【圧倒的】この暗記法が最強です|最短で参考書を完璧にする方法

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与那嶺隆之

与那嶺隆之

受験メディア最大級の「HERO ACADEMY」を通じて、数多くの受験生を合格に導いた通信教育のエキスパート。受験生より、絶大な人気を誇る。浪人時代に「勉強法を変えれば成績が上がる。受験は才能ではなく要領や工夫で決まる」と知り、自身の勉強法を工夫することで偏差値38から半年で偏差値70に到達、早稲田大学に合格する。

【動画】【圧倒的】この暗記法が最強です

【暗記は反復回数で決まる】

こんにちは、

大学受験塾ミスターステップアップ講師の

与那嶺隆之(通称:よなたん)です。

 

私は、浪人生時代に、偏差値40から1年間で早稲田大学に逆転合格して、

大学卒業後、理想の塾を探し求めていた時、

大学受験塾ミスターステップアップ(以下、当塾)に出会い、

現在は、当塾の専任講師として、365日塾で直接指導しています。

今回は「最短で参考書を完璧にする方法」について話していきます。



この内容は、実際に僕が受験生のときに偏差値30から最短で70まで持っていた勉強法です。

僕が塾講師をさせていただいている、ミスターステップアップでも多くの受験生が東大・京大学医学部や早慶のような難関大学に合格していて、最難関大学に合格している受験生が必ずしていて実践しきっているというすごい勉強法です。

多くの受験生の成績がなぜ上がらないのか、そこそこ学力があるのになぜ合格しきれないのかというときに重要なポイントがあって、それが今回の内容です。

つまり一冊の参考書を30分ぐらいの高速で回せるぐらいのスピードがないから、合格できないのです。

通称:白チャート(新課程 チャート式基礎と演習数学Ⅰ+A)



当塾(大学受験塾ミスターステップアップ)の塾生は、

白チャートおよび基礎的な問題集をを1年間で50周~100周行い、

徹底的な基礎力をつけます。

そのため、偏差値40から京都大学や医学部に逆転合格する生徒が多くいるのです。



▲当塾の卒塾生で、京都大学文学部に合格した村山さんの1年間使用した教材▲



一般的には、

1周するのに2~3ヶ月かかってしまうので反復できてもせいぜい

年間せいぜい3周くらいまでです。



このやり方であれば、

1年で30回程度反復可能なので、その差は10倍くらいですね。


今回は、なぜそのようなことができるのかという話をするので、成績を上げたい受験生はぜひ最後までみて学んでいただければと思います。

 

勉強法で最も大事なこと

 

結論でしかも一番大事なことをいいますと、

参考書などの反復を何回もして

「反復するたびごとにスピードを速めていき、より短い時間で反復をしていくこと」が必要です。

 

大事なことなのでもう一度簡単に言うと

「反復するたびごとにスピードを上げるべき」です。

 

受験生を指導していてありがちなのが、

例えば「数学Ⅱ・Bの点数が面白いほど取れる本」という共通テストレベルの数学の問題が100題くらい載っている問題集があって、「もう5回6回反復しましたよ」という人がよくいます。

「じゃあ100題解いてにセルフレクチャーという復習やるのに時間はどのくらいかかるの?」って聞いてみると、2、3時間かかってしまうと・・

 

うちの塾の基準で言えば、これぐらいの教材だったら

15分とか20分くらいで反復して欲しいですが、

実際にテストさせてみると100題するのに100分くらいかかっていて、

つまり1題1分かかっていますね。

 

通常の感覚ですと1題1分でも十分に速いのですが、

うちの基準で言えば1題は5~10秒くらいで解いていて当たり前です。

(もちろん、それを習得するまでは大変ですが、必ずできます!)

 

英語の単語帳の「ターゲット1900」だったら、

1900単語1900秒(=つまり1単語1秒)で言えるくらいの基準を目指して欲しいんですけど、

60個ぐらいさせてみたら3分(180秒)くらいかかっていて「それでは遅いよ」ということを強く教えています。

 

受験生には何が問題かというと、

単語を60個3分ぐらいで言えていることが

ベストだと思っているのが問題です。

 

成績が上がらないダメな2つのパターン

受験生に、

「1冊の参考書を7回以上反復してね」って伝えると

ほとんどの受験生が陥りな2つの負けパターンあって、

 

<成績が上がらないパターン①>

反復もしながら新しい範囲を進めるので反復する範囲が増えていけばいくほど、より手が回らなくなって新しい問題ができなくなる。慎重な人は復習ばかりやってやって進めない。

 

<成績が上がらないパターン②>

新しい問題をどんどん進めていくけど、復習をしていない。

 

これはどっちに転んでも成績は上がらないです。

 

これを解決してくれるのが、今回お伝えしていく、

「反復するたびごとに圧縮して、早くやっていく」という方法です。

 

英単語帳で暗記法を実践

では実際どんな感じでしたらいいのかというイメージが湧かないという人もいると思うので、

実際に英語の教材を使ってどういう風にスピードアップしていけばいいのか、

ということをお伝えしていきます。

まず参考書とキッチンタイマーを用意してください。

  • キッチンタイマーを必ず使う

 

例えばこの1ページに英単語が9個あって、このページを完璧にするというのはどういうことかというと、先ほど説明したように1単語数秒でしていくのですが、自分の感覚で解くのではなく数値化してください。

例えばみなさんがタイムを縮める努力をしている100メートル走の選手だったら、ストップウォッチを使わずにひたすら走る練習をしないですよね?

