こんにちは。
今日は、化学と物理をまったくの初心者の状態から勉強を始める人におススメのテキスト『化学と物理の基礎の基礎がよく分かる本』をご紹介します。
では、そのおススメ理由について説明していきましょう。
化学の勉強の全体像を知りたい方は以下の記事も読んでおきましょう。
⇒【化学】偏差値44から東大京大医学部に合格した勉強法
化学と物理の基礎の基礎がよく分かる本の解説です!
おススメ理由1:化学と物理の突破口、「単位」の理解が深まる!
理科は、他教科に比べて、独学が非常に難しい教科です。
「なかなか理解できない」「勉強してもわからない」という壁にぶつかると、そこでつまずいてしまいます。
さらに、「授業を聞いてもわからない」「教科書を何度読んでもわからない」という状態になってしまった時、理解のカギとなる突破口を見つけることが大事になります。
その突破口となるのが、「単位」です。
特に、化学と物理は「単位」の理解が浅かったら、
結局、何を言っているかわからない、
という状態になりやすいんです。
小学生、中学生のときから「単位」に関する理解の積み重ねがないと、
理解が浅いまま勉強を進めてしまいます。
たとえば、圧力や密度とは何か? を考えるとき、
圧力には「Pa」という単位を使いますが、
これは書き換えると「N/㎡」となり、
つまり、圧力とは、単位面積当たりにかかる力を表しているということになります。
同様に、密度は「g/㎤」のように表され、これは単位体積あたりの物質の質量を表していることがわかります。
化学であれば、「モル」という概念があります。
1molとは、アボガドロ数(6.0×10^23個)だけ集めてきた粒子の量を表しており、molを単位として粒子の個数や、質量・体積を表し、化学の量を測っていくために必要なものさしとなります。
このような「単位」の存在をちゃんと理解していないと、どんな問題を解いても何のことだかサッパリわからない、という状況になってしまいます。
もしあなたがそんな状況に陥っていたら、ぜひこの教材を頼ってください。
「単位」をしっかりと説明してくれるので、安心して使ってもらえます。
おススメ理由2:化学と物理の理解のカギを握る「単位換算」がわかる!
このテキストは、全部で3部構成です。
最初に、化学物理に共通の基礎の章があります。
この章だけでも読む価値があります。
化学と物理における基礎の基礎と言える部分になります。
この章で、特に読んでほしいのは「単位換算」です。
単位を、ある単位から別の単位に変えるときの計算方法が載っています。
「単位換算」をわかっているか、わかっていないかで、その後の理科の勉強の進み具合が全く違ってきます。
ですので、まず「単位」をしっかりと押さえてください。
おススメ理由3:基礎用語の詳しい説明とビジュアルで基礎が完璧になる!
もちろん、化学と物理のそれぞれの基礎についても詳しく説明しています。
といっても、教科書みたいに全範囲を網羅した説明ではなく、
入り口の部分をかなり詳しめに説明しています。
たとえば、化学分野でいうと、
- 元素と原子では、何がどう違うのですか?
- 化合物の表し方はどうしたらいいの?
- モルの概念って何ですか?
物理分野であれば、
- 浮力って何ですか?
- 圧力って何ですか?
- エネルギーって何ですか?
といった、基礎的な用語の概念も、丁寧に説明してくれています。
教科書だとさらっと済ましてしまうところを、
いろんな言葉で説明していますし、
ビジュアルもたくさん使われており、非常に読みやすくなっています。
物理や化学の突破口を見いだせない受験生や初学者の人は、
一度この本とじっくり向き合ってみてください。ひっかかっていた部分がほどけて、かなり進みますよ。
学校の理科の授業に全然ついていけないとか、
予備校の理科の講義で先生が何を言っているのかサッパリだ、
という受験生には救世主的な教材になるでしょう。
また、同様に初心者向けの本で『小・中・高の理科がまるごとわかる本』もおススメです。この本を先に読んでおくと、より理解しやすいでしょう。(※写真、リンク)
二冊とも勉強できたら理想ですが、そこまでの時間がないなら、『小・中・高の理科がまるごとわかる本』だけでもかまいません。
ですが、『化学と物理の基礎の基礎がよく分かる本』をやることで「単位」がわかるようになるので、できれば序盤期間のうちに一度は読んでおいてほしいですね。
一ヶ月もあれば十分に読めますし、集中すれば一週間以内で読めるでしょう。
文字も大きくて読みやすいので、ぜひこのテキストを活用していただければと思います。
以上です。
『化学と物理の基礎の基礎がよく分かる本』が初心者にオススメな3つの理由でした。
化学の勉強の全体像を知りたい方は以下の記事も読んでおきましょう。
⇒【化学】偏差値44から東大京大医学部に合格した勉強法