解いてから、自分の志望校に合う問題集を選んで対策をしてください。

入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)
荒川 久志

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入試現代文へのアクセス 発展編 (河合塾シリーズ)
荒川 久志

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入試現代文へのアクセス 完成編 (河合塾シリーズ)
荒川 久志

河合出版

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これらの教材はすべて良書です。

しかし、あなたとの相性や志望校の過去問との相性もありますから、自分自身の”目”で選ぶようにしてください。

大切なのは、解説を読むことではなく、正解を考え、正解までのプロセスをきちんと辿ることです。

5.センター古文の勉強法

センター試験の古文は、年によって難しかったり、易しかったり、よく変化します。

古文の本文自体が難しすぎてしまうことも、よくあります。



センター試験は満点で200点満点なので、問題作成者は平均が110点から120点ぐらいになるような問題を作ろうとしています。

ですが、その予測が外れて、たまに130点を超えてしまうこともあれば、100点を切ってしまう年もあります。

そういった基準があるため、古文自体が難しい場合は、設問を易しくしたり、リード文を付けたり、注釈にヒントを入れたりする場合が多くあります。

そうやって、難しくなりすぎないようにバランスをとっているのです。

そこを見抜くことができれば、難しい古文であったとしても正解を出せるようになります。

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5-1.読解のカギは主語の把握

では、古文読解のカギへと移りましょう。

古文読解のカギは、主語の把握

まず古文単語、古文文法が終わっているのが前提として、話をすすめます。

古文では、主語や目的語がよく省略されます。

古文が苦手な人は、省略されているものが何かわからないから、ですね。

日本語は、主語を明示しません。

作者は、「言わなくても、わかるよね?」ってことなのですが、受験生はわからない。

5-1-1.テクニック

まず、1つ目の「テクニック」から説明しましょう。

人物名の後に点がついている時は、その人が主語になります。

また、人物名の後に助詞の「て」「で」がくると、主語は変わらないまま、です。

助詞の「を」「に」「ば」ど」「ども」の後は、主語が変わることが多いです。

たとえば、登場人物は、Aさん、Bさんしかいないとします。

Aさんが何かを言う。

「を、に、ば、ど、ども」がくると、つぎはBさんに変わります。

「を、に、ば、ど、ども」があると、つぎはAさんに変わります。

というように、交互に入れ替わるのです。

3行ぐらい読んで、わからない、とあきらめるのは早いんです。

どこか1か所でも、Aさんだ、とわかれば、その前後は、Bさんになる、その周りはAさん、とわかってきます。

文章の後ろまで読んでから、主語がわかり、さかのぼってこなければならないこともあります。

これらの法則を知っていれば、主語を特定できるようになれます。

5-1-2.敬語

2つ目に、「敬語」があります。

敬語を知っていると、主語を推測して特定できます。

動詞が、尊敬語の場合、主語は身分が高い人。

動詞が、謙譲語の場合、目的語は身分が高い人になります。

登場人物の全員の身分が高いと、例外になりますが、敬語は武器として知っておきましょう。

5-1-3.古文常識

3つ目は、「古文の常識」です。

昔の風習や常識を知っていれば、それで主語を推測できます。



たとえば、結婚の常識があります。

男性が3日間、女性のもとに通うと、結婚する、という流れがあるのです。

女性は待つしかありません。男性がくるのを、家の中でひたすら待つしかない。

顔とか、姿とかを男性に見せるのは、裸を見られるぐらい恥ずかしいことなんですね。

貴族の女性が、安易に外出することはありません。

どこかへ出かける、という話があれば、その主語はほぼ男性と思ってよいでしょう。

そういった古文常識を知っていると、それも武器になります。

5-1-4.リード文、注釈、設問

4つ目が、「リード文」「注釈」「設問」です。

古文の問題文のはじめに、人の名前がないまま物語が始まることもあります。

そんな時も、リード文や注釈に、誰のどんな話なのか、主人公の名前が記載されていることもあります。

「〇〇さんが、どこどこに行った話です」と記載があれば、主語がその人として話が始まるんだと、想像できます。

また、設問を読んで主語や目的語が判明することもあります。



たとえば、「傍線Aの部分で、〇〇さんはどういう感情か?」という設問があったとします。

本文の傍線Aの部分では、主語が誰なのかは書かれていなくても、設問に〇〇さん、とあれば、この部分は〇〇さんのことか、と理解できます。



このように、登場人物が二人いて、どっちがどっちかわからない時は、上記のいずれかの方法で、片方だけでも固定できれば、もう片方がおのずと決まってきます。

そのように、一つでも確定した情報があれば、そこからその前後へと情報を展開させ、そこから波紋のように情報を広げながら読み解いていってください。



本文から内容を全て理解しなきゃ、と思わず、本文の周囲を探せば理解が進むことがあるのです。

どこかにヒントがあるはず、と思って、探してください。

そこを突破口にして、理解を広げていけばいいのです

前から順にわかる必要もないですし、全部わからなくてもいいのです。



センター試験の出題者も、問題が難しくなりすぎないように調整しています。

ですので、古文では、本文にとらわれず、設問、リード文、注釈まで、広い視野で見て、注意深く読み込んでいってください。

6.センター古文のおすすめ参考書&問題集一覧

センター古文では、以下の参考書と問題集をオススメしています。

