こんにちは。ミスターステップアップのゆばーんです。
今日は化学の教材”化学の早わかり一問一答”について紹介します。
この教材は4,5,6月の序盤の時期に進めるものです。
「基本事項の暗記をしたい」という人におススメ。
化学基礎と化学の計2冊あります。
文系の人は化学基礎だけを進めるようにしてください。
化学の勉強の全体像を知りたい方は以下の記事も読んでおきましょう。 ⇒【化学】偏差値44から東大京大医学部に合格した勉強法
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化学の早わかり一問一答の効果的な使い方を動画でレビュー
1.化学の早わかり一問一答の特徴と対象
この章では、化学の早わかり一問一答の特徴と対象についてお伝えしていきます。
1-1.本の構成
この教材には、教科書に載っている覚えるべき知識が全て一問一答形式で載っています。
例えば「イオン結晶の結晶を構成す粒子間の結合は何か→答え、イオン結合」という風に左側のページに問題、右側のページに答えが載っています。
だから、とても反復がしやすいです。
1-2.どんな人にオススメか
基本事項を暗記したい受験生におすすめの一冊です。
実際は化学基礎と化学でそれぞれ1冊ずつあるので2冊あります。
文系の人は化学基礎だけを進めるようにしてください。
1-3.メリット
どうしても分厚い参考書で解説が詳しいものだと、「どこを覚えたらいいのかわからない」という声が受験生からあがっています。
でも、この教材を使うとどこを重点的に覚えたらいいのかすぐわかるので、反復の時に暗記のスピードが格段に上がります。
『化学早わかり一問一答』が完成すると、暗記量はどこの大学でも通用するようになります。
1-4.デメリット
知識と知識のつながりは補えないので、そこは次の教材で補っていく必要があります。
しかし、知識を頭の中に入れないと、知識と知識のつながりも起きないので、まずは序盤の時期に『化学早わかり一問一答』に載っている基本事項はすべて覚えてほしいです。
2.化学早わかり一問一答の使い方 反復の3つのコツとは?
化学早わかり一問一答の反復の3つのコツについてお伝えしていきます。
2-1.小問をそれぞれ仕分けする
見開き1ページで1テーマ使われていますが、1ページ当たり10~14問あります。
反復をしながら、それぞれの小問に◎○△×の仕分けを毎回行ってください。
2-2.声にブツブツ出してやる
問題と答えをしっかり声に出してください。
例えば「一般的なマンガン乾電池の負極活物質はなにか 亜鉛」と風にです。
なぜ声に出すことが大事かというと、問題文に解答の単語の定義がそのまま書かれていることが多いからです。
例えば「熱運動」という解答語句については、「物質の構成粒子が絶えず繰り返している不規則な運動」と問題文に書かれています。
だから、しっかりと問題文を音読することで用語の定義を自分の中に取り込むことができます。
特に最初のうちは問題文の音読を重視してください。
ある程度反復のスピードが上がってくると飛ばしても大丈夫ですが、定義などが乗っている大事な問題は引き続き問題文も音読することをおススメします。
2-3.スラスラよどみなく答えられるようにする
私(ゆばーん)も受験生時代”化学の早わかり一問一答”を使っていたのですが、反復が終わった秋ごろにはほかの塾生と問題の出し合いをしたところ、問題文の途中で答えが出てくるぐらい反復していました。
それくらい本一冊を頭の中に入れていくと、必ずあなたの力になります。
2-4.問題数が多くて手が回らない人はどうしたらいい?
『化学早わかり一問一答』は問題数がかなり多いので、いきなり全部を反復しようとしたら大変かもしれません。
そんな時は、小問ごとにABCのランクがつけられているので、「難しい問題が多い」という人は、BCランクの問題は後回しにして、Aから反復してください。
それではこの『化学早わかり一問一答』で化学の基礎をバッチリ頭に入れていきましょう。
3.化学早わかり一問一答と併用したい参考書・問題集
『化学早わかり一問一答』は、暗記がベースの教材になっているので、ただ暗記をするだけでは問題が解けません。
そこでおすすめしたいのが、『らくらくマスター化学』というテキストです。
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化学の基本問題から簡単な入試問題までが約300題ほど収録されており、理論化学、無機化学、有機化学が一通り網羅されています。
ですので、計算演習が可能です。
このテキストを『一問一答』と併用することで、『一問一答』で覚えた知識を実際にどのように使っていけばいいのかが分かります。
『一問一答』では、計算演習が収録されていません。
大学受験の化学は計算が必要で、モルや物質量を求める時や、有機化学の物質名を答えさせる問題ではモル計算ができないと解けない問題もあります。
基本的に酸化還元や電池の問題は、全部モル計算です。
また、中和滴定や質量パーセントの問題など、さまざまな場面で計算演習が必要になってきます。
『らくらくマスター』はこれらの計算演習を網羅しており、かつ比較的解き易い問題が収録されています。
繰り返し7回8回と反復し、『一問一答』と『らくらくマスター』を完璧にするだけで、共通テストで9割以上は得点することができます。
また、偏差値60未満の大学でも、この2つの参考書だけで合格が十分狙えます。
それ以上の旧帝大や医学部を目指したい場合は、『らくらくマスター』の次に、『重要問題集』を解くことをおすすめします。
『らくらくマスター』が終わった後に、『一問一答』で暗記を常に維持し、『重要問題集』を繰り返し反復学習していきましょう。
『重要問題集』は、A問題(基礎問題)、B問題(標準問題)と分かれているので、まずは簡単なA問題から解き、後でB問題を解きます。
◎〇△×と仕分けして、7回ほど反復し、最後は過去問演習で『一問一答』と併用して進めてください。
『一問一答』を完成させるのは、結構時間がかかると思いますが、とても効果的です。
そして『一問一答』では、一対一対応になっている知識を覚えるだけではなく、特に右ページで補足されている知識、赤文字で補足されている知識なども覚えるようにしましょう。
昔、塾で杏林大学の医学部に合格したN君が、右ページの補足の知識も全部覚えることで、センター化学で97点を取ったことがありました。
N君のように、最終的に知識の細かいところまで暗記することで、化学は高得点を狙うことができるので、ぜひ右ページも覚えるようにしてください。
これらの参考書の具体的な併用の仕方については、例えば自分が知識問題を解いた時に、行き詰まって解けなかった時は、『一問一答』でどこの問題に載っていたかを確認するようにしましょう。
もし『一問一答』の中に載っていれば、「要注意」や「要暗記」という風に印をつけてください。
そして、普段覚えたつもりになっているが、実際に問題演習で出てこなかったので、そこをチェックするようにしてください。
また、過去問演習や模試、問題集を解いた時に、『一問一答』になかった知識は、B4白紙法でB4の紙に書くようにしてください。それを普段から持ち歩いて覚えましょう。
そうすることで、知識の網羅性が高くなり、『一問一答』に加えて新たな知識も覚えることができます。
『一問一答』の知識だけでもかなり知識のレベルで戦うことができますが、『一問一答』の中になかった場合は、新たな知識をB4の紙に書き加えたり、『一問一答』の中に書き加えたりしてください。
こうすることで、『一問一答』が自分だけのオリジナルのテキストに変わりますので、ぜひ自分の最強の暗記ツールとして使ってみてください。
『一問一答』の知識を完璧にすることで、難関大学の知識も網羅することができ、旧帝大医学部に合格する受験生が続出しています。
参考書の浮気をせず、一問一答を繰り返し何度も何度も反復して、ぜひ自分のものにしてください。
化学の勉強の全体像を知りたい方は以下の記事も読んでおきましょう。