こんにちは、ミスターステップアップの村山ゆかです。
今日は、医学部志望の塾生を対象とした面接対策の一環として、
「発声練習の会」を開催しました!
前回の面接練習で、
「面接官に好印象を残せるよう、明るくはきはきとした声が出せるようになるといいね」
という話が上がったのがきっかけです。
今回は急きょ、スタッフの大室さんに指導をお願いしました!
声楽経験者から学ぶ「脱力」の大切さ
大室さんは、ふだんは塾にはいらっしゃいませんが、
ミスターステップアップの母体であるグレイトティーチャー株式会社のスタッフです。
大学時代に声楽を専攻し、オペラなどを練習されていた経験を活かし、
「ぜひ塾生のために!」と、今回の指導を快く引き受けてくださいました。
練習会では、まず発声の基本的な仕組みから、
声を出すときのポイントまでを丁寧に教えていただきました。
その中でわたしがいちばんおどろいたのは、
「声を出すときには、力を入れるのではなく『脱力』することが重要だ」というお話です。
世界的な3大テノール歌手として名高かったパヴァロッティも、
「脱力が一番難しい」という言葉を残しているほど、じつは奥が深いのだとか。。。
(©️Decca classics 2021)
大室さんが実際に、力んだ声と力を抜いた声を実演してくださったので、
その違いははっきりと感じ取ることができました。
塾生のみんなからも、違いを実感しているリアクションが見られました。
一人ひとりの声が変わっていく実践練習
講義のあとは、さっそく実践です!
講義室の壁際に一人ずつ立ち、
「失礼します」「〇〇(名前)です」「よろしくお願いします」
と、面接本番をイメージして声出しをします。
他の子は、大室さんと一緒に反対側の壁側にいて、聞いています。
なかなか緊張するシーンですが、率先して前に立つ子たちもいました。
一人ひとりの実践を通して、全員の声の出し方がどんどんよくなっていきました!
1回目の実践では、
「早口で、息継ぎをせず一気に話してしまう」
「目線が下を向いてしまう」
「声は出ているけれど、相手に届ききっていない」
といった、それぞれの癖が出ていました。
それらに対して、大室さんが一人ひとりに的確なアドバイスをしてくださいます。
公開で練習しているので、ほかの塾生も真剣な表情で聞き入り、自分の課題と照らし合わせているようでした。
特に多かったアドバイスは、次のようなものです。
- 声を届けたい相手の、さらに2倍以上遠くへ球を投げるようなイメージで、声を遠くに飛ばすこと
- 自分の声で空間をすべて満たすようなイメージで、堂々と話すこと
- 目線を泳がせず、まっすぐ前を見ること
これらのアドバイスを受け、
以前の面接練習で声の小ささが課題だった塾生も、
明るく芯の通った声が出せるようになっていました。
今回は、最初の挨拶と名前を言うだけの短い練習でしたが、
第一声が変わるだけでこれほど印象が違うのか、、!!!と、わたしもおどろくほどの変化でした。
「もう一回やらせてください」勇気ある再挑戦
今回は、高校生の医学部志望の子にも声をかけ、練習に参加してもらいました。
はじめは緊張して、恥ずかしがってしまい、なかなか最後まで言葉を言い切ることができませんでした。
しかし、ほかの塾生たちの真剣な姿に心を動かされたのでしょう。
全員の練習が終わったあと、
「もう一回やっていいですか」と自ら名乗り出て、再チャレンジしてくれたのです。
最後は、しっかりと前を向いて、自分の言葉をはっきりと最後まで言うことができていました。
その姿に、見ているこちらも胸が熱くなりました。
練習が終わったあとも、ある塾生が大室さんのもとへ行き、
「じつは、自分の声が嫌いなんです」と相談していました。
大室さんは、
「声を出せること自体が奇跡なんだよ」
「とてもいい声をしているから、大丈夫!」と、
その塾生の背中を優しく押してくれていました。
今回の練習会を通して、塾生たちは技術だけでなく、
自信というかけがえのないものを手に入れてくれたように感じます。
今後も定期的に、このような発声練習の機会をつくっていきたいと思います!
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