英語長文読解の勉強法
英語長文の勉強法を動画で解説
「長文読解が苦手です」という相談をよくうけます。 長年、受験指導をやっていると、長文読解が苦手な生徒の共通点が見えてきます。 それは、
・単なる勉強不足
・国語力の不足
・英語に接する(時間と量との)絶対量の不足
ろくに英単語、英熟語も覚えてない。英文法もやってない。 「構文ってなんですか?」みたいな受験生には、長文読解どころではありませんから、 「そっちを先にやってください」と言うしかありません。
しかし、英単語も覚えた。英熟語も覚えた。 英文法もやった。構文も、あるていど、やった。 でも、長文読解は苦手です、という場合は、 やっぱり、英文音読&リスニングです。
英文音読&リスニングを、ちゃんとやるだけで、 英語に接する絶対量の不足は、補われます。 それと、現代文の勉強です。詳しくは、 拙著『大逆転勉強法』「現代文の勉強法」 をお読みください。
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そもそも、長文読解には、あなたのすべての英語力を活用する必要があります。
これまで紹介してきた、
①単語 ②熟語 ③音読 ④英文法 ⑤整序英作文 ⑥下線部和訳 ⑦構文 ⑧英作文
という英語力の8つの成分と、その8つの成分をつなぐ、国語力が必要です。
国語力を上げる最適なトレーニングは、現代文の勉強です。
もちろん、広い意味での国語力は、理系の知識(数学・理科)も文系の知識(歴史・地理・公民)も含みます。 「オレ、文系志望だから理科はカンケーねぇ」は、ありえません。 文系学部でも、「量子力学」、「光の屈折」、「遺伝子」などの話題が出題されたり、 理系学部でも、「十六世紀のヨーロッパ」、「南北戦争」、「中東問題」などの話題が出題されます。 いっけん受験に無関係そうな教科の勉強も、 実は受験に関係大有(おおあ)りだ、というわけです。
オススメの教材
さて。おススメの教材は、
- 『やっておきたい英語長文300・500・700・1000』杉山 俊一ら・著(河合出版)
- 『英語長文レベル別問題集①〜⑥』安河内哲也・大岩秀樹・著(ナガセ)
- 『頻出英語長文ベスト20』麻生裕美子・著(学研)
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英語長文の問題練習のめやすは、「100題解くこと」です。100題も解けば、それらの日本語訳を読むだけで、出題形式のみならず、知の全体像がつかめます。
たとえば、『英語長文レベル別問題集①〜⑥』をすべて解いたならば、約70題です。残りの30題は、終盤で、過去問を使って問題数を稼ぎましょう。
もちろん、もっと多いことが望ましいのは言うまでもありません。