ゴールを決めろ!
大学受験塾ミスターステップアップ講師の
与那嶺隆之(通称:よなたん)です。
今回は、英語長文ハイパートレーニングの偏差値10アップする効率的な使い方の解説をしていきます。
動画:【マジで伸びる】英語長文ハイパートレーニングの勉強法
英語長文問題集を使う時のポイント
英語長文ハイパートレーニング(以下、ハイトレ)以外にも、色々な長文問題集があると思います。
皆さんが既にお持ちの長文問題集でも同じように取り組んでいただいて良いので、ハイトレを使っている人も使っていない人も、長文問題集の使い方をしっかり学びましょう。
使い方を間違えてしまうと、一生懸命問いても成績が全然上がらないという大変なことになってしまうので、今回はポイントを3つに分けて、それぞれ大事な部分を紹介していこうと思います。
最初にお伝えすると、
- 1.問題を解く
- 2.解説を読む
- 3.音読をする
の3つですね。
多くの人は、問題を解いて答えと解説を読んで終わりになってしまうのですが、これでははっきり言って成績が上がりません。
その後の復習がすごく大切になってくるのですが、今回は特に音読にフォーカスして喋って行きます。
では、僕だったらこういう感じで解くといった流れを画面に沿って手順毎にお見せしていくので、そのイメージに沿って復習していただければと思います。
英語長文ハイパートレーニングの実践の流れ
では早速問題を解いていくのですが、制限時間が書いている場合は、時間を計って解くようにしてください。
記載がない場合の制限時間の目安ですが、15分〜30分前後の中から自分の状況に合わせて取ったら良いと思います。
それでは、問題を解きますね。
問題集を取り組む流れとしては、
- 1.問題を実際に解く
- 2.解説を読みながら精読をする
- 3.直読直解をしながら音読する
- 4.音読をしながら速読トレーニング
といった順番で行います。
問題集に取り組むまでの準備
問題集に直接書き込むのが嫌な人は、事前にページをコピーしておくと良いです。
僕の場合、復習をするときに答えが見えないよう、問題をコピーして別の紙に答えを記入しながら使っていました。
- ノートを別に購入して、答えだけ記入する
- コンビニなどで問題を印刷し、書き込みながら解く
どちらでも良いと思うので、用意しておくと良いですね。
1.実際に解いてから、答えあわせと仕分けをする
問題を解いたら、答えと解説(別冊)を読むというところまでは皆さんやると思いますが、ここがすごく大切です。
解説を読んだ時に間違ってたりするじゃないですか。
そういうところには、○とか×とか書いて、復習をした時に間違った問題がどれなのかがわかるように仕分けをしてください。
2.精読をして英語構文を覚える。
そしてこれから行う、精読が重要です。
解説に書いてある、それぞれの英文の文構造や文法ポイントをしっかりと読んで、
「これが名詞」
「これが形容詞」
「これは補語で目的語で修飾語句だな・・」
といった感じで、全ての英文の構文がわかっている状態にしてください。
精読には30分でも1時間でもかけて良いので、何となくで終わらせないでください。
直読直解をしながら音読
精読したら、次は直読直解をしながら速読トレーニングです。
安河治先生は、音読を推奨している方なので、CDの音声を使って実際に音読していきます。
まずはスラッシュが引かれているページを活用して、「英語を読んで、日本語言う」ということをやってみてください。(日本語訳が赤字になっているので、慣れてきたら赤シートで隠しながら取り組んでも良いです。)
「English is a langage (英文)」→「英語は言語である(日本語訳)」
「which is used(英文)」→ 「それは使用されている(日本語訳)」
「by a lot of people(英文)」→「多くの人々によって(日本語訳)」
「all over the world(英文)」→「世界中で(日本語訳)」
このように読んでいくのですが、音読をする時の注意点があります。
片言(カタコト)になってしまったり、単語をただ訳すだけにならないようにしてください。
(NG例)
「English is a langage (英文)」→「英語は言語(日本語訳)」
「which is used(英文)」→ 「使用される(日本語訳)」
「by a lot of people(英文)」→「多くの人々(日本語訳)」
助詞やつなぎ言葉も含めて、しっかりと音読するようにしてください。
(OK例)
「English is a langage (英文)」→「英語は言語である(日本語訳)」
「which is used(英文)」→ 「それは使用されている(日本語訳)」
「by a lot of people(英文)」→「多くの人々によって(日本語訳)」
前置詞等も含めて、ちゃんと訳すということですね。
そういった点も意識して直読直解に取り組んでいけば、内容を理解しながら英語を前から読んでいくということが、出来るようになると思います。
安河内先生は「最低10回音読しましょう」と書いているのですが、10回では足りないです正直。
恐らく安河内先生も、初心者の方向けに遠慮されて言っていると思うんですよ。
10回、20回、30回という風に、最終的には音読しなければいけません。
とはいえ、いきなりその回数を想定すると挫折する人もいると思うので、まずは12個の長文を全て10回ずつ音読して一周しましょう。
一周した後も、何回も何回も音読していかなければならないということです。
ひたすら音読をして速読トレーニング
ここまで終わったら、最終仕上げに入ります。
ハイトレの巻末に、英文と和訳が見開きで掲載されているページがあるので、ここを見ていきます。
最終的には、スラッシュがない状態で直読直解、スラッシュリーディングできるようになることが求められるので、このページで音読して直訳することを練習します。
英語のみを音読して、同時に頭の中で和訳ができているという状態を目指してください。
English is a language which is used by alot of peaople all over the world.
