苦手科目に立ち向かう姿勢が身についた意外な理由

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チーム京大

創始者である南極老人から直接指導を受け、京大レベルの受験勉強を極めてきた講師陣3名(阿部大夢・岡本憩・村山由佳)の通称。京大・難関大にも通用する受験の極意を語ります

大学受験塾ミスターステップアップ、講師の阿部大夢(あべひろむ)です。

冷え込む朝もあれば、ふっと緩やかな風が吹く日もあり、

季節の変わり目を感じる今日このごろですね。

最近、塾には新しく入塾した生徒たちが少しずつ増えてきました。

先日、そんな彼らと自己紹介を兼ねて、

「モチベーションアップの会」で話す機会がありました。

今日はその時にお話しした、僕の少し恥ずかしい、

けれど大切な気づきをくれたエピソードをお伝えしようと思います。

▲新年度生モチベアップの会のようす

▲淹れたてのよもぎ茶をいただきながら

「大人っぽく見せたい」という背伸びから始まった気付き

実は、僕はもともとコーヒーが大の苦手でした。

それまで缶コーヒーしか飲んだことがなく、

「コーヒーって、こんなに苦くて美味しくないものなのかな」

とずっと思い込んでいたんです。

ところが、ミスターステップアップに入塾したある日のこと。

食事のあとにコーヒーか紅茶を選べる機会がありました。

その時の僕は、ほんの少し背伸びをしたかったのでしょうね。

「大人っぽく見せたいな」という、ちょっとした見栄から、

苦手なはずのコーヒーを注文してしまったのです。

運ばれてくるのを待つ間、

「あぁ、頼まなければよかった……」

と、心の中でこっそり後悔していました。

ですが、目の前に置かれたのは、

豆を挽きたてで、丁寧に淹れられた熱々の一杯。

せっかく出していただいたのだからと、意を決して一口飲んでみました。

すると、驚きました。

それまで知っていた味とは、まったく別物だったのです。

豆本来の香りと、温かな深み。

その日を境に、僕は少しずつコーヒーの美味しさがわかるようになり、

気がつけば苦手を克服していました。

「本物」との出会いが、決めつけていた世界を変えてくれる

似たようなことが、トマトでもありました。

「絶対に食べない」と決めていたほど苦手だったのですが、

食堂「ゆにわ」で出されたトマトが、あまりに瑞々しくて美味しそうで……。

一口食べてみたら、その概念がガラリと覆されたのです。

実は、こうした「食の苦手を克服すること」は、

受験勉強と無関係ではないのかもしれません。

食卓での「克服」が、苦手科目に向き合う心の土台になる

▲社員食堂ゆにわの、米粉のクリームシチュー

不思議なことに、食べ物の好き嫌いに向き合えるようになると、

勉強においても、苦手な分野や難しい問題に対して、

「じっくり腰を据えて考えてみよう」と思えるようになっていったのです。

一見、食事と勉強は遠い存在に見えるかもしれません。

けれど、自分がこれまで「嫌いだ」「無理だ」と避けてきたものに、

勇気を出して一歩踏み込んでみる。

その姿勢そのものが、勉強に向き合う心の土台を作ってくれるようです。

避けてきた自分と向き合うことの大切さ

これから受験勉強に励む皆さんも、

きっと苦手科目や、つい逃げたくなる壁にぶつかることがあるでしょう。

そんな時は、勉強以外のことでもいい。

自分が避けてきた小さなことに、ほんの少し向き合ってみてください。

それを一つずつ乗り越えていった先には、

合格を勝ち取ったあとも、どんな壁をも突破していける、

たくましい自分が待っているはずです。

この一年、勉強を通して、

最高に成長した自分に出会えるよう、一緒に歩んでいきましょう。

それでは、また!