6-1.センター古文 オススメの参考書

古文の序盤の弁児湯えは、ある程度の古文単語と古典文法を暗記します。

序盤で覚える古文単語は200くらいです。

200語って少なすぎないですか?と思われるかもしれませんが、序盤は本当にこれくらいで大丈夫です。

その代わり、完ぺきに覚えるのです。

ページ数や単語数は少なくてもいいのです。とにかく完璧にやりきることです。

E判定からの一発合格勉強法
柏村 真至 武田 康 村田 明彦

中経出版

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マドンナ古文単語230 パワーアップ版 (大学受験超基礎シリーズ)
荻野文子

学研プラス

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古典文法については、以下の2冊がオススメです。

吉野式古典文法スーパー暗記帖 完璧バージョン: CD-ROMつき
吉野敬介

学研教育出版

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センター古文 満点のコツ[3訂版] (満点のコツシリーズ)
北村七呂和

教学社

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中盤からは、古語辞典を使います。

古語辞典を丸ごと頭の中にインストールするような形で使います。

ベネッセ全訳コンパクト古語辞典

ベネッセコーポレーション

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敬語について対策をするときにオススメなのはこの教材です。

吉野式スーパー古文敬語完璧バージョン (快適受験αブックス)
吉野 敬介

学研プラス

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暗記しなければならない知識はこの教材の18ページから36ページまでの、たった19パージにすべて紹介されています。
 
敬語が理解できれば、古文の読解力もさらにアップしますので、是非取り組んでください。

 6-2.センター古文 オススメの問題集

古典文法、古文単語、テクニック、音読、ストックを増やすための読書と進めた後、次の段階では、いよいよ問題演習に入ります。

古文の問題は、1週間あたり、最低2、3題は解きましょう。

私立文系の受験生で、古文に時間をさける人は、1週間あたり5、6題は解いてください。

文系の受験生には以下の教材をオススメしています。

古文上達 基礎編 読解と演習45
仲 光雄

Z会 (2006-03-10)

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古文上達 読解と演習56
古文上達 読解と演習56
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小泉 貴

Z会出版 (1991-09-01)

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基礎古文 (実戦演習)
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標準古文 (実戦演習)
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中堅私大古文演習 (河合塾SERIES)
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はじめの一歩古文読解問題集 (駿台受験シリーズ)
関谷 浩

駿台文庫

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7.センター漢文の勉強法

では、最後に漢文の攻略法です。

多くの受験生が漢文を捨てようとしますが、非常にもったいないです。

なぜなら、漢文はうまく勉強をすれば満点を狙えるからです。

漢文は、ゼロからスタートしても、ほんの数か月の勉強で、一気に満点が狙えるありがたい科目なのです。

では、漢文で満点を取るためには、どのような勉強をしていったらよいのか、解説をしていきます。

7-1.センター漢文の勉強法~基礎の句形と語句~

漢文は、基礎の句形と語句が何より大事になってきます。

『大逆転勉強法』にも、基礎こそゴール、と書きましたが、基礎をきちんと固めていれば、大きく失点することはないでしょう。

そのためにも、漢文の句形は必ず押さえておいてください。

句形を覚えていれば、その後は1~2か月も勉強すれば得意科目にすることができます。

漢文は基本的に、句形や語句をベースにして設問はつくられていると思ってください。

ですので、語句と句形に関しては、完璧な知識を入れていくことを心がけてください。

問題を解くときも、「何の句形を答えさせたくて、この設問をつくったのか?」という視点を持ってみるといいでしょう。

問題作成者の意図を考える、ということをしていくのです。

そうすると、「これは、あの句形についての問題だな」とか、「これは、あの語句について尋ねているんだな」といったことが傍線部分を見るだけでわかってきます。

そういう目線で見れば、2~3か所はすぐに見つかるでしょう。

そこを丁寧に紐解いていけば、選ぶべき選択肢が見えてきます。

漢文の場合は、特にわかりやすいですね。

何を問われているのか、何を試されているのか、そういう目で設問と向き合ってください。

漢文の「語句」と「句形」をガチガチになるほど完璧にしておけば、問題を見ただけで、すぐピンとくるようになります。

8.センター漢文のおすすめ参考書&問題集一覧

 8-1.センター漢文のオススメの参考書&問題集

ここでは、センター漢文のオススメの参考書と問題集を紹介していきます。

 8-1-1.序盤にオススメの教材

 序盤では句形の反復練習をしていきます。そのとき、句形の暗記にピッタリなのが以下の教材です。

 『句形と語法がわかる漢文基礎トレーニング』斉京宣行・著(駿台文庫)