これは受験生も一緒で、1秒でも早く高速で言える訓練を常に客観的数値とともにやるべきです。

 

システム英単語の最初のページには9個の単語が載っています。

①follow:続く・従う②consider:思う③increse:増える④except:予想する・期待する⑤decide:決める⑥develop:発達する⑦provide:供給する⑧continue:続く⑨includ:含む。

例えば、「decideがちょっと迷ったな」と思ったら

「decide:決意する」と何度も繰り返し高速で言って

苦手なものをもっと早く言えるように練習をしてください。

 

1回目が9単語で12秒だったとして、

2回目やるときは、9秒で言えることを目標にして

何回も、何回も、練習してください。

 

「すぐに英単語を忘れてしまう・・」の対策法

 

すぐ忘れるという人がいると思うんですけど、

「いやいやもう完璧に1秒以内で言える訓練をするまでやって深掘りして落とし込んでないからすぐ忘れちゃうんだよ」って言いたいです。

完璧にグサっと刺さるぐらい覚えたらそんな忘れないということです。

 

さっきと同じページをもう一回練習してやってみますね。

 


僕はちなみに0.5秒で言えないと駄目だと思って解いたので、英単語9個だったら4~5秒でいいたいという高い基準でやっていました。

 

もっと練習すればたぶん1ページ4秒で言えると思うのですが、

そうやって反復するたびごとに成長しないと意味がないのでこのようにやって欲しいですね。

 

単語は暗記の基本なので、

他の教材の英数国理社すべての教材でこういった要領(タイムプレッシャーをかけて、毎回工夫していく)で暗記を進めるべきです。

 

【数学のセルフレクチャー方法】

次は数学の教材で話をしていきます。

「数学の点数が面白いほど取れる本」という今年うちの塾でオススメしてる本があって、数学も復習するやり方によって全く効率が変わってきてしまいます。

 

 

今回は、

数ⅡBの例題56を例に暗記法を実践してみます。

 

例えばわかりやすい例で微分のページを開くと、

こういった問題を普通の数学の勉強法ですると

通常、毎回書いて解きますよね?

 

 

例えばこのページだったら全部で3問あって、

書いて覚えてたらまあまあできる人でも2~3分ぐらいかかると思います。

 

毎回書いて反復する人

7×3=21で単純計算で20分ぐらいかかってしまうので、

ハッキリ言ってそれだと受験には間に合わないです。

 

もっと早く詰めて詰めて反復をしなければならないので、

うちの塾ではセルフレクチャーという数学の復習法をおすすめしています。

 

セルフレクチャーとは・・

セルフ(自分で)レクチャー(講義)するかのように解き方のプロセスを口でぶつぶつ説明していく復習法

のことです。

 

書かないためノートもペンも必要ありません。

 

公園で歩きながらでも、お風呂に入りながらでもできる、

暗記や復習にもってこいの勉強法なのです!

 

セルフレクチャーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

数学の問題で暗記法を実践

 

それでは、

今回は【例題56】を例にあげて、

セルフレクチャーの威力をお伝えしていきます。

 

【例題56】

 

【例題56(1)(i)】極限値を求めよという問題も、

手書きですると早い人だと10秒~20秒で解けると思いますが、

もっと言ったら毎回解くのではなくて、

「この極限値は2を代入する」と言えばもう終わりなのです。

 


実際書いてみたら、

解答は【例題56(1)(Ⅰ)の解答を挿入】2の2乗、-4×2なので。

「あとは計算すればいいだけ、という直前まで言う」という感じです。

 

この問題【例題56(1)(Ⅱ)】であれば、

因数分解して約分して3代入すれば解けるっていうやつですね。

 

例えばこの問題【例題56(2)の問題挿入】だったら

「平均変化率だから、平均変化率で出してこれを微分して、それイコールで結ぶってやったら答えてる」っていう話なんで、

これも慣れたら10秒ぐらいで解けます。

 

勉強後の記録の仕方

最初は丁寧に問題を解かないといけないので問題を全部やると、例えば3分かかるとします。

次の段階の復習するときはもう少しスピードアップして、解答の部分をもうちょっと削ぎ落として2分でできるようにします。

 

もっともっと突き詰めていくと、今僕が言ったみたいに

【ここに参考書の問題を挿入 例題56(1)(i)】を5秒で解く、

【例題56(1)(Ⅱ)】を7秒で解く、

【例題56(2)の問題挿入】を20秒で解く、

みたいな感じで速く速く解いていくために、タイマーで計りながら解いてほしいです。

 

そして今日が6月1日だとして、

全体セルフレクチャーするのに3分かかったとすると問題の横に

「日付(6/1) かかった時間(3分)」

を、書いておきましょう。

 

次に復習するときもタイマーで計って

セルフレクチャーをして解いて今度は2分かかったとします、

 

例えば1週間後にやって2分かかったとしたら

「6/8 2min(分)」と、書いておきましょう。

 

 

皆さんはこうやって毎回反復して記録した時間を、

次の復習でより早くやっていくぞという

「具体的数値目標を持って時間を切り詰める」で復習するときに

例えば、3分半かかっていたら、それは絶対にオッケーにしてはいけないのです。

 

1秒でも早く進めていくっていう風に目標を付けてやっていくことで、

より速く速くできていきますし、

「毎回早くやるぞ!」という意識だけでは数学はなかなか早くできるようにならないので、

 

最初は解答も丁寧に全部言ったらいいんですけど、

毎回毎回言っていくのを少しずつ減らしていって削ぎ落として、

ダイエットしていくっていう感じです。

 

このようにやっていくと速く言えるようになるので、勉強していってもらいたいと思います。