雨の綾部で己を磨く

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キョウコ

キョウコ

塾スタッフ。塾生さんや、塾生の親御さんと、いろいろなお話をしながら、塾生と先生の間をつないでいきます。そうして見えてきた塾の魅力を、より多くのかたにお伝えしていきます! 

こんばんは、ふゆぴーです。

 

今日も綾部からブログをお届けしますね。

 

綾部は昨日に引き続き、シトシト雨が降り続いています。

 

綾部合宿は、朝起きてから夜寝るまで何時間でもぶっ通しで勉強できる環境にあるのですが、まったく寝ないで勉強をし続けても効率が悪いため、AM3時には就寝するのが基本ルールです。

 

そして、朝は6時に起床して、体操をして体をほぐしたあと、朝食。

 

 

朝食のあとは、再び、勉強漬けの時間の始まりです。

 

せっかく勉強だけに打ち込める環境に来ているので、みんな遅くまで起きて勉強していて、ほとんどの塾生は昨夜AM2~3時の間に就寝したようですね。

 

睡眠時間は3時間とかなので、10時頃には、睡魔に襲われる塾生が続出。笑

 

そこで急遽、ウォーキングに出かけることになりました。

 

 

 

ウォーキング途中には、ヤギがいたり、キレイな川が流れていたり、自然がたっぷりです。

 

 

僕が生まれ育ったところも、まあまあ自然が多いところでしたが、ここまで自然に囲まれた土地は久々に訪れた気がします。

 

まかないを食べている時にトンボが飛んできたり、このブログを書いている最中もスズムシの鳴き声が聞こえたりしているような場所ですから。

 

都会では、電車の音や道路を走る車の音など人工的に造られたものは、一定のリズムを刻むものが多いですよね。

 

しかし、綾部の自然から聞こえる音は、都会のように一定のリズムではありません。

 

また、人間も心拍数や体温の上下など、都会のように一定のリズムではなく、自然と同じで不規則なリズムの中で生きています。

 

なので、都会のように一定のリズムの中でずっと生きていると、人間は不調をきたすようになるという話を聞いたことがあります。

 

綾部に来て、2日目ですが、だんだんと体のリズムが自然と調和してくるようになりました。

 

これは自然の中にいるというだけではなく、この綾部ゆにわに身体をゆるめ自然に近づけるための数々の仕掛けがあることも大きな理由でしょう。

 

仕掛けの一つとして、たとえば、綾部ゆにわの建物は古きよき日本家屋の建築技法を使って建てられています。

 

神社などを建てるような宮大工の技があちらこちらに施されていて、釘を使わずに木の特性と活かす工法や石の上に柱を乗せる「伝統工法」と呼ばれる建築技法が随所に用いられているのです。

 

また、使われている木材も加工された木材ではなく、すべて天然のヒノキや杉なので、木材の心地よい匂いが鼻をくすぐりますね。

 

こんな施設で他のことを忘れて、勉強に没頭する機会がある塾というのは、日本でもここだけなのでは?

 

と思います。

 

そして、なにより塾生を支える多くの大人たち。

 

講師や運営に携わるスタッフはもちろん、楠葉から塾生のためだけにまかないを作りに泊まり込みで来てくれている飲食スタッフ。

 

綾部には来ていないけれど、たくさんの大人が塾生の成長を見守っているのがミスターステップアップという塾です。

 

そして、それは単に大学合格だけではなく、塾生の人生がより良いものになって欲しい。

 

そう真剣に考えている大人ばかりです。

 

綾部に来て毎日、まかないを作ってくれている飲食スタッフの夏梅さんの話にもありましたが、他の塾では大学合格を目的としているので、大学に入った先のことまでは教えてくれません。

 

そのため、大学に合格したら、そこで燃え尽きてしまう大学生がとても多い。

 

しかし、ミスターステップアップではたくさんの大人がいろんな角度から大学に行った後の世界や人生についての話が聞けるので、大学に行ってからどう世の中に貢献できるか?

 

と、考えている塾生ばかりです。

 

水泳の北島康介選手が大幅にタイムを短縮できた秘訣として、

 

「プールサイドにタッチするまでがレースではなく、プールサイドにタッチして後ろの電光掲示板を見るところまでがレースであると思うようにした。」

 

という話がありますが、大学合格をゴールにしている受験生と、大学合格はあくまで通過点と考えている受験生。

 

北島選手の話ではないですが、どちらがより志望校合格への力がつくかは明白ですよね。

 

ぜひ、この綾部で塾生がそれぞれ掲げている志望校合格までの力を磨いて欲しいものです。