句形と語法がわかる漢文基礎トレーニング (駿台受験シリーズ)
斉京 宣行

駿台文庫

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古文の文法と漢文の文法とが、対比されている点も素晴らしいです。
この本に出てきた例文を徹底的に暗記してください。
 
『大学入試ぶっつけセンター漢文』飯塚敏夫・著(文英堂)
大学入試ぶっつけセンター漢文―最短攻略!!必出句法86 (シグマベスト)
飯塚 敏夫

文英堂

売り上げランキング: 77,316
 
この本もおすすめです。
見やすいレイアウトで、必要な句形がギュッとまとまっているので、反復練習にもってこいでしょう。

8-1-2.中盤にオススメの教材

大逆転勉強法では、漢文は「4回基礎を固める」という方法をとっています。

というのも、漢文は基礎を完璧に覚えたはずが、いざ、別の例文で質問されると、答えられない生徒が多い、ということがあるからです。

違う角度から、4回基礎を固めることによって、漢文が楽しくてしかたがない科目になるでしょう。

是非やってみてください。

2回目の基礎固め

一目でわかる漢文ハンドブック (東進ブックス)
三羽 邦美

ナガセ

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3回目の基礎固め

漢文早覚え速答法 パワーアップ版 (大学受験VBOOKS)
田中雄二

学研マーケティング

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4回目の基礎固め

飯塚センター漢文講義の実況中継
飯塚 敏夫

語学春秋社

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9-1-3.終盤にオススメの教材

終盤には、過去問による問題演習です。

とにかく、過去問を解いて、実戦形式に慣れましょう。

次の①~⑤の流れに従ってください。

①最低10年分解くこと

②採点後、解説を読んで「なぜ間違えたか?」を分解すること

③問題文を、全文、書き下し文に直せること

④問題文は、全文、現代日本語訳に訳せること

⑤仕上げは、音読30回以上

問題を1問解くたびに、①~⑤の作業をすれば、漢文の濃密なエキスのようなものが吸収できます。

ぜひ、問題演習によって、”漢文脳”を目覚めさせてください。

9.センター国語の過去問の使用法

序盤から中盤にかけて、『田村のやさしく語る現代文』を頭の中に写し取ることができたら、センター国語の過去問演習を通して、解答力を高めていきます。

センター試験にのみ国語が必要な人は、さっそくセンター試験・過去問を解き始めてください。
 
現代文に関しては、センター試験予想問題集(河合塾の黒本、駿台の青本、代ゼミの白本)での練習は、それほど必要ありません。
 
過去問を完璧に理解するためのとっておきの方法を紹介します。
 
まず同じ過去問の問題集を2冊用意してください。
 
収録年数が多い『赤本』(教学社)か『黒本』(河合出版)がおススメです。
 
1冊は書き込み用として使い、問題を解くときや解説を読んで気づいたことなどがあれば、どんどん書きこむようにしましょう。
 
それぞれの問題に対して正解に至るまでのプロセスを答えられることを目標にします。
 
もう一冊はテスト用として使い、何も書き込みません。
 
完璧に理解したといえる状態になれば、何も書きこんでいないテスト用の過去問を使って、本当に正解に至るまでのプロセスをスラスラと答えられるか確認してください。
 
このトレーニングを少なくとも10年分完璧にやりきるようにしましょう。
 
すると、本文のどこが大事なのか、正解の選択肢をどのように選べばよいのかという感覚を会得することができます。

10.最後に~センター国語で9割突破するために~

現代文、古文、漢文と、分野毎に具体的な勉強法とオススメの参考書・問題集をお伝えしてきました。

国語は、本文を読むときも、問題を解くときも、着目すべきポイントがあります。

センター試験の国語は、着目ポイントをきちんと押さえれば、素早く正解を導きだせるようになっていきます。

ただ、やみくもに過去問を解きまくるのではなく、「出題者の意図をつかんでやろう!」というぐらいの気持ちで何度も練習していってください。


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