(英語は 言語である 使われている 多くの人々によって 世界中で)
自己流に走りすぎると、ついつい分かりにくい和訳で甘んじてしまう人が結構います。
ハイトレに書かれている和訳は、やはり内容が練られていて綺麗でわかりやすい日本語になっています。
なので一語一句一緒でなかったとしても、ちゃんとハイトレに書かれている和訳の通りに言えるようにしてかつ、前から読むということをできるようにしていってください。
それでは最後に、付属されている音声をどのように使いながらシャドーイングや直読直解をしていくのかをお伝えしていきます。
ハイトレの素晴らしいところは、音声が2種類あるというところです。
- ナチュラルスピード・・・標準的なスピードでの英文音声
- スラッシュリーディング・・・英文のスラッシュごとにポーズを入れている音
なので今回は、スラッシュリーディングバージョンの音声を想定して、実際に読んで練習しているところをお伝えしていきたいと思います。
音読していくときは、音声に沿いながら、①英文 ②和訳の順に読んでいきます。
(読むときに、日本語訳を手で隠しながら和訳していってください。)
音声:English is a language ①イングリッシュ イズ ア ランゲージ ②英語は言語である
音声:which is used ①フィッチ イズ ユーストゥ ②使用されている
音声:by a lot of people ①バイ ア ロットオブ ピープル ②多くの人々によって
音声:all over the world ①オール オーバー ザ ワールド ②世界中で
こういった感じです。
最初のうちは、指で日本語訳を隠しながら音読していきますが、慣れてきたらテキストを使わずに、音声のみでやってください。
音声のみでシャドーイングが出来るようになったら、歩きながら、休み時間、通学時間、作業をしながら、といった感じで隙間時間を活用しながら取り組んでみてください。
隙間時間でも音声を聞いて、何回も何回もネイティブと同じ発音・リズム・イントネーションを真似しつつ、内容もちゃんと考えながら音読をしていけば、ハイトレをやるだけでも、相当英語脳が鍛えられます。
- 隙間時間を活用する。
ハイトレは速読力を鍛えてくれる色んな仕掛けがされており、学習しやすくするための様々な配慮がされた素晴らしい教材だと思います。
前から英文を理解していき、早く読む思考回路が養成されていくので、是非とも使い尽くして、音読のやり方をしっかりマスターし、速読力を身につけてほしいと思います。
今回は英語長文ハイパートレーニングの使い方について解説をさせていただきました。
問題を解いて答え合わせをして終わるのではなくて、その後の音読まで徹底的にやっていただいて、文章内容をスラスラと理解できて、前からちゃんと理解しつつ音読することができる。
また、シャドーイングを繰り返し行うことで、最終的には音声のみで内容が理解できるぐらいになるまでやり込んでいただくと、リーディングだけではなく、共通テストでも配点が上がったリスニング対策まで自然にできます。
気付いたら何十回も音読を反復して、半分程度は暗唱できるぐらいになるまで、これらの英文を血肉に変えてください。
そうすると、皆さんの英語力は劇的に向上すること間違いないので、是非ともハイトレを使いつくしていただきたいと思います。
今回、音読のやり方や勉強法を解説したのですが、他にも色々な長文問題集で解説したりとか、直接伝授してもらうということが大事になってきます。
ミスターステップアップの通信コースでは、こういった音読のやり方をより詳しくレクチャーした動画を掲載したり、音声を通して実際に僕が一緒に音読トレーニングするプログラムを作っています。
また夏の短期合宿(スクーリングコース)では、直接マンツーマンで教えたり、実際にやり方を見ながら「こうしたら良いよ」と直接アドバイスをすることで、偏差値70以上の受験生がどうやって音読しているのかという感覚を伝授していく。
そういった指導をしているので、より英語を得意にしたい、音読のやり方を極めたいという方は、通信コースや、夏の短期合宿(スクーリングコース)をチェックしてみてください。
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今回はこれで終わりたいと思います。
あなただけのゴールを決めろ!よなたんでした。